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先日、熊本に帰った際に『やなせたかし展』に行ってきました。
アンパンマン、バイキンマン、メロンパンナちゃんなどよく見る顔ぶれが載っている上に「人生はよろこばせごっこ」というキャッチコピーが載っていて。
「なんかとてもいい言葉じゃない?」
と個人的には思ったんです。
よろこばせの後に「ごっこ」をつけるあたり、やなせたかしさんらしい感じがしますよね。
子供でも連想しやすい「ごっこ」。
「ごっこ」はひとりではできないから、よろこばせることは自分に対してだけではなく、相手にもして行こうというメッセージがあるような気がしています。
(深読みしすぎかもしれません...)
たまに自分って今何してるんだろうなぁと思う時もあるんですが、自分がしていることって巡り巡って色んな人を「よろこばせている」のかもしれない。
わたしでいうと「ディレクター」いう職種で、色んなお客様に関わる中で、一人ひとりのお客様に合ったものはなんだろうかというところから一緒に考えて、ホームページ制作をしていくのですが、ホームページが出来上がり、完成しました!のメールを送ると、ほぼ全員から温かい言葉をいただけるんです。
「素敵なホームページができました」
「自分のホームページを持てたことに感謝しています」
ホームページを通して、お客様のご要望にできる限り答えて満足していただく。わたしはこうしてよろこばせごっこをしているんだなと思います。
上では自分がしている?よろこばせごっこを挙げてみたのですが、逆に自分が他の人からよろこばせごっこしてもらった時ってとても嬉しいし、気持ちがいいですよね。
まず、自分のためにこうすればよろこんでくれるだろうと考えて動いてくれたという事実が嬉しいんですよね。
その過程をしてるだけでもにっこりしちゃいます。
自分にかけた時間が長くても短くてもその時は「わたしをよろこばせる」ということを考えてくれているのが伝わるので。それだけで幸せ者だなぁと思います。
そして、相手によろこばせごっこしてもらうと、自分も今度は相手に返したくなる。
もっと相手をよろこばせたいし、幸せになってもらいたい。その積み重ねで優しい世界が生まれていくのだと思います。
この言葉を見つけたやなせたかしさんと言う人は本当に素敵な人です。この言葉をなかなか言語化するのって難しいし、かつ押し付けすぎないように柔らかい表現に落とし込めるところも流石だなぁと。
アンパンマンって
人は言動でよろこばせごっこを日々していますが、
そもそも「アンパンマン」なんて、お腹が減った子供に自分の顔をちぎってを無償であげるんです。
中身って粒あんかな。こしあんかな。
普通なら考えられないですよね。
痛いだろうし(痛覚はあるのかは不明)、自分の顔は減ってビジュアルも悪くなるし、元気もなくなるけど、それよりもお腹が減った子供をほっとけないし、どうにか空腹を少しでも満たして欲しい。自己犠牲の賜物ですよね。
ここまで、自分の身を削ってまで相手に優しくしろ!とはわたし自身決して思わないのですが、アンパンマンのようなどんな人でもこぼさず幸せにするという気概はとても素敵なことだと思います。
自分も困った人にいつでも手を差し伸べられる人になれるように、頑張ろうと思った6月でした。
番外編
あんぱんにクリームチーズ乗せたら美味しいのでみなさん一度はやってみてください!