オフショア開発を手がけるインディビジュアルシステムズ(以下、IVS)の営業職は、基本フルリモートワーク。普段は日本から、画面越しにお客様やベトナムの開発メンバーと向き合っています。
そんな営業が、3ヶ月に1度は向かうのが、ベトナム・ホーチミン。
お客様を迎えて監査に立ち会ったり、新しいプロジェクトのキックオフを行ったり。仕事が終われば、現地メンバーと食事をしたり、休日には街を歩いたり。オンラインだけでは見えないものに触れながら、仕事も人との関係も前に進めていきます。
今回は、営業・塩見さんの7泊8日に密着。監査から新規プロジェクトの立ち上げ、現地メンバーとの食事、休日の過ごし方まで、ベトナムで過ごした1週間を追いました!
実際にどんな仕事をして、どんな時間を過ごしているのか。ぜひ、ベトナム出張の様子をのぞいてみてください!
密着レポートの前に:そもそも、なぜベトナムへ?
▍ベトナム出張って、何のため?
IVSは「日本のソフトウェア産業を、ベトナムとの協業のもと変革する」というミッションのもと、2002年の創業以来、日本とベトナムの両拠点をつなぎながら、オフショア開発を手がけています。
普段は日本からオンラインでお客様やベトナムの開発メンバーとやり取りをしながら、仕事を進めています。だからこそ、オンラインだけではわからないことも。
実際のオフィスの雰囲気や、現地メンバーの人柄。お客様にとっても、画面越しに見る開発環境と、実際に足を運んで見る現場では、感じ方が違います。
こうしたオンラインだけでは完結しない仕事を進めるために、IVSでは定期的にベトナムへ足を運んでいます。
▍出張では、何をする?
渡航の目的は、大きく以下の3パターンです。
- ① 研修・オンボーディング
早ければ入社3〜4ヶ月目からベトナム出張を経験します。
普段はオンラインで話しているメンバーと、初めて同じテーブルを囲む。仕事の話だけでなく、ちょっとした雑談を交わす。そんな時間を重ねながら、画面越しではなかなか築けない関係を、少しずつ深めていきます。
- ② 営業担当としてのプロジェクト推進・キックオフ
メイン担当を持つようになると、日本のお客様をベトナムへご案内する「アテンド業務」が中心になります。
開発体制を実際に見ていただき不安を解消したり、契約後のキックオフを現地で行ったり。お客様と現地メンバーをつなぎながら、プロジェクトをスタートさせます。
- ③ 監査の立ち会い
年に一度ほど実施される、既存のお客様によるベトナムオフィスのセキュリティや品質管理体制の監査。
現地での立ち会いはもちろん、お客様と現地メンバーの間に入り、スムーズな進行をサポートします。
▍実際、どのくらいベトナムに行く?
では、実際にはどのくらいの頻度で、どれくらい滞在するのでしょうか。
- 頻度:3ヶ月に1回程度(年間3〜4回)
- 滞在期間:1週間〜1週間半程度
前半2日:1社目のお客様対応 → 1日:社内業務・準備 → 2日:休日 → 後半2日:2社目のお客様対応
といったように、現地での仕事と社内業務、休日を組み合わせながら出張しています。
いよいよ密着。ここからは、リアルな7泊8日を追ってみます!
今回密着するのは、約20社のクライアントを担当する営業・塩見さん。7月24日から31日までの7泊8日で、2社のお客様を担当します。
1社目は、ベトナムオフィスのセキュリティ・品質監査。2社目は、新しく始まるプロジェクトのキックオフ。
仕事の合間には現地メンバーとの食事や休日もあり、まさに仕事とベトナムでの生活が入り混じった1週間です。それでは、Day1からスタート!✈️
▍Day1|PCを閉じて、いざホーチミンへ
17:45(日本時間)|羽田空港を出発
羽田空港を出発し、ベトナムへ。今回は一人での渡航ですが、日本の空港でお客様と合流し、一緒に向かうケースもあります。
基本は直行便、状況によってはトランジットを利用することも。機内食を楽しんだり、ゆっくり過ごしたりしながら、現地へ向かいます。
20:45(現地時間)|タン・ソン・ニャット国際空港に到着
約5時間のフライトを経て、ホーチミンのタン・ソン・ニャット国際空港へ到着。日本との時差は2時間なので、到着後もそこまで時間のズレを感じません。
空港からは事前に配車アプリのGrabで手配していたタクシーで宿泊先のAirbnbへ移動。夕食を済ませたら、翌日に備えて就寝します。
1社目のクライアント対応|セキュリティ・品質監査
▍Day2|お客様を迎えて、いよいよ監査スタート
この日のミッションは、ベトナムオフィスのセキュリティ・品質監査。日本から来たお客様に実際の開発環境を見てもらいながら、現地メンバーと一緒に監査を進めます。
ベトナムに到着した翌朝も、まずは日本のメンバーといつものオンラインミーティングからスタートします。
08:00〜10:00|社内ミーティング・オフィスへ移動
日本時間10:00、ベトナム時間8:00から、普段営業メンバーで行っているオンラインミーティングに参加。ミーティングを終えたら、タクシーでホーチミン市内にあるIVSのベトナムオフィスへ向かいます。
10:00〜11:00|お客様お出迎え・リラックスタイム
お客様がオフィスへ到着すると、現地メンバー手作りのウェルカムボードでお迎えし、社内のカフェスペースでベトナムコーヒーを飲みながらひと休み。
移動中の出来事など、たわいもない話をしながらもてなします。
11:00〜12:00|会社紹介・オフィス案内
オフィスのセキュリティ設備(入退室管理や監視カメラ、PCの持ち込み制限等)や全体の執務エリアをご案内します。
12:00〜13:00|現地メンバーとランチ
ベトナム人マネージャーや通訳担当も交えてランチへ。みんなでひとつのテーブルを囲んで食事をするベトナムならではの文化もあり、メンバー同士の交流も深まります。
この日は、シンガポールチキンライス(左)と、鶏肉と春雨を使ったベトナム料理のミエンガー(右)をいただきました。
13:00〜15:00|セキュリティ・品質監査ヒアリング
ここからが、今回の出張のメインイベント。「情報セキュリティ管理の手順は?」「過去の障害にはどう対応した?」など、お客様から具体的な質問が入ります。
現地のリーダーが回答する中、塩見さんは日本側と現地側の間に入り、認識やニュアンスにズレがないかを確認。事前に現地側とお客様側で確認事項やゴールを共有していたため、当日もスムーズに進んでいきました。
15:00〜18:00|日常業務・日本側との連絡
監査の第一弾を終えた後は、自席に戻って通常業務へ。日本のお客様や社内メンバーへのメール対応や、見積もりの作成など、普段の業務も進めていきます。
19:00〜|懇親会・会食
夜は、お客様・現地マネージャーと会食へ。
▍Day3|監査の振り返りから、次のプロジェクトへ
10:00〜12:00|開発現場の深掘りヒアリング
初日に引き続き、オフィスで監査の確認を進めていきます。実際の仕事の進め方や現場の様子を見ていただく時間になりました。
13:00〜17:00|振り返り・今後のプロジェクト議論
午後からは、監査のまとめと振り返り。ここでお客様からは、セキュリティ体制や運用フローについて評価のコメントをいただき、無事に監査を終えました。
…と思いきや、話はここで終わりません。
「今後予定している新システムの開発を、IVSのベトナムチームとどう進めていくか」監査の話から、次のプロジェクトの話へ。今回の出張が、次の仕事につながる時間にもなりました。
仕事だけじゃない。現地の街と文化を知る時間
▍Day4〜5(休日)|仕事の合間に、ベトナムの街を楽しむ休日
平日の仕事を終え、週末は少し仕事から離れます。
塩見さんは学生時代にベトナムへ留学していたこともあり、現地には今でも付き合いのある知人がいます。今回は久しぶりの再会で、ピックルボール(PICKLEBALL)という、ベトナムで人気のスポーツを楽しんだり、街を散策したりしながら、休日を過ごしました。
仕事で訪れるベトナムと、休日を思いっきり楽しむベトナム。同じ街でも、見える景色は少し違うのかもしれません。
出張の目的やお客様のご要望によっては、週末に一緒に観光へ出かけることもあります。アテンドで訪れることが多いのは、以下のスポットです。
- メコン川クルーズ|大自然とローカルな雰囲気を楽しむ
- クチ遺跡|ベトナムの歴史に触れる
- 市内観光|市場や歴史的な建造物を巡る
現地の街や文化に触れる時間があるのも、ベトナム出張ならでは。週末にお客様対応などで稼働した場合は、帰国後に平日の振替休日を取得していただきます。
2社目のクライアント対応|新規プロジェクトのキックオフ
▍Day6|日本からのお客様と、現地でキックオフ
10:00〜12:00|お客様をお出迎え・キックオフMTG
週末を挟み、再び仕事モードへ。今度は、新しく始まるプロジェクトのキックオフです。日本からお越しいただいたお客様2名を現地オフィスでお出迎えします。
実際に開発を担当するベトナム人エンジニアやリーダーも交え、プロジェクトの目的や全体像について、確認していきます。
13:00〜17:00|詳細な仕様の確認・開発目標の共有
午後からは、システムに組み込む機能や具体的な開発内容について議論します。
「どんなシステムをつくるのか」だけでなく、「なぜつくるのか」まで改めてチーム全体で共有。プロジェクトを同じ方向に進めるための時間になりました。
19:00〜|懇親会
打ち合わせを終えたあとは、現地のエンジニア・リーダー陣で食事へ。
▍Day7|開発体制を確認して、これからの進め方へ
10:00〜12:00|開発体制・役割分担のすり合わせ
いよいよ現地対応も最終日!帰国後に日本側とベトナム側がスムーズに開発を進められるよう、最後に役割や進め方を確認します。
13:00〜17:00|開発ロードマップの確認
午後は、今後の開発ロードマップや運用ルールについて最終確認。対面でのキックオフから開発内容、今後の進め方までを一通りすり合わせ、帰国後も同じ方向を向いてプロジェクトを進められる状態をつくります。
こうして、2社のお客様へのアテンドと現地での打ち合わせを終え、今回のベトナム出張における業務を締めくくりました。
19:00〜21:00|夕食・深夜便への準備
オフィスを出た後は、市街地でベトナムの国民食として知られるサンドイッチ、バインミーで夕食を済ませ、荷物を整えて空港に向かいます。
▍Day8|7泊8日の出張を終えて、帰国後はリモートワークへ
23:15(7日目夜)|タン・ソン・ニャット国際空港を出発
ホーチミンを発ち、深夜便で帰国します。
07:15(日本時間)|成田国際空港に到着・リモート業務再開
便の遅延もなく、朝7:15に帰国。そのまま帰宅して、仮眠を取った後、午後からは通常通り自宅からリモートで業務を開始しました。
移動も含めて充実した7泊8日。お疲れ様でした!
ベトナム出張を通して、実際に感じたこと
現地を訪れた塩見さんだからこそ感じたことを、いろいろ聞いてみました!
ーー実際に現地へ行ってみて、どんな手応えがありましたか?
やっぱり、お客様の不安をその場で解消できるのは大きいです!日本で「ベトナム拠点のセキュリティはこうなっています」と説明しても、なかなかイメージしづらい部分があります。
でも、実際にオフィスを見てもらって、エンジニアと直接話してもらうと、「この環境なら安心して任せられそう」と言っていただくことも多いので。
ーー現地に行くと、仕事以外の会話も増えそうですね。
そうですね。お客様からも、「車のナンバープレートが白と黄色で違うのは何で?」みたいな、現地に来たからこその質問が出てきます(笑)。こうした何気ない疑問をきっかけに、ベトナムの文化や暮らしについても知る機会が増えました。
また、社内の現地エンジニアたちとの距離を縮めてくれるのは「日本のポップカルチャー」です。ドラゴンボールのような定番作品が人気だったり、最近では葬送のフリーレンの話をしたり。恋愛リアリティ番組も人気で、ラブ上等の話をしていたら、日本人の僕より詳しいんじゃないかと思うくらいで(笑)。意外と共通の話題が見つかります。
そういう時間があると、仕事だけではわからない一面も知ることができて、一緒に働くメンバーとの距離も自然と縮まります。
ーー海外で働くとなると、語学力が必要なのかなと思う方もいそうですが。
言語については、特に心配する必要はありません。現地のマネージャーやコミュニケーターが日本語で対応してくれるので、仕事上のやり取りも基本的には日本語ですし、僕も、最近はAIの翻訳機能を活用しながら対応することが増えました。
それよりも、進め方や仕事のスタイル、性格など、文化の違いがある中で、「そういう考え方もあるんだ」とお互いの違いを理解しようとする姿勢のほうが大切だと思います。
ーー最後に、これからIVSに入る方へメッセージをお願いします!
IVSの営業は、案件を受けて開発チームにつなぐだけではなく、お客様とベトナムの開発メンバーの間に入り、関係する人たちを巻き込みながら、仕事を前に進めていく役割です。
海外のメンバーとコミュニケーションを取りながら、プロジェクトを動かしていく面白さは、今回の出張を通して改めて感じました。
海外に関わる仕事や、いろいろな人と一緒にプロジェクトを進めることに興味がある方には、カジュアル面談でぜひ一度話を聞いてもらえたら嬉しいです!お会いできるのを楽しみにしています!
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