私たちスマイルハウスは、とにかくイベント毎が大好きなグループホームです。クリスマスにお正月、ハロウィンに節分、さらにはバレンタインなども!さまざまなイベントに合わせてワークショップを開催したり、ホーム内を装飾したり、夜ごはんに特別メニューの提供も行っています。
そんなイベントを率先して盛り上げてくれるのが、いつもにこにこ笑顔が素敵な管理責任者の佐藤さん。どうしてスマイルハウスではこれほどイベントを行っているのか、具体的にはどのような感じなのか、気になる裏側を質問してみました!
ホーム内にはあっちもこっちもかわいい飾り付け
「ワークショップの開催だけでなく、一年を通して何かしらの飾り付けがありますね。これは全部佐藤さんが準備しているんですか?」
はい、木更津高柳・馬来田・長浦・市原の全4ホーム分のホーム内の装飾は私が飾り付けています。利用者さんが日々過ごすリビングや玄関を季節が感じられるような雰囲気にしたいなと思い、気づいたら年中何かしらの飾り付けをするようになっていました。
ワクワクする楽しい暮らしの場を
「飾り付け自体も大変かと思いますが、その前の装飾選びも大変ではないですか?」
そうですね、クリスマスなどのわかりやすいイベント時期は装飾も豊富で選びやすいのですが、特に目立ったイベントが無い時期は結構悩むことも多くて。なので、毎月どんな飾り付けにしようかなと、ダイソーやセリアなどの100円ショップを日ごろからチェックしていますよ(笑
季節に合わせて新たな飾り付けがあると利用者さんたちがワクワクするかと思ってやってます。スマイルハウスはみなさんのホームですから、せっかくなら楽しみながら生活して欲しいという願いがあります。実際に結構な頻度でリアクションがあって、頑張って準備した側としてはとても嬉しいですね。
“かわいい!”
“これどこで買ったの?”
“もうこんな時期なんだね~”
“もうすぐクリスマスか。今年は何が食べられるかなー!楽しみだなぁ!”
「利用者さんたちから世話人さんまで、毎回飾り付けが変わるたびにみなさんさまざまなリアクションがありますよね。この前は、相談員さんや訪問看護の方も“えー!すごいですね!”と褒めてくださってましたよ!」
本格的なワークショップイベントも開催
「これは母の日の時期に開催されたワークショップの写真ですね!ちなみに他のグループホームもこうしたイベント毎はよく行っているんでしょうか?」
他のグループホームでも、ハロウィンやクリスマスなどの大きなイベントはよく行われます。特に老人ホームやデイサービス系の施設では多い印象ですね。しかし、スマイルハウスのような障がい者向けグループホームでは、イベントにそこまで力を入れていないかと思います。
スマイルハウスだからこそ楽しめるポイント
スマイルハウスがイベントに力を入れるのには、2つの理由があります。
1つ目は、先ほど説明したように利用者さんに楽しんでもらいたいからです。障がいをお持ちの方がのびのびと暮らせるようサポートするのがグループホームの役目ですが、せっかくなら普通に暮らすだけでなくもっと楽しく暮らしてもらいたいのがスマイルハウスの想いです。そのため、限られた予算と人員の中でできる限りの工夫をしています。
そして2つ目が、他の障がい者向けグループホームとの差別化を狙うためです。近年、急速に障がい者向けグループホームが増えている中で、“スマイルハウスだからこそできることは?”を中心に考えた際に浮かんだのがイベントでした。
予算として別枠でイベント費を確保し、ホーム内の飾り付けや特別メニュー、ワークショップなどの企画を増やしていこうと本格的に動き始めています。
利用者さん一人一人の誕生日会を開催
「スマイルハウスでは、利用者さん一人一人のお誕生日会も開催していますよね?」
誕生日会を個別で開催しているのは珍しいです。〇月の誕生日会、といった形でまとめて開催されるケースが多いです。さらにスマイルハウスでは、利用者さんに何を食べたいか事前に確認して誕生日会のメニューを決めます。写真の利用者さんは、ホームでラーメンが食べたいとの希望でした。他には大きなハンバーグを食べたいという方や宅配ピザが食べたい方、興味のある海外の家庭料理を食べてみたいという方も今までにいました。
本人の希望があれば外食もOKです。ファミレスや回転寿司、焼肉食べ放題や地元のラーメン屋など、年に一度、自分の好きなものを食べられる贅沢デイです。しかも該当ホーム全員で行くため、入居者の数だけみなさん美味しいものが食べられるということで、誕生日月が近づくとみなさんそわそわしています(笑
固定概念にとらわれず、利用者さんと対等に向き合う
「利用者さんファーストの姿勢で、見るのも食べるのも参加するのも楽しいイベントをいつもありがとうございます♪改めてお伺いしたいのですが、佐藤さんが障害福祉サービスを提供する中で一番大事にしていることは何ですか?」
私が障がい者の方々と接する際一番大事にしていることは、決めつけないで話を聞くということです。
”知的障がいをお持ちだから“
“精神障がいをお持ちだから”
利用者さん個人個人の障がい特性や過去の事前情報は重要です。しかし、その情報ばかり気にかけ「〇〇さんはどうせわからないだろう」と一方的に決めつけて対応することがないよう注意を払っています。
障がいをお持ちでも、普通より不得手なことが多くても、彼らも私たちと対等な一人の人間です。謙虚な心を忘れず、頭でっかちにならないよう日々心掛けて彼らと接しています。
利用者さんのためにより良い自立のサポートを
「最後に、今後やりたいことを教えてください」
まだまだ理想論ですが、ホーム側でもっと自立のサポートができれば良いなと思っています。掃除を習慣付けたり、金銭管理が一人でできるようになったり、一人で簡単な料理を作れるようになったりと、入居した時より年月を経るごとに今後はできることを増やせるようになって欲しいです。
他のグループホームでは、まるで小学校の調理実習のようにオムライスを作るサポートをしていると伺ったことがあります。スマイルハウスでは世話人さんが手作り料理を提供しているため、ご協力いただいてワークショップのような形で料理イベントも開催できるかなと考えています。
ゆくゆくは、一人暮らしに向けたサポートがもっとできるようアパートタイプのホームも作りたいですね。予算も人手も足りないので、これからまだまだ頑張ります(笑
社内随一の仕事の速さでみんなを圧倒する佐藤さん。次のイベントも楽しみにしています♪
これからも素敵な笑顔でSMILEHOUSEの癒し担当としてどうぞよろしくお願いいたします!