「四万十って、何もないんでしょう?」——移住を考えていると、必ず一度は言われます。約10か月暮らしてみた結論は、「ないものは確かにある。でも、想像していたほど困らない」。良いところだけ書いても信用されないので、不便な点も含めて6つ、できるだけわかりやすく正直に書きます。
1. 買い物 ― 日用品は市内で完結する
市街地の中村地区には大型スーパーが複数、ドラッグストアとホームセンターもあります。食料品と日用品の買い出しで困ったことはありません。ネット通販ももちろん対応します。ないのはスターバックスくらいかなと。夜は飲み屋さんも比較的早く閉まるので、深夜零時には、ちゃんとお家で就寝していることがおおいです。
2. 病院・子育て ― 日常の中で完結。市内の病院も多くあります。
病院はおおくあります。内科・歯科など日常の通院は市内で完結します。専門的な治療は高知市まで行く人はいますが、大抵は市内で事足ります。保育園・幼稚園などの子育て世帯には、子育て支援センター「ぽっぽ(施設名)」や幼児教育・保育の無償化や医療費の助成(18歳まで無料)など、助成制度も充実しています。
3. 通信環境 ― オンライン会議は問題なし
市街地は光回線が整備されており、在宅でのオンライン会議も途切れません。携帯は市街地なら主要キャリアが問題なく入りますが、山間部に入ると圏外になる場所があります。地図アプリは事前にダウンロードしておくのが移住者の常識です。
4. 車 ― 結論、必須です
通勤も買い物も車です。夫婦なら1人1台が基本。中古車は現地の販売店で買えるので、移住前に無理して用意する必要はありません。逆に、駐車場代はほぼかかりません。
5. 休日 ― 「行く場所」ではなく「やること」が増える
朝は四万十川沿いを走り、昼は近くの喫茶店や川を見ながらコーヒー。海まで車でも30分も走れば到着します。夏はカヌーやサーフィンに誘われます。夜は地域の人とごはん。映画館やライブに行く休日ではありませんが、予定が埋まらなくて困ったことは一度もありません。
6. 正直、不便なこと ― ここは隠しません
電車もバスも本数が少なく、終電の概念がありません。外食も服も選択肢は限られます。冬は思ったより冷え込み、家の断熱が弱いぶん室内が寒い。人との距離が近いので、ひとりで静かに暮らしたい人には合わないかもしれません。それでも私は、選択肢が少ないことを不幸だと思わなくなりました。
まとめ
「何もない」の正体は、「選択肢が少ない」ことでした。決めることが減るぶん、仕事と暮らしに集中できる。四万十で働くことに少しでも興味があれば、まずは話を聞きに来るだけでも大歓迎です。現地訪問とまち歩きも、こちらで案内します。