過ごしやすい季節になりました。夏野菜の苗もたくさん出てきましたので、休日は専ら畑仕事を楽しんでいます。外で畑仕事をしていると、春めかしい鳥のさえずりがたくさん聞こえてきます。
オフィスのすぐそばにあるサクランボの木の実を、たくさんのムクドリが食べにきます。時折カラスもサクランボを食べにきます。
燕やシジュウカラは、パートナーへの求愛や、巣作りの候補地選びの為に飛び回っています。上空高く円を描きながら飛んでいるのは、猛禽類の鳥達です。さらに高い上空では福岡や上海を飛び立った飛行機が、東京に向かって飛んでいきます。日暮れ時に目を凝らすと多くの衛星が飛んでいるのが見えます。
春になって賑やかになるのは、鳥達だけではありません。目線を上空から下に下げると、棚田の土を耕すトラクターが視界に入ってきます。わずかに生えている雑草の黄緑色が、トラクターに耕されて茶色に変化していきます。田んぼの畔で草刈りをしている人が見えます。早い所は、既に田んぼの水張りが進み、水面に青空が反射している所もあります。
里山での風景は、動植物の多様性に対して、人々の暮らしはシンプルです。目に見える・音が聞こえる範囲で、誰がどういった仕事をしているかが、想像・理解することが簡単にできます。都市部に隣接するビル群が無く、ブラックボックス化された仕事がないので、地域全体がどのような仕事で形成されているかがよく分かります。
スティーブジョブスも重視した「シンプルさ」が、数千年以上に渡って人類が発展させた里山風景にはたくさん詰まっていることを実感します。
私たち株式会社スイシャは、高品質なWEBアプリケーションシステムをお客様に提供する為、引き続き「シンプルさ」を追求してシステム設計を考えていきます。