こちらは、Out-Loop代表 芳賀 が、自身のnoteに過去に綴った記事の転用です。
芳賀のnoteは是非こちらからご覧ください♪:https://note.com/takafumi_haga/all
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コロナ禍のタイミングで、フリーランスという働き方を選ぶ人が急増しました。その最大の魅力は、なんといっても 「自由度」と「報酬」 だと思います。
職種にもよりますが、我々のような営業やビジネス系、あるいはITエンジニアであれば、会社員の給与という「天井」を突破して、自分の頑張り次第で収入を大きく伸ばすチャンスがあります。また、時間や場所の制約から解放され、組織のしがらみなく自分らしいライフスタイルを追求できるのも大きな恩恵です。
これらは間違いなく、フリーランスならではの素晴らしい魅力だと思います。
ただ、最近は会社員へ戻る人も増えており、フリーランスの働き方への賛否が大きく分かれています。
私は、これまで13年間営業の世界に身を置き、自身も営業フリーランスを経て法人化しました。日々、多くのフリーランスの方々とお会いする中で感じるのは、前述したような「魅力」ばかりが先行してしまい、 世間が抱く「フリーランスのイメージ」と「現実」には、まだまだ大きなズレがある ということです。
今回は、私が独立して痛い目を見た経験も交えながら、 「フリーランスへの勘違い(期待しすぎること、世間との認識のずれ)」 について、ありのままを書いていこうと思います。独立を考えている方の参考になれば嬉しいです。
■勘違い①:「自由」を手に入れられるという幻想
フリーランスと聞いて真っ先に思い浮かぶメリットは「時間や場所にとらわれない自由さ」ではないでしょうか。たしかに、クリエイティブ系やITエンジニア、一部の営業などの職種であれば、パソコン一つで完全在宅やノマドワークを実現しやすい傾向にあります。
しかし、 その「自由」の裏には、重い「自己責任」と「事務作業」がセットでついてきます。
私自身、独立して一番困ったのは 「確定申告」や「税務」 の話でした。会社員時代は年末調整で会社が全てやってくれていた税金や社会保険の手続きを、全て自分で、あるいはコストをかけて専門家に依頼してやらなければなりません。
第1期を振り返った際にも書きましたが、無知をそのままにして苦手なことを避けると、結果的に余計なコストがかかり利益を圧迫します。自由であるということは、会社が守ってくれていたバックオフィス業務やリスク管理も全て自分で背負うこととイコール になります。
(※フリーランスから法人化した際のリアルな実態については、こちらのnoteもご覧ください:https://note.com/takafumi_haga/n/n0cdb4ad4b9b0)
■勘違い②:頑張れば頑張るほど「稼げる」という罠
「成果を出せば青天井で稼げる!」これもフリーランスの魅力としてよく語られます。特にITエンジニアやビジネス系(営業など)は、実力が単価に直結しやすい職種です。
しかし、ここには大きな落とし穴があります。フリーランスの年収には激しい 「ボラティリティ(変動性)」 があります。成果を出せば稼げる一方で、個人の調子によって成果に波が出たり、クライアントの都合で突然案件がなくなったりするリスクを常に孕んでいるのです。
さらに見落とされがちなのが 「体調面のリスク」 です。
フリーランスには、有給休暇は存在しません。インフルエンザやコロナなどで体調不良になり、休めばそのまま報酬が減額されます。併せて、休みが続けば契約の継続すらも危うくなる場合もあります。
また、「稼ぐ」ことと「社会的信用」は別物です。会社員時代には簡単に通ったクレジットカードや住宅ローンの審査が、フリーランスになった途端に厳しくなる現実は、多くの人が直面する壁です。
マイホームが欲しいなら、絶対に独立前に購入しましょう。(ちなみに私は、会社員時代にローンで購入しています)
■勘違い③:自分の「スキル」だけで生きていけるという驕り
「自分は営業でトップの成績だったから、独立しても絶対にうまくいく」
過去の私は、そう思っていました。
たしかに、フリーランス初期は自分のスキル一本で稼ぐことができます。しかし、そこから事業を拡大しようとしたり、法人化して組織を作ろうとした時に、プレイヤーとしてのスキルだけでは壁にぶつかります。
私の場合、「ハイパフォーマーにはインセンティブで全て還元する!」という極端な評価制度を作り、報酬を高く設定したことで、かえって赤字リスクを高めてしまうという失敗を犯しました。
自分のノウハウをマニュアル化し、KPIを設定して、他者が成果を出せる仕組みを作らなければ、組織はスケールしません。プレイヤーとしての優秀さと、事業を継続・拡大させる経営力は全く別物なのだと、倒産危機という絶望の中で痛感しました。
■フリーランスは年商3000万円を超して、法人化を目指せ。
世間ではよく「年商1000万円以上あれば法人化した方が税務上のメリットが高い」と言われます。しかし、私の考えは違います。「年商3000万円を超すレベルの基盤を作ってから法人化を目指すべきだ」 という考えです。
なぜなら、年商1000万円程度で満足してしまうと、不測のアクシデントに耐えられないからです。前述したように、フリーランスや事業の収入には必ず波(ボラティリティ)があります。
ここで忘れてはならないのが、「今のままでいいや」と現状維持に甘んじているフリーランスも非常に危険である ということです。市場環境やクライアントの事情は常に変化しています。「今の売上をキープできればいい」と守りに入った瞬間に成長は止まり、気づかぬうちに衰退の落とし穴にハマってしまいます。
私自身、法人化の2期目に、売上を依存していた大型クライアント2社のうち、1社が契約終了、もう1社が大幅減額になるという絶望的なアクシデントに見舞われ、資金ショートによる倒産寸前まで追い込まれました。「既存顧客の支援をしていればなんとかなる」という現状維持の甘い考えが、見事に打ち砕かれた瞬間でした。
たった一度の売上の波やクライアントの離脱で、フリーランスは一気に傾きます。だからこそ、1000万円で現状維持の守りに入るのではなく、常に成長を追い求め、余裕を持って内部留保を残し、アクシデントを跳ね返せるだけの強い状態(年商3000万円規模)を作ってから勝負に出るべきだと思います。
「法人化したくない」のと、「法人化できない」のとでは雲泥の差があるので。
■終わりに:それでもフリーランスは面白い
ここまで厳しい現実を書いてきましたが、それでも私はフリーランスという働き方に大きな可能性を感じています。
Out-Loopのミッションは 「営業個人の属人性を爆発させる」 ことです。世の中は標準化や仕組み化が正義とされがちですが、私は、個性を発揮し、その個性でお客様に価値を提供することこそが、長く信頼される仕事に繋がると信じています。
フリーランスは、自分の「個性」や「強み」をダイレクトに市場にぶつけることができる、やりがいと緊張感がある働き方です。
待っていても成功はやってきません。厳しい現実を理解した上で、自らの足で登り、掴みに行く気概がある方にとって、これほど挑戦しがいのある世界はないと思います。
メリットとデメリットを理解して、ぜひ挑戦を考えてみてください。
Out-Loopでは、自分の専門性を活かしてこだわりを持って仕事をしたい営業フリーランスの方を募集しています。 興味を持っていただいた方は、ぜひ私のX(Twitter)までDMをください。真剣に相談に乗らせてもらいます。
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