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Cynthialyインターンシップ体験記「地球の裏側から時差と業界を超えた取り組み」

はじめまして!2023年12月〜2024年2月までの2ヶ月間、エグゼクティブマネージャとしてCynthialyの就業型インターンシップを経験した森優希です。

インターン期間の終了時に、私に対して「引き続き当社で働いてくれないか」というありがたい提案を受けました。実務経験が一切ない状態からスタートし、どのようにしてこの短期間で目覚ましい成長を遂げることができたのか、そして時差をどう乗り越えて多様な業務タスクを遂行していたのかについて、皆様にご紹介したいと思います。

インターンを始めようと思ったきっかけ

私はヨーロッパの大学に留学している3年生です。現在、交換留学生として1年間を過ごしています。この期間中には、2学期目までの二ヶ月間の冬休みがあり、この時間を利用して何かこの2ヶ月という時間を使って、何か経験や成長を得られることを探していました。

そこで、留学生活の中で長期インターンシップに参加できる企業を探し始めました。特に長期インターンでは、将来に生かせる事、残りの留学生活中にも活かせられるような仕事がしたいと考えており、そこで思いついたのが、AI関連に関する仕事でした。

留学1学期目の授業を受ける中で、ChatGPTやBingなどの生成AIツールを頻繁に使用していました。というのも、授業の初めにA4で3枚ほどのスクリプトが配布され、
「15分後にこの内容をまとめてチームでプレゼンしてください」
というような場面がよくあり、時間がとにかく限られていたので、​​ChatGPTで文章の要約やアウトラインの作成などを生成してもらっていました。​​

日本にいた時は「ChatGPTは使わないでください」などと教授から言われており、私も実際使い方がわからなかったのであまり活用していませんでした。

ですが、ヨーロッパの学生たちは、授業中に生成AIを授業で活用して、短時間でタスクをこなしていました。これまで日本で生成AIをあまり使ってこなかった私は、ヨーロッパの生徒たちの使用方法に何度も驚かされながら、もっと自分も生成AIを活用したい、使い方を学びたいと思うようになったからです。

「語学」スキル以外を身につけるなら今しかないと思い、Cynthialyの長期インターンに応募しました。

Cynthialyを選んだ理由は、Cynthialyが完全オンラインでの勤務を採用しているため、同社が提供する完全オンラインの勤務環境が、留学生として対面参加が難しいことによって生じる、制限された仕事の選択肢という障壁を減らしてくれると考えたからです。また、自分の目指すキャリアがコンサルタントだったので、スタートアップで立ち上げに携われ、企業向けに生成AI活用の人材育成を並行して学べるのがとても魅力的でした。

インターンで行ったこと

インターンでは一言で表せないくらい色々な業務に取り組みました。私は2ヶ月という短い期間で、できるだけ多くのことを吸収し、学びたいという思いから、主にコンテンツチームに所属していましたが、他の部署のタスクも、部署間を超えてタスクをいただいていました。

一例をあげると、グローバルHPの作成です。

この仕事はどの部署にも属していなく、CEOから直々にいただいた仕事です。​​プロジェクトが始まった時、Cynthialyには日本語のHPしか存在せず、CEOのシリコンバレーへの海外出張が2週間後に控えている中で、短期間で英語版HPを作成しなければならない状況でした。

海外向けにHPを作成するにあたり、マーケティングなども日本と異なるので、単に日本語から翻訳するだけでなく、グローバルな視点で印象に残るHPを、構成から作成しなければいけませんでした。​​

このタスクがインターンが開始して最初に任されたタスクであり、もちろんHP作成の経験もなかった私は、「フレームワークって何?」「なんのコンテンツを入れればいいの?」と何もわからない状況でした。

私はまず初めに、リサーチ業務に着手しました。グローバルに展開する他の日本企業のウェブサイトをリサーチし、日本語版とグローバル版の違い、ビジュアルデザイン、ターゲットに対する魅力的な構成をマーケティング観点から分析しました。さらに、Cynthialyと類似性のある海外のコンサルティングファームやスタートアップのウェブサイトも研究し、どのようなコンテンツが必要かを考慮しながら、Cynthialyのサイト構成を計画しました。

リサーチをしながら、基本的なHP作成の方法やHP上のマーケティングを学び、構成の構築を行い、その後英語でスクリプトやコンテンツを作成しました。約1週間でHPの制作を行い、グローバル版HPとしてリリースをさせていただきました。

Cynthialy, Inc.
Cynthialy is dedicated to the mission of transformation a company's business through Generative AI. As your partner, we can provide development and training initiatives to foster the adoption of generative AI and support consistent AI implementation acros
https://cynthialy.co.jp/english


このプロジェクトに関連して、グローバルLinkedInアカウントの運営も担当しました。公式の投稿は全て英語で行いました。これは、サイトへの集客を強化することや、同じような活動を行っている海外企業との交流の目的で、投稿をするお仕事でした。

実務経験が初めての私は、このインターンに参加するまでライティングやSEOが未経験だったので、海外企業のLinkedInをリサーチしつつ、海外企業のLinkedIn運用を参考にしながら学び、効果的な投稿を行いました。効果的な投稿を行うために、運営をしながら閲覧率などを比較し日々勉強しました。

その結果、Linkedinを通して返信率が1%以下と言われている海外企業に直接メッセージをし、アポイントが獲得できました。

CEOから「海外出張で実際にお話ができたよ」と聞いた際には、私のアイデアや努力がちゃんと結果として形になったと達成感を感じました。

現在、アポが取れた会社からSNSを通じてコメントが来るようになり、Cynthialyと世界中で類似の活動を行っている企業との間でグローバルなネットワークが築けたことは大きな成果だと感じています。自分が作成したコンテンツやスクリプトによって、交流のきっかけに貢献できてよかったと思います。

さらに、このインターン期間中には、リサーチ業務や、生成AIのプロンプト(入力する命令文)のユースケースを約100個蓄積したりと、様々なタスクを経験しました。インターンでの最後の2週間では、「生成AIパスポート資格」受験者向けのコンテンツ作成を、企画書からスクリプト作成、そして動画で映し出される画像生成まで全て一人で行いました。

部署間を超えて業務を任せてくれるのは、Cynthialyのインターンシップの魅力の一つだと思います。このように様々なプロジェクトに参加することで、多角的な視点を持ち、様々なスキルを身につけることができました。


自分で成長したと思う点

一つ目は「タスクの本質的な目的を理解した仕事の取り組み方」です。

インターンを始めたばかりのときは、与えられた仕事を完遂することに集中し、目の前のタスクに追われていました。でもそれだと、常にその先のお客様やビジネスの事を考えながら仕事をしている社員さんと私との間に、ギャップがあることに気づきました。

私は、ただタスクをこなすだけではなく、仕事の背後にある本来の目的を理解する重要性を初めて認識しました。会社の全体像を把握したうえで、どのように貢献するのかを自分で仮説を立てていました。LinkedInで海外企業からアポイントが取れたのもこの視点のおかげだと思います。

また、インターン生に割り当てられる仕事や給与を、会社からの期待として捉えるようにしました。この期待に応えるため、期待値を超える成果を出すことを目指して努力しました。この取り組みが、未経験の状態からの成長につながったと考えています。インターン期間は求められている期待値以上を出せるようにと取り組んでいました。これが未経験からここまで成長できた要因の1つです。


2つ目は、「新しいことに挑戦する姿勢」です

インターンでは周りに優秀なスキルや経験を持った社員の方がいます。そういった環境の中にいるだけでも、「成長に対する姿勢」が変わりました。時折、異なるチームに突然配属され、「何もわからないけれど、とにかく前に進むしかない」という状況に直面しました。

このような経験から、自分自身で環境を理解したうえで、試行錯誤しながらスキルを習得していくことの重要性を学びました。部署や職種が異なっても、「やったことがないから」と諦めるのではなく、新たな挑戦を積極的に受け入れる姿勢を持つようになりました。

また、「作業効率を上げる」ことに対してアンテナを張り、キャッチアップする姿勢も身に付きました。サイクルを回す習慣が業務以外でも発揮できることがあり、日々の生活で、以前より効率的な方法を思考する癖が、インターンを始める前よりは身につきました。例えば日常会話で、相手が求めている回答を簡潔に伝えて、相手に出来るだけ多く喋らせるように工夫するようになり、以前よりも会話が盛り上がるようになった気がします。


3つ目は、「コミュニケーション能力」です

業務を通して、BtoBビジネス上でのコミュニケーション能力が成長したなと思います。オンラインで仕事をすることが初めてということもあり、より密なコニュニケーションや報告、進捗情報を頻繁にやりとりしていました。その上で上司には、より必要なスキルを求めて業務の一部を依頼したり相談したりできるようになりました。

今までは、「自分さえ能力を上げていければいい」と思っていたのですが、このインターンを通じて私自身周りの方に色々と支えてもらい、またインターン生同士で刺激を受けながら成長ができて楽しかったです。人の入れ替わりや、副業が多いCynthialyでは、「私がいなくなったとしても会社が回るように」とおっしゃった方がいて、協力、組織として働く意識を理解できました。チームワークの重要性をこのインターンで学んだので、今後も仕事で関わる人たちとのコミニケーションを大事にしていきたいと思います。


時差がある中でのマルチタスクとの関わり方

私は毎日CEOのフェイスブックをチェックして、会社の最新の動向を追っていました。これは、「タスクの本質的な目的を理解した仕事の取り組み方」で挙げた、背景を理解するための努力の一環でもあります。私は様々なプロジェクトや部署と関わりを持っており、多岐にわたって依頼が来るので、担当と違うチームからいつ依頼が来ても、背景を理解しているように努めていました。

特に私の場合、ヨーロッパに留学中で日本との時差が8時間あり、日本にいる社員さんとMTGを行えるのが一日で4時間ほどしかなかったので、MTGでタスクの前提やターゲットを説明する時間を短縮する目的で行っていました。

タスクが最も多かった時期には、異なる部門から同時に3つのプロジェクトを任されていました。そこで、Notionというツールを駆使して、タスクを効果的に管理しました。具体的には、タスクを明確に分類し、それぞれに優先順位を設定して、完了した作業と進行中の作業を区別しました。また、全ての業務に期限を設け、これをNotionで一元管理しました。

Notionの利用により、タスクの状態を瞬時に確認し、期限を守りながら成果を最大化する計画を立案することが容易になりました。ヨーロッパと日本の間には、8時間の時差が存在するため、タスクを受け取るたびにその時差を計算し、Notionで時差を考慮した納期を設定し、納期に間に合うように管理しました。

さらに、CEOからの助言で、日報にはその日に行ったタスクの記録だけでなく、直面した課題や考察も記入していました。これにより、単にタスクをこなすだけではなく、それぞれの作業から学びや改善点を見出すよう心掛けました。この方法により、効率的なタスク管理だけでなく、自己の成長にも繋がる有意義な取り組みを実現することができました。

最後に

以上が私のCynthialyでのインターン体験記です。

インターンシップは初めての経験でしたが、時差さえも乗り越えて、様々なタスクに取り組むことで、適応性、分析力、そして対人スキルの向上を実現できたと自負しています。

Cynthialyで過ごした時間は、オンラインでありながらも社員の皆さんとの距離が近く、報告や相談がしやすい、温かい環境であったことが、この短期間で多くを学べた大きな理由です。気軽にコミュニケーションを取ることができる文化が、私の成長を支えてくれました。Cynthialyでのインターンシップは、私にとって貴重な時間でした。

生成AIに興味がある方、新しいことにハングリーな方、この記事を読んで興味を持った方はぜひCynthiayのインターンシップにエントリーしてみてください!


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