会社を大きくするなら、優秀な人にはずっと残ってほしい。
経営者として、そう思う気持ちは当然あります。それでも僕は、会社に依存しなければ生きていけない人を増やしたいとは思いません。
新卒で入った会社の名前や、最初に配属された仕事だけで、自分の可能性を決めなくていい。社会へ出てから立ち止まった人も、遠回りした人も、キャリアは何度でもつくり直せます。
Lit Shipが目指すのは、自分の名前で生きていける人を育てる母船です。
人が育つ、5つの航路
僕たちは、人が自分の人生を選べるようになるまでを、5つの段階で捉えています。
- 夢を見つける
- 仲間を見つける
- 挑戦する
- 実力をつける
- 自分で選択できるようになる
最初から明確な夢がなくてもいい。誰かの挑戦に触れ、自分の「やってみたい」に気づくことから始まります。
仲間と現場へ出て、失敗し、振り返り、もう一度試す。営業やコミュニケーションだけでなく、企画、AI・テクノロジー、ブランディング、教育、事業開発にも触れる。その中で、自分は何を大切にし、どんな価値を生み出せるのかを知っていく。
退職や独立を、裏切りにしたくない
育った人の進路は、一つではありません。
Lit Shipで経営を担う人もいれば、独立する人、新しい会社をつくる人、まったく別の領域へ進む人もいる。
僕たちが大切にしたいのは、所属を揃えることではなく、思想でつながることです。周りにいい影響を与え、仲間の夢を応援し、受け取るだけでなく自分の力も差し出す。そんな関係なら、場所が離れても同じCREWでいられます。
卒業生の進路が、この考えを証明している
実際に、Lit Shipを卒業したCREWは、それぞれ違う航路を進んでいます。
加藤沙織さんは、学生時代に営業プレイヤー、サブリーダー、SNSチームを経験しました。卒業後は別の会社で営業を経験し、いまはLit Shipへ戻って、現場のアサインや就活支援、インターン生の管理、OB・OGが関わり続けられる仕組みづくりを担っています。
山本侑奈さんは、現場で培った「相手の言葉の奥にあるニーズを捉える力」を生かし、現在は企業の採用担当として働いています。小川峻典さんは日本中央競馬会へ、K.N.さんは大手メーカーへ進みました。豊田耀大さんは大手ハウスメーカー4社から内定を得る一方で、20代で起業するという自分の夢を言葉にしています。
卒業生の進路先には、丸紅、アクセンチュア、サントリー、大和ハウス工業、エーザイ、ニトリ、レバレジーズ、ビジョンコンサルティング、UNICORN、日本中央競馬会が並びます。今期はキーエンスとモルガン・スタンレーの内定者も出ています。
ただ、僕たちが誇りたいのは社名そのものではありません。ここに並ぶ会社は、その人の航海の通過点です。
実際、内定はゴールになっていませんでした。大和ハウス工業へ進んだ卒業生は、入社初年度に支部1位。地方の支部で、新卒1年目としては初となる1億円を超える受注を決めています。エーザイへ進んだ卒業生は、1年目で全営業20位、新卒では1位。デジタル広告のUNICORN株式会社へ進んだ卒業生は、会社の過去最高売上と収益を更新し、MVPに選ばれました。
現場で身についたのは、内定を取る力ではなく、どこへ行っても結果を出せる力でした。
同じ営業経験から始まっても、たどり着く場所は同じではありません。一人ひとりが自分の人生を選べるようになる。それが目指してきたことの証拠です。
石井聖人さんも、大学卒業後にフリーターとして過ごしていたところからLit Shipへ入りました。現在は現場のクロージングだけでなく、約10人のチーム、新人教育、社内イベントの企画運営まで担っています。教員になるという最初の夢とは違う形で、いまは仕事を通じて「人の成長に関わりたい」という思いを実現しています。
強い組織は、囲い込む組織ではない
自分で選択できる人が、そのうえで「この仲間と挑戦したい」と集まる。だから強い。
誰かの正解に乗るのではなく、自分の夢に名前をつける。仲間の夢にも力を貸す。そして、次の誰かが挑戦できる居場所をつくる。
Lit Shipは、全員の人生を同じ方向へ運ぶ船ではありません。それぞれの航海へ出るための力と仲間を得られる母船でありたい。
会社の看板がなくても、自分の名前で生きていける人を増やす。それが、僕たちの人づくりです。
いまの会社で得た経験を否定する必要はありません。その経験を持ったまま、次はどんな力をつけ、誰と何をつくりたいのか。第二新卒という節目にいる人とは、選考の前に、その話から始めたいと思っています。