創業から18年、これまで数千人の履歴書を見てきた中で感じたことがある。
それは、キャリアデザインの重要性だ。
この世の中、可能性は無限にあるし、挑戦する権利が無くなることもない。
しかしながら、高校や大学で子供達の将来に責任ある立場の人は、生々しい現実もきちんと伝えないといけないと思う。
例えば、先日1名の人員補充の求人を出しました。
ありがたいことに90名近くの応募を頂けました。
ただ、私も全員と会う時間は持ち合わせてなく、止むを得ず選択をしなければならなかった。
結局、私が会えたのは5名です。
約5%の方にしかお会い出来なかった。
でもこれは、弊社に限った話ではありません。
時間は有限ですし、大手や人気の企業程、全員と会うことは中々難しい。
じゃあその時何を見て、会うか会わないか選択をするのかというと、「履歴書」(職務経歴書を含む)しかありません。
◯ズリーチのCMじゃありませんが、「どんな仕事をしてきたんだろう」とか様々なことを想像しながら、判断をしています。
その時に思うことは、学生時代に「キャリアデザインをちゃんと考えていたんだろうか?」「なぜキャリアデザインについて教えていないのか」ということです。
そこでこの記事では、キャリアデザインについて今知っておくべきだろうなと思うことをまとめていきたいと思います。
一つの会社には、余程の問題が起きない限り、最低3年は在籍する
短期間で転職を繰り返している人は、入社してもすぐ辞める可能性があると思われやすい。
書類選考では、優先順位が下がる可能性が高い。
年齢を重ねていくと、最悪面接も受けることが難しくなっていく。
もし、特別な理由で止むを得ず短期間で退職しなければならなかったのであれば、出来る限り、合理的な理由を説明した方が良い。
そして何より、入社前に希望する会社、職種についてよく調べ、出来る限り大丈夫だという自信を持って、入社すべきだと思う。
特に最初の会社の選択はとても大事です。
アリババの創業者ジャックマーもインタビューで同じようなことを話されていました。
https://www.youtube.com/watch?v=DnyjBaYCaPY
1分58秒あたりから至極のアドバイスをしている部分。
参考にしてみて欲しい。
キャリアピークをどこに持っていくか
高卒であれば、18歳、大卒であれば、22歳から定年60歳くらいまでの現役期間約40年をどう過ごすのか
就活時にデザインをしていた方が良い。
私が考えるに、20代は可能性を広げる期間、30代から40代は結果を出して、しっかり評価を獲得する期間、50代からは、30、40代の実績を基に、後進の育成やリスクヘッジ等マネジメントで活躍し、現役生活を終えるというような、イメージでも持っておくと全然違うと思います。
多くの学生と接してきましたが、成果を焦りすぎていると感じます。
Youtuberやインフルエンサーの影響も往々にしてあるでしょう。SNS上には、若くして成功を掴んだ、もしくはそう見せることで生きている人が沢山います。
でも、あなたに同じことは出来ません。
まずは自分が何をしている時が幸せで、どうなりたいのかはっきりさせて、その目標にふさわしい努力をし続けることです。
20代の間は、失敗が許されます。上記のように一つの会社に3年と考えると、30代までに3回はチャンスがある。
その間に、自分の戦い方、評価のされ方を固めて、30.40代は刈り取る。
※この記事は、完成ではなく、時折ブラッシュアップしていきます。
内容が多少変わっていっても許してくださいね。