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NEWONEのエンジニアは“組織や人の変化を科学する”。大手有名IT出身のCTOがHRテックに感じた大きな可能性とは?

2022年11月にCTO(最高技術責任者)としてNEWONEにジョインした和田 哲郎。かつてヤフーの開発部長を務めていた和田が、HR(Human Resources:人材)領域に飛び込んだ理由や、これからHRテックで実現したいことについて、語ります。

プレーヤーとして、マネージャーとして、すべてを学んだヤフー時代

──簡単に経歴を教えてください。

大手メーカーに新卒で入社して、消防システムを開発する部署でSE(システムエンジニア)として働いていました。ただ、大学が情報系学科の出身ということもあって「やっぱりWebサービスの開発をしたい」という想いはずっと持っていたんですよね。それで、今よりはるかに小さかった当時のヤフーに転職することを決めました。

——まだ小さかった頃のヤフーって想像もつかないですね。

最初にエンジニアとして任されたのが「Yahoo!ファイナス」というサービスだったんですけど、初めは開発メンバーがとにかく少なくて大変だったのを覚えています。僕と、あと2人くらいしかいなかったんじゃないかな(笑)。開発漬けの毎日でしたね。業務が多くて大変でしたが、転職してすぐにユーザー数が多いサービスの開発に携われたのはすごくラッキーだったなと思います。

こういった現場の仕事を5年くらい経験した後、今度はプレイングマネージャーとしても任されるようになりましたね。ちょうどこの頃は、ヤフーが新規サービスをどんどん立ち上げる時期だったので、複数のサービスをマネジメントしながらエンジニアとしても手を動かしていました。

ヤフーのトップページの開発部長という立場になったのは、それを5〜6年経験したあとです。メインの仕事は70人の部下のマネジメントで、どうやったら一人ひとりのエンジニアが成長できるのかについて常に考える立場でした。

なんだかんだでヤフーでは17年ぐらい働いたでしょうか。本当にお世話になった会社です。こんなに長くいるはずじゃなかったんですけど(笑)、それだけ働きやすかったっていうことなんだと思います。

NEWONEのCTOとしてジョイン

——では、その退職のタイミングでNEWONEにジョインしたんですか?

いえ、ヤフーで学んださまざまな知見を外で活かしてみたいという想いが強くなって、自分の会社を立ち上げたんです。開発組織が小規模で困っている会社は思っているよりもたくさんあります。そもそも組織の作り方がわからないとか、ジュニアエンジニアをリードしてくれる存在がいないとか。

そういったニーズに応えるべく、業務委託のCTOや開発顧問といった立場で、課題を抱えている会社の組織作りをお手伝いすることが多い時期がありました。

──NEWONEとの接点が生まれたのはこの頃なんですね。

そうなんです。当時は大事なクライアントの1社として、NEWONEがまだ小さな組織だったころから技術的な面でアドバイスしていました。5年ほどにわたってNEWONEが成長していく様子をずっと見ていました。

そしたらあるとき、CEOの上林から「うちにCTOとして入ってくれないか?」と誘われたんですよね。僕もヤフー時代に人や組織に向き合う大変さを痛感していて、独立してからも組織作りに携わることが多かったのもあって、仕事の軸足を人材や組織の分野に移そうと思っていたタイミングでもあったんです。巡り合わせに近いものを感じまして、NEWONEのCTOとしてジョインすることを決心しました。

コミュニケーション能力の高い開発組織こそが結果を出す

──現在CTOとしてどのような業務に携わっているんですか?

チーム内のエンゲージメント向上を支援する「Cocolabo(ココラボ)」というサービスの開発・運用を担当しています。このCocolaboは「チーム強化」と「新人教育」にアプローチする合計4つの機能を持っていて、それぞれがメンバーに気づきを与えるような仕組みになっています。行動や思考を変えるきっかけを提供するサービスなので、一般的なプロダクトと比べると開発難易度はかなり高いですね。エンジニアとしても取り組みがいのある領域だと感じています。

これ以外にも、社内のテクノロジー領域を統括する立場として、エンジニアに最適化された組織作りにも取り組んでいます。NEWONEの開発組織の歴史はまだまだ浅く、必要なのはこれからしっかりと地盤固めをしていくこと。上林とも議論を重ねながら、これからの大きな指標となるテクノロジー3カ年計画を練っているほか、エンジニアにとって働きやすい環境などを構築している段階です。

──それこそ現場のエンジニアから開発組織のマネジメントまで、和田さん自身が幅広い経験をされていますよね。組織を作る上で外せないポイントもありますか?

それはやっぱりありますね。エンジニアって1日中コードを書いていると思われがちなんですが、開発のフェーズによっては業務時間のうち3割程度しかコードを書かないこともあります。では残りの7割は何をしているかというと、プロダクトの仕様を議論したり、調査をしたり、とにかくメンバーと一緒に仕事をすることが多いんです。

つまり、エンジニアとしては、スキルを持っていること以上に、いかに良好なコミュニケーションが取れるかが大切になってくる。これまでさまざまな開発組織を間近で見てきましたが、やっぱり結果を出すのは、人と向き合うエンジニアが揃っているチームなんですよね。だからこそ、NEWONEでもコミュニケーションを大切にするエンジニア文化を作っていきたいなと思っています。

──テクノロジー領域を統括する立場から見て、NEWONEの可能性を感じる部分を教えてください。

そもそも人や組織を変えるのってすごく難しいんです。でもそこにあえて挑戦しているのがNEWONEのすごいところ。現在はコンサルタントや講師の方などがクライアントの課題にきちんと寄り添い、解決策を提案することで価値を提供しているわけですが、仕組みづくりや精緻な分析を得意とするテクノロジーを組み合わせることで、今後はもっと大きなシナジーが生み出せるはず。エンジニアとして実現できることは、まだまだたくさんあると思っています。

HRテクノロジーを一緒にアップデートしてくれる仲間を募集中

──現在一緒に働くエンジニアを絶賛募集中だと聞いています。NEWONEにマッチしているのはどんな方だと思いますか?

NEWONEの事業そのものが人と向き合うことをメインとしているので、コミュニケーション能力が高いエンジニアですね。HR領域で質の良いプロダクトを開発するには、ユーザーが何を考えているのかを想像する力もそうですし、ゴールに向かってメンバー同士で密に協力する姿勢が欠かせません。エンジニアを採用する際は、技術スキル以上に、コミュニケーション能力を重視しています。

それと、もう1つ大事なのが素直さ。とくにエンジニアは今までのやり方にこだわっていると成長するのが難しくなりますので、新たな技術や他の人からのアドバイスを受け入れる素直さは、ぜひとも持っていてほしいと考えています。

──NEWONEのエンジニアはどのような技術環境で働いているんですか?

まだ小さい組織ですけど、モダンな技術を採用しているのは大きな特徴だと思います。プロダクト開発には流行りの言語であるReactを使っていますし、組織としても新しい技術はどんどん取り入れていく方針です。それにサーバーレスの環境を実現しているので、エンジニアは余計なトラブル対応に煩わされることがありません。開発に集中できる環境はかなり整っていると思いますよ。

──今後は新たなHRテクノロジーにも挑戦されるのでしょうか?

開発部門では“組織や人の変わるを科学する”をテーマに掲げていて、現在は研修評価と行動変容を数値化するプロダクトの開発を検討している最中。もしこれが実現すると、提供する研修がどれだけの効果を生み出したのかが明らかになります。ある種、この部分は業界のタブーに近いと言いますか。もしかしたら自分たちの首を絞めることになるかもしれない。

でも、こういったプロダクトの実現は組織のエンゲージメントを確実に高める上でも大きな意味を持つと考えています。エンジニアとしてもHR領域の大胆なチャレンジに携われるので、大きなステップアップになるはずです。

──最後に応募を検討している方々へメッセージをお願いします。

誰でも新しい環境に飛び込むのは勇気が必要です。ましてや転職なら不安も大きい。でも、NEWONEはメンバーの心理的安全性を保つ組織作りを徹底しています。新しい仲間はいつだって大歓迎。転職後のサポートは何も心配しないで大丈夫です!少しでも興味を持っていただけたら、カジュアル面談からでもいいので、ぜひとも一度会ってお話をしましょう。

※ 記載内容は2023年6月時点のものです。


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