Public_【プレスリリース】熊本県大津町が複業人材を登用する実証実験で6名の登用を決定。CTOやブランドマーケターのプロなどとともに地方創生の先進的な事例化と発信へ

成功報酬無料のSaaS型複業マッチングプラットフォーム「複業クラウド」を展開する株式会社Another works（本社：東京都渋谷区、代表取締役CEO：大林尚朝）は、2021年9月21日、熊本県菊池郡大津町の役所内に複業人材を登用する実証実験で、即戦力の複業タレント4職種6名の参画が決定したことをお知らせいたします。複業タレントはオンラインでプロジェクトへ参画します。終了後には大津町から地場産品が贈呈されます。Another worksが推進する自治体での実証実験は全自治体連携15つのうち11例目となります。

総合政策アドバイザー：寺岡亮氏
マーケティングアドバイザー：小口潤氏、豊田啓道氏
広報アドバイザー：浅川淑子氏
DXアドバイザー：久野慎一郎氏、坂口賢司氏

連携の背景と概要

熊本県大津町とAnother worksは、2021年7月30日に「民間人材との協働による政策の推進に関する連携協定」を締結しました。本協定はそれぞれが持つ環境や資源、特長を活かしながら、有能な民間人材の知見や才能、実績等を協働事業に活用することで、公民連携を促進させ、政策の推進を目指すことを目的としています。

連携内容に基づき、Another worksが提供する「複業クラウド」でDX、マーケティング、総合政策、広報の4分野でアドバイザーの公募を開始しました。

そしてこの度、大津町と専門的な知見や実績、ネットワーク等のある人材とのマッチングを創出ができ、6名の人材の登用が決定されたのでお知らせいたします。各プロジェクトは9月中旬から2月末までの約6ヶ月間実施されます。複業タレントはオンラインでプロジェクトへ参画します。終了後には地場産品が贈呈されます。

今後もテックカンパニーとしてデータやテクノロジーを駆使しながら、組織課題の見える化とソリューションを提案していきます。同時に、行政での複業人材の登用を推進し、地方創生やSDGsに貢献しながら、複業を社会の当たり前にすべくサービスを拡大してまいります。

業務を開始する登録タレントの主な応募動機やコメント

前職で熊本県内の業務を実施した際に何度か市内を訪問し美味しい食べ物や雄大な熊本城などに圧倒されました。その業務が終了した数年後の平成28年熊本地震によって、熊本城もお世話になった庁舎も損壊した映像をテレビでみてショックを受け、いつか何かわずかながらでも熊本県のお手伝いをしたいと思い、今回の応募に至りました。
熊本は妻の実家で、大津町は妻の実家の隣町なので、実際に何度も訪れたことのある非常に縁が深い土地です。実際に、結婚のご挨拶をしに伺った際に、大津町のレストランにて妻のご両親にご挨拶をさせて頂いたのも良い思い出です。熊本が大好きなので、大津町のお役に立てればと思っています。
かつて観光PRで戦略的に対外発信した経験や、企業広報誌等で行った編集経験を生かし、町の魅力を最大限に生かす効果的な発信のお役に立てればと思い、今回応募させていただきました。

登用人材のプロフィール

・総合政策アドバイザー 1名
寺岡亮氏 /都内製薬企業勤務
大学卒業後、経済産業省に入省し、国内外の景気動向・中小企業の経済分析や税制関係の政策立案、業務改善に従事。海外留学を経て転職後、データサイエンスの道に転向。IBMなどで複数プロジェクトを経験したのち、現職ではデータサイエンスを中心に分析面からマーケティング・営業の高度化を図るためのプロジェクトをリードしている。また、福井県、奈良県三宅町のアドバイザーとして、ebpmなどデータ活用に関するコンサルティングにも従事。

・マーケティングアドバイザー2名
豊田啓道氏 / 株式会社オリエンタルランド勤務
株式会社オリエンタルランドに、東京ディズニーランドオープン１年前に入社、開業準備から運営体制構築までの創世記を経験する。以降、運営部門、営業部門等多岐に渡る業務を推進。東京ディズニーシープロジェクトでは、事業計画の取り纏め、その他シルク・ドゥ・ソレイユ公演のマネージメント、任天堂との新サービス開発など様々な新規事業プロジェクトを担当して来た。また、海外事業の経験では、上海ワンピーステーマパークの事業開発などに携わる。

小口潤氏 / 地方創生支援企業勤務
慶應義塾大学薬学部卒業後、新卒で総合広告代理店にて大手菓子や飲料メーカー、証券会社等のブランドマーケティングに従事。その後グループ内起業制度を活用し、2019年に地方創生支援会社として株式会社ROOTsを設立、取締役COOに就任。体験特化型ふるさと納税サービスをローンチ。サービス構築、マーケティング、広報PR等の責任者として活動。

その他、行政の事業立案・推進はじめ各種公募事業や補助金の獲得など行政課題解決を中心に、事業推進のみならずプロモーション支援も行う。最近は、地域と企業の新しい関わり作りとして、新規事業推進や実証実験誘致、連携協定のマッチングなどを推進している。

・広報アドバイザー 1名
浅川淑子氏 / 株式会社スパイラリングアップ　トップコンサルタント
慶應義塾大学卒業後、外国政府観光局の広報職として、メディア向けのPRを展開。その後、制作会社等で企業広報誌、WEB、雑誌等の編集企画を行い、のベ数百人への取材や記事執筆を通して媒体価値向上に貢献。2020年に独立後、現在は広報戦略のコンサルティングや、マネジメントコーチングに従事。その他、日本と中国の交流を目的としたワールドミセスチャイナコンテスト2020日本大会でグランプリを受賞し、2021年からは同事務局を務めるなど、国内外の地域交流活動も積極的に行う。2021年9月より、香川県さぬき市広報アドバイザーも兼任する。

・DXアドバイザー：2名
久野慎一郎氏 / 株式会社エイチ・アイ・ティ勤務
公的機関を対象に15年間で400件を超える「システム調達支援」の経験を有する仕様書作成・調達のプロフェッショナルとして従事。最近は、所謂DX関連の調達（RPA導入、電子決済システム導入、紙・メール主体での申請の仕組みの電子化等々）の仕様書作成支援のニーズに多数対応。システム調達支援では単にシステムの要件を定義するにとどまらず、各団体が目指すべき姿・あるべき業務の姿を共に描いた上で、問題点の発見・解決のための業務手続きの見直し（刷新）を実施する。役職員の業務改革への抵抗をなくすための説明・説得等の実施により、円滑なシステム更改（業務改革）を実現。調達手続きやプロジェクト等に関し役職員が内部決裁権者や関係機関などに対して確実に「説明責任」を果たせるよう支援することを得意とする。

坂口賢司氏 / 株式会社ProfitMakers 代表のほか株式会社ハンズオンなど数社
中規模SI会社入社、メガバンクの基幹システム開発に携わり、エンジニアとしてキャリアをスタートする。2014年に現在上場企業のクラウドソーシングプラットフォーム企業(ランサーズ株式会社)へCTOとして参画し、同プラットフォームの運営においてエンジニア部門を統括し、2015年にはB2BのCXM領域におけるSaaS企業に取締役CTOとして就任、同社の成長に大きく貢献。現在は同じく2015年に創業した株式会社ProfitMakersの代表取締役を務めつつ、株式会社ハンズオンの取締役CTOなど、複数社の取締役や顧問、NPO団体や地方自治体のアドバイザーを務めつつ、スタートアップへの投資やハンズオンでのスタートアップ/ベンチャー支援なども行う。

大津町長金田英樹様のコメント

熊本県大津町は阿蘇と熊本市の中間に位置し、農商工併進で発展してきた、適度な都市と田舎が融合する人口３万５千人ほどの町です。熊本空港やICに至近で、町内にはJRの駅が２つあるなど交通面でも恵まれた立地にあり、様々な子育て施策や企業誘致策などとも相まって人口増加率は全国でも屈指の伸びにある成長都市となっています。

一方で、人口が急増する中心エリアとは対照的に山間集落では過疎と高齢化が進んでおり、都市型と地方型の多種多様な課題が並立する「日本の縮図」であるとも言えます。こうした困難な状況において持続可能な発展を進めるためには行政の限られた資源や発想だけではなく、民間の創意工夫や仕組みを柔軟に取り入れていくことが必要だと考えています。

この度、各分野におけるプロフェッショナルの皆様のお力をお借りし、この大津町から全国に先駆けた先進的かつ有効な取り組みを開始・発信することで、町はもちろん全国を活性化できるような仕組みや制度を共に構築していきたいと考えています。

「阿蘇山に囲まれた、つつじが綺麗なまち」熊本県大津町とは

大津町は、熊本県中北部に位置する人口約3.5万人の町です。熊本市と阿蘇山の中間に位置し、東の山間部は阿蘇外輪山の山々が広がります。「日吉神社」は町の氏神を祀る神社で、「日吉神社つつじ園」は4月になると満開のつつじが見られます。西に位置する「昭和園」も同様につつじが咲く公園で、ともに「大津つつじ祭」の会場となります。
ホームページ：https://www.town.ozu.kumamoto.jp/