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<vol.10>やってみてダメでも挑戦した意味はある

今回は千葉・茨城のエリア課長に話を聞いていきたいと思います。

___まずは入社の経緯から伺ってもいいですか?

以前は配送の仕事や自衛官、設計の仕事をやっていました。

もともと手に職つけて働きたいと思っていたので土木関係(ものづくり)の仕事とか楽しそうだなぁと思っていました。

前の仕事をしていたときに母親が体調を崩したのもあり地元に戻って働こうとハローワークに行ったときにヒラノを見つけたんです。

今でも覚えているんですが最後のページに掲載されていて、生き物も好きだし待遇面とかを見て「これだ!」と思ったんです。

___養豚業は思った通りの仕事でしたか?

いや全然違いました(笑)

豚ってベイブっていう映画あるじゃないですか?あのちっちゃい子豚のイメージしかなかったんですけど農場入ったらイメージの3倍は大きかったですね。

あれ?(もののけ姫の)オッコトヌシ様じゃない?みたいな…

でも入社当時、先代の社長から「子供は元気か?」って声をかけてもらったんです。

まだ入って末端の自分の家族構成を気にかけてくれていたことにビックリしました。

それまでは人間関係でうまくいかなかったりすることもあったのでちょっとしたことではあったんですが「頑張ってやっていこう。」と思いましたね。

___今でこそエリアの子豚から出荷まで全部を見られていますが、はじめはどんなことからスタートしたんですか?

最初は分娩担当として"種付け"と言われる業務を主にやっていました。

半年くらいはうまくいかなくて悩みましたね。豚って不満を言わないので…

それで自分だったらこの環境はどうかな?って考えて試行錯誤するようにしたんです。

やっていくうちに反応もわかってきて受胎率も80%を超えるようになって仕事が楽しくなっていきました。

あるとき業界の専門誌の取材を受けたことがあって気になって見てみたんですけど、他社は90%とかだったのを見て「俺全然ダメじゃん」って(笑)

でも、その前はもっと悪かったんで色々試してみて良かったとは思いましたし、その経験があって他の部分でも活きることがありました。

___今、大変なことはありますか?

さっき豚は不満を言わないので悩んだって言ったんですけど、人材育成が悩みです。

色々な考えを持ったスタッフがいるのでアプローチの仕方を色々やってそれでもダメなときもあり、豚よりよっぽど難しいです。

そのぶん強いチームづくりができてきたり、スタッフの成長が見れると嬉しいですね。

学校ぽいというか…自分、教師の経験ないんですけど。

___課長にとってヒラノはどんな会社ですか?

まだまだ発展途上ですけど挑戦する社風があるのかな、って思います。

去年で創業50年ですからね。昔ながらの待遇とか制度も残しつつも若い社長が最先端の技術とかをどんどん入れてくれるので「じゃあ、やってみよう!」ってなります。

<続く>

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