【もえやんがゆく】大手外資系コンサルを辞めて、セブ島ベンチャーでインターン。現COOの夢は、「自分の王国を作ること」。
こんにちは!日本はコロナウイルスのお話で持ちきりでしょうか。フィリピンは中国ほぼ全土からの入国を禁止したり、かなり厳しく規制を張ったおかげで感染者が少なく留められています。いつでもセブ島に避難しにきてくださいね。
さて、今日はVananaz Systems Inc. インターン採用から最短で社員へ、そして現在はCOOを勤める井上にインタビューをしてきました。爽やかな見た目とは大きくかけ離れ、圧倒的に尖っている井上COOのインタビュー、必読です。
プロフィール
COO 井上 祐貴
早稲田大学卒業後、大手外資系コンサルティング会社に入社。プロジェクトマネジメントオフィサーとして、内部業務プロセスの改善や資料作成などを担当。フリーランスとしてWebメディアのマネジメントを行う傍ら、ベンチャー企業の事業計画作成などの会計関連業務も請け負う。その後、ひょんなことからセブのモバイルアプリ開発会社 Vananaz Systems Inc.のインターンとして従事。Vananaz最短で正社員になり、2020年2月より現職。鶏口牛後をモットーに、日々マネジメント業務と会社の組織化に奮闘中。
学生時代、「この仕事じゃなければやりたくない」と内定前の会社に訴えるほどに、生意気だった。
ー井上さんのことについて教えて下さい。
大学時代はとにかく生意気でした。大学3年次にフィリピンのマニラに1年間、マーケティングや品質管理を学びに交換留学をしていたんですね。そのときにマニラで活躍する起業家を集めたイベントを行ったり、アクティブな学生時代を過ごしていました。
就活時には、前職となるアクセンチュアに対して、内定前に「この仕事じゃなければやりたくない」と言ったことを入社後に配属先の上司に伝えたら、すごく怒られました(笑)。就活していたときは、起業を視野に入れていたので、必ず「3年以内にやめるので、それでもよければ入社させてください」と言っていて。それでも「入社後に考えたら良いよ」と言ってくれて入社したのがアクセンチュアでした。今考えても本当に生意気ですね。心の広い方々に恵まれたと思っています。
ーなるほど…!どうして起業をしたいと思っていたのでしょうか?
叔父が自分でビジネスを行っていたり、親戚に経営者が多かったんです。母親から「今からこの県に行って起業してくるね!」という連絡が来るみたいな、勢いのある家庭で(笑)。
それから、僕は”お金に左右される意思決定”をなくしたいと常々思っているんです。例えば、「アイス食べたいけどハーゲンダッツは高いから、今日は違うものを食べよう」みたいな迷いを断ち切りたくて。アイス食べたかったらノータイムでハーゲンダッツを選びたい。そこがモチベーションだったりします。
それに紐付いて、良い”ビジネスモデル”を常々探していて。マニラに留学していたときに出会ったパートナーに、ビジネスモデルとセットで「一緒に起業しないか」と誘われました。そのチャンスを掴みたくて、実は1年でアクセンチュアを辞めてしまったんです。理解のある前職の方々に感謝しながら、現在はVananazの仕事をしながら並行して起業準備を進めていて、夏にはサービスがリリースされる予定です。
自分色に会社を染め、自分色で仕事を進められるのがVananazの魅力。
ーVananazとの出会いは?
実は今のビジネスパートナーと、初めはセブ島で起業しようとしていたんです。フリーランスをターゲットに、セブ島でCo-Living事業をやろうかと思っていたのですが、実際にセブ島にきてみると現地に定住しているフリーランスがあまりいないことに気づきました。それで、その計画は一旦白紙になって、僕とパートナーでクライアントを探しているときに、ファウンダーである中尾と出会ったんです。
ーVananazに入社した決め手はなんでしたか?
今立ち上げようとしている会社の仕事をVananazからあげるよ、と言われたんですね。単純に仕事をもらえるというところと、組織フェーズも鑑みてジョインを考えました。それから、中尾とは絶対に合うなと思っていて。僕は0→1よりも、1→10が向いている、2番手タイプなんですね。ビジネスパートナーや中尾は圧倒的な1番手タイプなので、それがいいなと。まずはインターンというステータスで入社を決めました。
ーVananazはどんなところが面白いですか?
やはりなんでもやらせてもらえる、やらされるというところでしょうか。本当に色んなことができますよ。会社の経営に関わる部分に関してもまるっと任せてもらえますし、いわゆる若いうちから裁量大きくやれるというのはベンチャーならではですね。
一方でベンチャーの難しさも感じていて、もともと大手にいたのもあって、本当に会社がなにも整理されていないと感じます(笑)。仕組みという仕組みがなくて、何から手をつけていこうかなという感じです。逆に言うと自分色に染められるというのは楽しいですね。自分の色で仕事を作れる、進められるというのはとっても面白いと思います。
Vananazを通して雇用を生み、その人らしい仕事を与えてあげることをしていきたい。
ーフィリピン人メンバーと仕事をする上での気付きはありますか?
そうですね、「1伝えたことが、1しか伝わらない」というのはかなりカルチャーギャップだなと思いました。伝えたことが、伝えたとおりにしか伝わらない。空気を読んだり、その先を読むといったことをしないカルチャーなので、すべてを言語化しなければいけないところには苦労しました。一方でVananazのフィリピン人メンバーは優秀なメンバーが多いので、とても刺激的です。もっともっと仕組み化して、優秀なメンバーの生産性を上げていきたいと思っています。
ーVananazでの野望は?
会社を通じて、国のボトムアップをしていきたいです。今、フィリピンは裕福層と貧困層に大きく分断されていると感じていて、仕事を作るというだけでも貧困層を救うことになるのかなと。
僕、頭が良い人が好きなんですけど、そういう人たちに彼らにしかできない仕事に集中してもらって、世界発展させたいんです。そうするためには、彼らがやる必要のない仕事はやらせないほうが良い。とにかく仕組み化して、たとえば学のない人にも仕事ができるレベルに仕事の難易度を下げたら、どんな人も働くことができるし、頭の良い人はその人にしかできない仕事に集中できる。みんなハッピーですよね。そんな仕組みを作っていきたいです。
市長になって、日本を救って、自分の王国を作るのが夢。
ー井上さん個人の夢はありますか?
僕、市長になりたいんですよ。日本ってちょっと落ち気味だなと感じていて、田舎がもっと活気づいていかないと変わらないなと思っています。自分が島根県出身なこともあって、田舎をもっと活性化していきたいなという野望があります。国は総理大臣にならないと変えられないですけど、小さくなら変えられるかなって。ちなみに最終的には市でインバウンドで儲けて、日本から独立して井上王国を作りたいと企んでます。周りの人が幸せになれる村を作りたくて。いいでしょ(笑)。
ー最後に、どんな人にVananazに来てほしいかを教えて下さい!
すごく具体的なことをいいますが、組織改善の提案ができる人ですかね。問題を発見し、それに対して提案ができる、地に足のついた人。本当にまだまだ整理されていないことが多いので、考えたことがすぐにトライされる環境があります。とっても楽しいですよ。
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