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世の中のスタンダードとなるプロダクトをつくることへの挑戦。ゼロからのものづくりにかける思いとは。

こんにちは。Assured人事の密谷です。
今回はAssuredのプロダクト開発グループのオリバーさんに、どんな思いでアシュアードに入社し、事業づくり、ものづくり、組織づくりに向き合っているのか聞きましたので、ぜひご覧ください。

OLIVER HUANG
株式会社サイバーエージェントに新卒入社。
入社以前から内定者として社内人事システムと既存メディアアプリの海外版開発と展開を担当。入社後はAbemaTV,AmebaOwndの新規事業の開発に参画。その後、AIスタートアップ株式会社ABEJAにてToBプロダクトの開発、企画、営業、パートナー開拓などの横断した事業部立ち上げを経験。
2020年にAssured立ち上げにジョイン、現在はバックエンドを中心に開発全般を担当 。(2024年9月時点)

ものづくりを通してお客様に価値あるものを届けたい

── まずは、オリバーさんのものづくりへの思いの原点から教えてください。

お客様に何かを届けることをやりがいに感じたのは学生時代です。アルバイトで携帯ブースのカウンターセールスをしたことがあったのですが、お客様のニーズに合わせたプランや機種を提供し喜んでもらえることで新しいお客様のご紹介いただくのが嬉しくて、日々お客様との対峙の際にどのように既存の商品をお客様のニーズにあった形で提供できるか考えることに熱中していました。しかし、価値あるものを作って提供したいという原点を遡ると、実は料理かもしれないですね(笑)。昔から食べてくれる人を想像して誰かに自分でつくった料理をおいしいと言ってもらえることが嬉しくて、いろんな場面でよく作っていました。

ソフトウェア開発の原点は父がソフトウェアエンジニアだったこともあり、昔からパソコンが近くにあったことも起因していると思います。加えて、日本の良いプロダクトを海外に広げていきたいという思いもありましたね。私はこれまで日本を含め、3ヶ国での居住経験があるのですが、世界と比較しても日本のプロダクトの品質はとても高いと感じています。特に利用者としての体験が良いものが多いと感じており、いつか自分が日本で作ったプロダクトを海外に広げていくことを目標にしていました。このような経験から、自分がつくったものを通してお客様に価値を提供したいという軸が自分の中でできていったのだと思います。

── 1社目のサイバーエージェントではどのようなことを経験されたのでしょうか?

就職活動時は、よりお客様の近くで開発をしたいという思いから、専攻していたハードウェアよりはソフトウェアエンジニアとして就職することを考え、ソフトウェアのIT会社を探していました。正直なところ当時はまだ実際にソフトウェア開発とはどういったものかイメージがついていなかったんです。まだどういったものを作りたいかも明確に固まっていなかったこともあり、領域を絞らず広い分野のものづくりに関わることができる会社を探していました。

そこで出会ったのがサイバーエージェントという会社でした。広告・ゲーム・メディアと多方面に事業展開しており、 自分の興味のある分野が見つかるのではないかと思いました。 また、立ち上げフェーズの環境で裁量を持ってソフトウェアの開発を経験できると期待して入社を決めました。

サイバーエージェントには内定者のときからインターンをし、入社後は既存事業のグロースから新規事業の立ち上げと、0→1、1→10双方のフェーズの事業に携わる機会がありました。1→10のフェーズでは、既存のシステムや周辺への影響を考慮しながら開発を進めていく工程が面白く、逆に0→1は全く何もない状態のところにプロダクトを作っていくやりがいはあったものの、そんなにキラキラしたものばかりではないことも味わい、広い領域とフェーズのものづくりを経験できたことは非常に貴重な経験でした

── その後、どのような理由で転職を考え、ABEJAに入社したのでしょうか?

様々な経験を積むなかで、お客様に伴走し続けられるようなtoBの事業に関わってみたいと思うようになったことがきっかけです。toCの事業ももちろんやりがいはあったのですが、プロダクトの改善を重ね、お客様に継続的に価値提供していきながら、伴走したいという思いが強くなっていきました。

そんななか、ABEJAの事業内容や今後の事業展開の方向性に共感し、入社を決めました。ABEJAに入社後は当時数少ない国産AIプラットフォームの開発を携わることができ、自身でお客様を訪問し、作ったものを直接お客様へ提案するというところまで経験することができました。実際に自分で会社のリソースと付加価値を考え自身でものづくりする過程と、お客様のニーズに合わせた改善を重ねていく一連の流れを経験できたことに非常にやりがいを感じていました。

国内外のクラウドサービスのゲートウェイとなる可能性を秘めたAssured

── 自分で作ったものをお客様に届けるということにやりがいを感じていたなかで、Assuredのどのようなところに魅力を感じたのでしょうか?

前職での会社と事業の方向転換のタイミングがあり、ものづくり以外の事業を強化していくことになり、私としてはものづくりに関わっていたい気持ちがあったため、他の会社への選択肢を考え始めました。

そんななか、代表の大森さんと話す機会があり、Assuredの事業内容や事業構想を聞き、世の中を変えることができるプロダクトになると確信しました。実際に私自身がチェックシートの対応をしたことがあり、事業の向き合っている課題を理解できたというのもありますが、何よりも日本のクラウドサービスの活用を促進していくインフラになると思ったことが大きかったです。

Assuredが世の中に広がれば、よりクラウドサービスが利用しやすい社会になり、ひいては海外からのサービスを国内に広げるゲートウェイにもなり得ると感じました。また、日本のクラウドサービスのセキュリティ品質が可視化され、そして先行している海外のクラウドサービスのセキュリティ品質も可視化されていく。その双方をAssuredを通して繋げれることができたら、日本に限らず世の中全体のものづくりの基準が上がり、さらには良いクラウドサービスがより安全に世の中に広げられる、(今まで自身が思っていた「日本から海外」、「海外から日本」への片道のような広がりではなく)双方で世の中の底上げができるのではないかを想像してワクワクしたのを覚えています。

── オリバーさんは4人目の社員として入社されていますが、入社を決める際に不安はなかったですか?

入社当初は事業構想しかなく、それ以外のプロダクト構想などは何もない状態だったので、正直不安しかなかったですね(笑)。しかし、何度でも一緒にチャレンジできるメンバーだ思ったので、ここで挑戦してみようと決めることができました。

あとは、大森さんがAssuredの事業領域の経験がないにもかかわらず、誰よりも1次情報を調べ、ユーザー像となる人の声を社内外問わず聞くことを大事にしていて、この事業の必要性を想像ではなく、裏付けをもとに語っていることがひしひしと伝わってきました。ここから大森さんの事業立ち上げの本気度を感じましたね。

また、エンジニアの鈴木さん岩松さんとも入社前に直接会い話したのですが、ものづくりの価値観に共感できたことも大きかったです。二人とも事業のためのプロダクトづくりを第一に考えており、技術や言語の選定はその目的のための手段であると捉えていました。もちろん技術や言語へのこだわりはあるのですが、それ自体を目的にするのではなく、事業やプロダクトの成功のために何が一番適切なのかを考える姿勢に惹かれ、このメンバーで事業をゼロから立ち上げてみたいと思いました。

世の中のスタンダードをつくることへの挑戦

── まだプロダクトがない状態のときからAssuredに関わってきて、改めてどんな部分にやりがいを感じますか?

1つは世の中のスタンダードをゼロから作りにいこうとしている点ですね。本来、みんなセキュリティの品質を担保したいという共通の目的に向かっているはずなのに、国、業界、企業によってやり方や観点が違うことによって基準も異なる。それゆえに独自のチェック項目やチェックの仕方が生まれて各社の負荷を上げている、この構造ってものすごく不思議ですよね。今後、セキュリティの品質を担保すべき対象が広がっていくなかで、この基準をAssuredがつくり、世の中全体が同じフォーマットでチェックするというスタンダードができれば、全員の負荷が下がり、目的が達成できると思うんです。まさにそのスタンダードをつくる、という挑戦ができていることにやりがいを感じています。

また、Assuredを使うお客様には様々な立場の方がいらっしゃるので、その方々の観点を取り入れながらプロダクト開発を進めていく必要があり、難しさと複雑性も高いですが、その分やりがいも大きいです。具体的には、クラウドサービス利用企業様の中には、クラウドサービスを利用する社員の方、クラウドサービスを管理する社員の方。クラウドサービス事業者様の中には、チェックシートに回答する開発職、セキュリティ職、コーポレート職の方々など様々な方にAssuredをご利用いただいています。バックボーンが異なる方が見ても、全員が共通認識が持てるように、解釈が一致するように、プロダクト・技術・データを使って表現していくことは、なかなか他プロダクトでは経験できないことなのではないかと思います。

私の取り組んできた事例で言うと、英語版のチェックシートとアプリケーションが当初から必要だったのですが、一人だけでは適切な英訳ってできないんですよね。セキュリティのチェックシートはセキュリティ専門の方々のドメイン知識が絶対に必要で、英訳するチェックシートの質問が回答者の回答精度に直結するので、伝えたいニュアンスや的確な文言、言い回しにしていく必要があります。ただでさえ、セキュリティチェックシートの回答者は、複数の職種の方に回答いただくことがあるため、みなさんの解釈を一致させるためにも日本語でも表現などの微調整が必要です。英語版でも同様に、正確で回答者に負担の少ないチェックシートを作ることを心がけています。

── オリバーさんは事業やプロダクトだけでなく、組織を横断した文化づくりにも積極的に関わっていますよね!どんな思いで組織づくりをされているのですか?

職種やバックグラウンドが異なる人たちが集まって、何か新しいことをやってみる、そしてそれが楽しいと思ってもらえることが嬉しいんですよね。なので、みんなの知らないものを広めたり、新たな気づきのきっかけを作りたいなという思いでやっています

最近ではボルダリング部を立ち上げたり、社内イベントで手料理を振る舞ったりと、手段は何でも構いませんが、いろんな人が一つの輪になって繋がる瞬間が好きです。組織が拡大しても自分のチーム以外の人とも関わる機会を大切にしていて、こうしたイベントや文化が、人々を緩やかに繋ぎ、そこから新たなアイデアや大きな成果が生まれると思っています。

今は、そうした取り組みをもっと再現性のある形にして、他のチームでも活用できるようにしたいです。新しい部活動を根付かせたり、エンジニアの勉強会を開催したり、常に新しい挑戦をしています。今後も、Assuredの個性を大切にしながら、組織文化をさらに深めていきたいと思っています

── どんな人と一緒に働きたいか教えてください!

Assuredという事業は一言では分かりやすい事業内容ではないかもしれません。ただ、この事業の本質を理解していくと、事業展開の可能性がものすごく大きい事業だと思います。世の中にないのものを作る、新しい価値のものを作るということは正解がないですし、みんなで試行錯誤を繰り返しながら作り上げています。この過程を楽しみ、探究・探索をし、事業の可能性を一緒に模索してくれる人とぜひ働きたいですね。Assuredで創造できるセキュリティが世の中を繋げ、加速させる未来について一緒に想像し、共に実現していきましょう!


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