「合格通知書」だけで終わらせない仕事。少人数のプロフェッショナル・ファームで、生徒の人生に深く伴走しませんか
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アークカレッジ代表のノアです。
このページを開いてくださって、ありがとうございます。
このストーリーでは、私たちが「何をやっている会社か」よりも、「ここで働いていてどんな手応えを感じているか」を中心に書きたいと思っています。
サービス内容や指導手法の詳細は、別記事や公式サイトでたくさん語ってきました。だからWantedlyという場所では、もう少し内側の——日々何が面白くて、何にこだわっていて、どんな仲間とこの仕事をしていきたいのか、というところを正直にお伝えできたらと思っています。
(サービス内容や指導手法の詳細はこちら→https://note.com/ark_college)
私自身、慶應義塾大学のFIT入試にダブル合格して進学し、卒業後は世界最大手の化粧品メーカーでマーケティングの仕事をしていました。「ブランドを生み出し、世界中の人に届ける」という、刺激的でスケールの大きな環境でした。それでも私は、教育の現場に戻ってきました。
なぜ戻ってきたのか。そして、なぜここで働くことを「楽しい」と感じているのか。少し長くなりますが、お付き合いいただけたら嬉しいです。
マーケティングの現場から、もう一度「人」の前に戻ってきた理由
外資系メーカーで働いていた頃、私はマーケティングの面白さに本気で取り憑かれていました。市場を読み、ブランドのストーリーを設計し、何百万人という人の手元に届ける——あの仕事には、確かに自分の名前ではない「ブランド」の力で世界を動かす爽快感がありました。
ただ、ある時期から、自分の心が一番強く動く瞬間はどこだろう、と考えるようになりました。
振り返ると、私は「目の前のひとりが、自分でも気づいていなかった可能性に出会う瞬間」に、いつも一番ワクワクしている自分に気付きました。新卒の後輩がプロジェクトで殻を破る瞬間。インターン生が、自分の中にある言葉を初めて自分の口で言語化できた瞬間。あの「化学反応」が起きる場面に、私は何よりも価値を感じる人間なのだと。
そして思い出したのが、自分自身が高校生のときに「総合型選抜」と本気で向き合った時間でした。自分は何者で、何に怒りを感じて、何を社会に返したいのか。あの数ヶ月の自己との対話は、その後の私のキャリア全体の土台になっています。
「自分が一番ワクワクできる仕事」と「日本の若い人にとって本当に意味のある時間」が、ここで重なった。だから私は、外資の安定したキャリアを手放してでも、アークカレッジを立ち上げることに決めました。
楽しさ①:生徒ひとりの人生に、本気で深く関われる
アークカレッジは定員制を設けています。経営的に言えば、もちろん「拡大した方が儲かる」のは明白です。それでも私は、この数を頑なに守っています。
理由は単純で、「ひとりに、本気で関わりたいから」です。
総合型選抜の指導というのは、教科の知識を教える仕事ではありません。生徒の人生そのものに踏み込み、「あなたはなぜ生きていて、これから何を社会に返したいのか」という、本来なら20代後半でようやく向き合うような問いを、17歳の彼ら彼女らと一緒に掘り下げていく仕事です。
そこには「正解」がありません。一人ひとり、引き出しの中にあるエピソードも、抱えているコンプレックスも、家庭環境も、全部違います。だからこそ、ひとりの生徒のために何時間も思考を巡らせ、その子だけの戦略を組み立てる時間が必要になる。
数を絞っているからこそ、ここで働くスタッフは「目の前のこの子のためだけ」に頭を使えます。マニュアルを当てはめる仕事ではなく、「この子の人生にとって、今、何がベストか」を毎回ゼロから考える仕事です。
そして何より嬉しいのは、その関わりが「合格通知書」で終わらないことです。
入学した先で迷ったとき、就活で悩んだとき、社会人になって壁にぶつかったとき、卒塾生から連絡が来ます。「ノアさん、今こういう仕事してます」「あの時に考えた『なぜ』が、まだ自分の核になっています」と。
マーケで100万人にリーチした時の達成感とは、まったく別の種類の喜びです。狭くて、深い。何年も経って効いてくる、ボディブローのような充実感。これは、少人数で深く関わる仕事をしている人にしか得られない感覚だと、私は思っています。
楽しさ②:「なぜ?」を本気で楽しめる、知的にスリリングな仕事
アークカレッジの指導の核は、ソクラテス・メソッドです。
生徒が何かを言うたびに、私たちは「なぜ?」と問い返します。「なぜその大学なの?」「なぜそう思ったの?」「なぜ他の方法じゃダメなの?」——ネットから拾ってきたような借り物の言葉を一枚ずつ剥がし、最後にその子自身の核だけが残るまで、対話を続けます。
これは、教えている側からすると、実は最高に知的な仕事です。
17歳の生徒の視点は、私たち大人が「当たり前」と思っていたことを、ものすごい角度から揺さぶってきます。「気候変動」「教育格差」「地方創生」——どれもニュースで何度も聞いた言葉ですが、生徒が自分の経験を通して語り出すと、まるで初めて出会ったテーマのように立体的に見えてくる。
私自身、毎日のように「あ、その切り口は考えたことなかった」と頭を殴られる瞬間があります。指導しているはずなのに、自分の方が深く考えさせられている。この双方向の知的興奮こそ、この仕事の最大の楽しさのひとつだと感じています。
そして、私が外資のマーケティングで叩き込まれた「市場を分析する → 課題を定義する → ソリューションを設計する」という思考の型は、ここで完全に活きています。生徒の経験を「素材」として捉え、大学のアドミッション・ポリシーという「市場」と照らし合わせ、独自のストーリーとして「ブランディング」する——アークカレッジの指導は、まさに一人ひとりに対する超ハイタッチなマーケティングそのものです。
「正解のない問いに向き合う」のが好きな人にとって、ここは最高の遊び場になります。マニュアルを暗唱する仕事ではなく、自分の知性をフル稼働させて、毎回オーダーメイドの答えを一緒に組み立てる仕事。脳に汗をかくのが好きな人には、これほど面白い職場はないと自負しています。
楽しさ③:プロとして、自分の仕事に一切妥協しない潔さ
アークカレッジには、社内ルールがいくつかあります。中でも私が一番大事にしているのが、「添削や相談には、48時間以内に必ず返す」というルールです。
大手塾では、添削が返ってくるのに3日から1週間かかるのが普通です。でも、受験生——特に直前期の彼ら彼女らの思考スピードは凄まじい。私たちの返信が1週間後に届いた頃には、彼らの頭の中ではもう「バージョン3」が完成していて、私たちのアドバイスは噛み合わなくなってしまう。
これは、生徒の成長の機会損失です。だから私たちは、生徒が「今、ここで悩んでいる」と熱量を持って投げてきたボールを、その熱が冷めないうちに打ち返す。このラリーのスピードが、最終的な書類のクオリティに直結し、合格率に直結する。
正直に言うと、これはハードです。直前期には、ひとりの生徒から1日に3通以上の添削が飛んでくることもあります。それでも、このルールを死守するために、私たちは生徒数を絞り、アルバイト学生講師を雇わず、プロだけで運営する道を選んでいます。
「大学生のメンターでも回せるんじゃないですか?」と聞かれることがあります。確かに「話しやすさ」という意味では、年齢の近いお兄さん・お姉さんの良さもあります。でも、私が見てきた中では、経験の浅さゆえに指導がブレたり、生徒に迎合してしまったり、生徒から「前と言ってることが違うけど、怖くて聞けない」と思われたりするケースが多すぎました。
生徒の人生がかかっている局面で、私はそのブレを許せない。だから私たちは、プロだけで仕事をします。
この「妥協しない潔さ」は、外から見ると効率の悪い経営に見えるかもしれません。でも内側にいる私たちにとっては、「自分が魂を込めたと胸を張って言える仕事を、毎回出せる」という最高の働き方でもあります。
「お金のために、品質を下げて量を捌く」のとは正反対の世界。プロとしての矜持を、誰にも値切られずに守れる環境。これは、職人気質の人にとっては、本当に得難い場所だと思います。
だから、こんな人と一緒に働きたい
ここまで読んでくださったあなたなら、もう何となく伝わっているかもしれません。私たちが一緒に働きたいのは、こんな人です。
ひとつ目は、「ひとりの人生に深く関わることに、心が動く人」。スケールよりも深さに価値を感じられる人。100人に薄く届けるより、数人に本気で届けることに喜びを感じられる人。
ふたつ目は、「正解のない問いを楽しめる人」。マニュアル通りに動くのは苦手で、むしろ「なぜ?」を一緒に掘り下げていく時間にワクワクできる人。自分自身も生徒と一緒に学び、揺さぶられることを楽しめる人。
みっつ目は、「品質に妥協しないことを、誇りにできる人」。「これくらいでいいや」を自分に許せない人。手抜きをした時に一番落ち込むのは自分、というタイプの人。
経歴は問いません。元教師の方、塾講師経験者、海外大出身者、帰国生として自ら受験を経験された方、ビジネスの世界からキャリアチェンジを考えている方——どのバックグラウンドからでも、上記の3つに心が反応した方であれば、強く話を聞いてみたいと思っています。
逆に、「効率よくたくさんの生徒を回したい」「決まったテンプレートで指導したい」「自分は教える側で、学ぶ側ではない」と感じる方には、おそらくここは向いていません。それはお互いの幸せのためにも、最初にはっきりお伝えしておきたいことです。
最後に:「人生最初のプロジェクト」に、一緒に伴走しませんか
私はいつも生徒に、「受験は、君が社会で輝くための最初のプロジェクトだ」と伝えています。
ゴールから逆算する力、自分という人間を言語化する力、相手に合わせて伝え方を翻訳する力——これらは大学合格のためだけのテクニックではなく、社会に出てから一生使い続ける「武器」です。私はそれを、生徒に渡したくてこの仕事をしています。
そして同じことが、ここで働くスタッフにも当てはまります。アークカレッジは、生徒が成長する場所であると同時に、私たち自身が「ひとりの人間として、もう一段深く成長できる場所」でもあります。私自身、生徒に教えられ、揺さぶられ、毎年確実に新しい自分になっている実感があります。
たった6席の生徒と、それを本気で支えるプロが数名いる。それがアークカレッジの今の姿です。私たちは事業として急いで拡大するつもりはありません。でも、「ひとりの人生に対して、どこまで深く伴走できるか」の深さでは、誰にも負けたくないと思っています。
このストーリーのどこか一行にでも反応してくださったなら、ぜひ一度カジュアルにお話しさせてください。
「あなたはなぜ、教育に興味があるのか?」——きっとそんな質問から、私たちの最初の対話が始まると思います。
一緒に、生徒の「人生最初のプロジェクト」を伴走しましょう。お会いできるのを、楽しみにしています。
アーク・カレッジ代表 Noah.T