こんにちは!株式会社2WINSの採用広報担当です。
今回お話を伺ったのは、岡山大学工学部情報工学コースに在籍する加藤育子さん。現在大学3年生の加藤さんは、岡山にいながら東京のスタートアップである2WINSのプロダクトチーム・データサイエンスチームでインターンとして活躍しています。
2WINSに参加するまで、Pythonを本格的に使った経験はなく、そもそも長期インターンという選択肢すら知らなかったという加藤さん。
「地方にいるから挑戦できない」のではなく、「挑戦できる選択肢を知らないだけかもしれない」。
そんな自身の経験をもとに、地方学生が一歩踏み出すために必要なこと、リモート環境で成長するための工夫、そして2WINSで得た経験について語っていただきました。
加藤育子 / プロダクト DS team
岡山大学工学部 情報電気数理データサイエンス系 情報工学コース 在学。
2025年8月、2WINSにインターン生として入社。プロダクト領域において、データサイエンスからシステム開発まで幅広い領域を経験。分析・技術検証からプロダクトへの実装まで、データと開発の両面からプロダクトの成長に携わっている。
■「将来の夢がない」から始まった、情報工学への進学
――まず、現在通っている大学や専攻について教えてください。
岡山大学工学部情報工学コースの3年生です。大学では、C言語やPythonなどのプログラミング、統計学、データのアルゴリズムなど、AIの基盤になるようなことを学んでいます。2WINSではプロダクトチームのデータサイエンスチームに所属していますが、大学ではデータサイエンス専門のコースではないので、統計学など一部重なる部分があるという感じです。ちなみに、2WINSに来てから初めてPythonを本格的に使いました。
――そもそも、情報工学を学ぼうと思ったきっかけは?
実は高校生の頃まで、将来の夢がなかったんです。親からは「安定した仕事に就きなさい」と言われていて、公務員とか、資格を取って看護師になることも考えていました。でも、看護学生のインフルエンサーの方が発信されている内容を見て、「自分には無理だ」と思ってしまって。そこで、目指すものが一度なくなってしまったのです。
そのときに、「何もないんだったら、何でもできるじゃん」と思って。じゃあ一番好きなものに関わる仕事をしよう、と考えました。それがゲームです。ゲームを「作る側」になるには何が必要だろうと考えて、プログラミングを学ぼうと思い、情報工学コースに進みました。
――ちなみに、好きなゲームは?
「妖怪ウォッチ」が大好きです(笑)。
自分たちの世代って、前後の世代ほどポケモン一色ではなくて、妖怪ウォッチがすごく流行った世代なんです。そこにちょっとアイデンティティを感じています。普段はいろんなジャンルのゲームを遊んでいて、RPGやアクションゲーム、オンラインゲームなども好きです。
■「大学生のうちに、できることは全部やってみる」
――大学生活では、どんなことに力を入れてきましたか?
本当に普通の大学生活を送っていました。大学にちゃんと行って、アルバイトをして、サークルにも参加して。ただ、「大学にいるうちに経験できることは全部やってみよう」とは思っていました。例えば髪を染めてみたり、ポケモンセンターのように普段なかなか出来ないバイトに応募してみたり。そういう新しいことには結構挑戦していましたね。
■「長期インターン」という選択肢すら知らなかった
――そんな中で、2WINSを知ったきっかけを教えてください。
きっかけは、先輩の就活でした。先輩が就活で苦労している姿を見て、「自分にはアピールできる実績がないな」と焦るようになりました。大学では統計学やアルゴリズムを学んでいましたが、まだ基礎的な内容なので、「これって実際の仕事でどう使うんだろう?」という疑問もあって。
そんなときに、AIに関するイベントがあることを知って、「今学んでいることがAIとどうつながっているのか分かるかもしれない」と思い、友達と参加しました。
そこで登壇していた小川さんに、帰り際に声をかけてもらったんです。
🔻代表小川が岡山大学のイベントに登壇
AI×起業×学生の未来 岡大DS部と東大発スタートアップがコラボイベントを開催
https://venture.okayama-u.ac.jp/topics/1935/
話を進めていくうちに「東京のインターン興味ない?」と言われて。
「興味あります」と答えたら、「じゃあ来てみたら?」と。でも当時は大学2年生だったので、「大学3年生になってから考えます」と答えました。そうしたら、「大学2年生だからやらないの?」と言われて。それがすごく衝撃でした。
「この人たちは、大学何年生だからとか関係なく、やることをやっているんだ」と思って。それが2WINSに参加する大きなきっかけになりました。
そもそも、そのときは長期インターンすら知らなかったんです。周りにも長期インターンをしている人は全然いなくて、知っていたのは就活で参加する3日間や5日間くらいの短期インターンだけ。だから、本当に「衝撃の衝撃」でした。
■岡山から東京のスタートアップへ。最初は「好奇心」だけだった
――地方から東京のスタートアップに参加することに、不安はありませんでしたか?
参加する前は、あまりなかったです。
何をやるのかもよく分かっていなかったので、逆に「とりあえず行ってみよう」という好奇心の方が強かったですね。ただ、実際に働き始めてみると、アルバイトとは全然違うなと思いました。責任感も違いますし、期待してもらっている分、「もっと頑張らなきゃ」と思うようになりました。
それまで自分の中では大学が最優先で、アルバイトは「小銭を稼ぐもの」という感覚だったんですが、2WINSでの仕事は学業と同じくらい重要なものになっていきました。だからこそ、「大学を疎かにしてしまっていいのかな」という不安もありました。しかし、2WINSでは学業とはまた異なり、インターンという立場でありながら実務を通じて社会実装ができるので非常に貴重な体験だと思います。もちろん、大学生活も今しかないので、両立させることを意識しています。
■リモートワークで大切なのは「信頼関係」
――地方からリモートで働く中で、工夫していることはありますか?
一番大事だと思うのは、やっぱり信頼関係です。「この人に期待されているから頑張ろう」と思えることが、仕事のクオリティやモチベーションにもつながる。だから私は、実際に東京に行ってメンバーとの関係を作ることが、リモートで働く上でも大きかったと思っています。
最初に東京で働いたときは3週間、その後は2ヶ月ほど東京に滞在しました。実際に会って、「この人はこういう人だから、こういうふうに聞いた方がいいな」と分かるようになったことは、リモートに戻ってからも大きかったです。
――最初からオンラインで仕事をするのは大変ではなかったですか?
最初はもちろん緊張しました。でも、世良さん(データサイエンスチームマネージャー)が本当に分かりやすく説明してくださって。特に、タスクの指示書がすごく丁寧なんです。「分からないところがあったら聞く」というより、そもそも「分からないところがない」くらい細かく書いてくださる。だから、その指示に沿って進めるだけでも、ちゃんと仕事として貢献できました。
同じ時期に、同世代のメンバーもエンジニアに挑戦していて。しかも文系出身だったので、「文系からエンジニアなんてできるんだ」と衝撃を受けました。「自分も頑張らなきゃ」と思えたのも大きかったです。
■地方だから任されない? 「信頼を積み重ねれば、任せてもらえる」
――地方にいることで、任される仕事に違いを感じることはありましたか?
正直、最初はありました。加入したばかりで実績も信頼もなかったので、東京にいるメンバーに比べると、メインプロジェクトを任せてもらう機会は少なかったと思います。
ただ、それが悪いことだったとは思っていません。当時の自分は、細かく分解されたタスクの方が取り組みやすかったので、むしろ助かっていました。
最初は、データを分析しながら、施策の方向性を考えるような仕事から始めました。 その後、システムのバックエンドの開発を経験し、現在は学生服や体操服の製造販売する会社のプロジェクトにメインで関わっています。最近は自社HPの設計にも少し携わっています。
2WINSに入って、ちょうど今月で1年になります。この1年の、プロジェクト経験を通して少しずつ実績や信頼を積み重ねることができ、今では任せてもらえる仕事も増えてきました。なので、地方にいるからできないということはないと思います。
主体性があって、「やりたい」「コミットしたい」という気持ちがあれば、地方にいても十分活躍できる環境だと思います。もちろん、質問したいことを文章にまとめるのに時間がかかったり、返事を待つ時間があったり、テキストベースのコミュニケーションならではの難しさはあります。でも、それ以上に、信頼を積み重ねていけば任せてもらえるという実感があります。
■技術だけじゃない。2WINSで身についた「伝える力」
――インターンを通して、一番成長したと感じることは何ですか?
もちろん技術的な成長もあります。でも、それ以上に大きかったのは、自分の考えを人に分かりやすく伝える力です。これは大学に行っているだけでは、なかなか身につかないと思います。2WINSのメンバーは、みんな自分の考えを伝えるのが上手なので、一緒に仕事をする中で自然と影響を受けました。
もう一つは、「意識の高さ」です。「そこまでやるか」というところまでやる人が多くて。その影響で、普段の生活でも課題を早く終わらせるようになったり、自分から予定を入れてアクティブに動くようになったり。私生活での行動力もかなり上がったと思います。
■「できること」が分かるようになると、解決策が増える
実務を経験して、もう一つ変わったのが、クライアントの課題に対して、複数の解決策を考えられるようになったことです。大学で学ぶのはどうしても基礎や研究の視点が中心ですが、実務では「この課題をどう解決するか」というビジネスの視点も必要になります。以前は「どこまでできるのか」が分からなかった。でも、実務を通して知識や技術が増えると、「こういう方法も使えるかもしれない」と考えられるようになる。
例えば、何かを認識するという課題に対しても、以前なら座標を使う方法しか思いつかなかったところが、画像認識など別の手法を知ったことで、選択肢が増えていきました。特にクライアントプロジェクトでは、ヒアリングから参加して、自分で「どうすればこの要望を実現できるか」を考える機会が増えました。分からない言葉が出てきたら調べるだけではなく、自分が分かる言葉に置き換えて整理する。
そうやって少しずつ、技術だけでなく、実際のビジネスの中で技術をどう使うかを考えられるようになりました。
■初めて顧客と向き合った経験
ーー服飾の会社のプロジェクトは、具体的にどのようなことに取り組んでいるのでしょうか?
例えばSサイズしか用意されていない服を、M、L、LLなどに展開していく「グレーディング」という作業があります。それを自動化できないか、というプロジェクトです。
――加藤さんにとって、このプロジェクトはどんな経験になりましたか?
初めて顧客の方とやり取りをする機会だったので、最初はめちゃくちゃ緊張しました。でも、やっていくうちに「今この人はこういうことを求めているんだろうな」とか、「だからこういう説明をした方がいいな」とか顧客の立場に立って考えられるようになってきました。
――顧客とのやり取りの中で、印象に残っていることはありますか?
成果を出したときには、担当の方から直接「おお」と喜んでいただけたり、逆に「あんまり思っていたものと違うな」という反応をもらったりすることですね。そういう反応を直接感じられるのは、プロジェクトを進める上でのやりがいにもつながっていると思います。
■地方学生は「挑戦を諦めている」のではなく、「選択肢を知らない」
――最後に、地方の学生に伝えたいことを教えてください。
地方の学生って、「挑戦を諦めている」というより、そもそも選択肢を知らない人が多いと思います。自分もそうでした。東京で3週間インターンをして岡山に帰ったとき、周りから「大学2年生から東京でインターンしてるの?」「すごいね」と言われました。そのとき、ちょっと悔しかったんです。自分はたまたま小川さんに声をかけてもらって、「こういう選択肢があるんだ」と知ることができた。
でも、周りの人たちは、能力がないから挑戦していないわけではない。「そんな選択肢があること自体を知らない」だけなんじゃないかと思ったんです。だから、まずは「こんな選択肢があるんだ」と知ってほしい。そのためには、自分の未来がどうなるのか分からないということを、まず自覚することが大切だと思います。今の環境に満足していたら、なかなか行動には移さないので。そして、最初の一歩は何でもいいと思います。コンペに参加してみるのでもいいし、イベントに行ってみるのでもいい。もちろん、インターンでもいい。何か一つ行動すれば、そこから刺激を受けて、次の選択肢につながっていくと思います。
■「知らないだけ」なら、まず飛び込んでみる
――最後に、2WINSに興味を持っている学生へメッセージをお願いします。
とりあえずチャレンジしてみてほしいです。
私自身、ほぼ未経験の状態から始めることができました。それに、2WINSは堅い雰囲気がなくて、立場に関係なく意見を言いやすい環境です。「ここは違うと思う」と思ったことも言えるし、上の立場の人とも気軽に話せる。だから、インターン初心者にもおすすめだと思います。
そして、地方からでも挑戦できます。最初は「東京のスタートアップなんて自分には無理かも」と思うかもしれないけど、実際にやってみたら、意外と越えなきゃいけない壁は小さかったです。だから、「知らないだけ」なら、まず飛び込んでみてほしい。
それが、私から伝えたいことです。
【編集後記】
最後までお読みいただき、ありがとうございます!
今回のインタビューを通して感じたのは、「地方にいること」と「挑戦できないこと」は、決してイコールではないということです。
加藤さん自身、2WINSに参加するまで長期インターンという選択肢を知らず、Pythonも本格的には使っていませんでした。それでも、イベントへの参加をきっかけに一歩を踏み出し、岡山から東京のスタートアップに挑戦。現在では、クライアントとの直接のやり取りを伴うプロジェクトにも携わっています。
加藤さんが語ってくれた「地方の学生は、挑戦を諦めているのではなく、選択肢を知らない」という言葉は、地方に限らず、まだ自分の可能性を知らない学生にも届いてほしい言葉です。
大学で学んでいることを実務で試したい。未経験の領域に飛び込んでみたい。
そんな思いが少しでもあるなら、まずは小さな一歩を踏み出してみてください。
「自分も何か挑戦してみたい」「地方からでも実務経験を積んでみたい」
そう思った方は、ぜひ一度2WINSの環境を覗いてみてください。
メンバー一同、皆さんの挑戦をお待ちしています!