はじめに
本記事では、LexxPlussで活躍するメンバーにフォーカスして入社までのストーリーや現在の仕事内容などをご紹介いたします。
第3弾である今回も、インタビュー形式でインキュベイトファンドのアソシエイトである神谷さんにお手伝いいただきました!今回は、LexxPlussに4人目のメンバーであり、Robotics Engineerとして活躍している小山修史さんです。
本編
神谷:よろしくお願いいたします。
小山:よろしくお願いいたします。
【ロボコンを通して自然と技術を学ぶ】
神谷:ズバリ、ロボット大好きですか?(笑)
小山:はい(笑)大好きです。私は、岐阜県出身なのですが、幼い頃からものづくりが大好きでした。
父親がエンジニアで、その影響からかロボットや機械など、ものづくり身近にある環境だったんだと思います。愛知県の工業高校、金沢工業大学、同大学院に進学し、NHK学生ロボコンへの参加などを通して、ロボット製作を経験しました。
神谷:ものづくりが本当に大好きなんですね!
小山:そのせいか、第二種電気工事士、アマチュア無線技士、第三種電気主任技術者、応用情報技術者等、いつの間にか、20個の技術系の資格を持っています。(笑)
神谷:20個は聞いたことないですね(笑)聞いててものづくりへの愛を既に感じます。
小山:はい、なんでも作るのが大好きで、工作やプログラミングなどを休日にもしています。特に最近はLexxPlussにジョインした際に引っ越したので、家のDIYに凝っています。壁紙を貼ったり、家具を作ったりといった感じです。
神谷:ジョインする前は、どこで働かれていたんですか?
小山:大手電機メーカーの日本電産で電気自動車に使われるモーター等の設計に従事していました。
モーターは殆どすべての工業製品に搭載されている、言わば、心臓部分に当たります。今後、電動化や自動化が進む上でモーターの役割は非常に大きくなると思い開発に取り組んでました。単純に回転するだけではなく、製品の品質や信頼性に直接影響するモーターの開発に没頭できた経験は、今のLexxPlussの自動搬送ロボットの開発にも生かされていると思います。
【大企業から飛び出し、開発に没頭できる環境へ】
神谷:LexxPlussでは、具体的には、どんなお仕事をしているんですか?
小山:私は、ロボティクスエンジニアとして、自動搬送ロボットの主にハードウェアの開発を担当しています。現在は、2021年後半に予定しているLexxPluss初となる量産機種の開発を目指して、試作機の機械設計を行っているところです。
試作機は、これまでできるだけシンプルな構成としていた概念実証機と異なり、量産を想定しゼロから機械設計をやり直しました。量産機器の設計や製造技術に関して知見を持つ会社とパートナーシップを組み、密にアドバイスをもらいながら、3D-CADソフトを使った設計を共同で行っています。
神谷:量産機種の開発、楽しみです。パートナーとのスムーズな連携も重要そうですね。
(写真:LexxPlussのオフィスのロボティクスチームのデスク)
神谷:一貫してものづくりに携わってこられて、LexxPlussでもロボティクスエンジニアとして活躍されている訳ですが、LexxPlussとの出会いや入社理由を伺えればと思います。
小山:きっかけは、Twitterです(笑)
以前からTwitter上で、ロボット関係の方をたくさんフォローして情報収集をしていたのですが、阿蘓さんの方からメッセージをいただき阿蘓さんやLexxPlussに関して知ることになりました。
阿蘓さんと話すなかで、今の時代になぜこの業界で起業する必要があるか、なぜ他の会社じゃダメなのか、なぜハードウェアからソフトウェアまで自社で作る必要があるか、などの想いに触れました。
ちょうど前職で、使用するお客様や製品に搭載するソフトウェアのことを理解しようとせず、自分たちの思いだけで作ってしまうものづくりに違和感を感じてました。LexxPlussではソフトウェアの開発に注力する一方でハードウェアも自社で持っており、ハードウェア・ソフトウェアをお互いに最適化しながらロボットを作ることができます。また、物流現場では他社のロボットを導入しようにもできないもどかしさ、深刻化する人手不足などの声があり、今すぐにでもLexxPlussのロボットが必要とされているということも分かりました。
LexxPlussや阿蘇さんの考えに賛同し、大手メーカーを退職してベンチャー企業への転職を決意しました。
神谷:普段からアンテナ高く情報収集し大きな決断をされた小山さん、良い方がいたらすぐに行動し自社の魅力をきちんと伝えることができた阿蘇さん、どちらも素晴らしいと思います!
小山:Twitterで連絡をもらってから一度も会わずに転職の決断をしたので、今思えばすごい決断をしたなと思っています。阿蘓さんには、社員の中で一番クレージーな決断をしたのは僕って言ってました。
神谷:モノづくりの熱は対面じゃなくても伝わるんですね!
小山:確かに、技術を持っている”本物”かどうかは、少し話せば感覚的に分かりますし、モノづくりに熱を持っているエンジニアは一言二言話せば分かる自身はあります(笑)
神谷:今後、LexxPlussをどういう会社に成長させていきたいですか?
小山:そうですね、LexxPlussはロボットを作って売りたいわけでは無く、物流業界における深刻な人手不足というお客様からの声に応えるために、今の市場に無いロボットが必要だと考えています。
ものづくりをしていると、本来の目的を見失って「自分が作りたいものを作る」状態に陥ってしまうことが往々にしてあります。そういうことにならないよう、お客様の声に真摯であり続ける会社でありたいですね。
神谷:投資家というサポート側から見ると、LexxPlussの皆さんは一貫して顧客課題ファーストの精神が根付いているように感じます!
神谷:LexxPlussは、モノづくりスタートアップであるけれども、課題解決を軸に製品開発をしている組織ですね!
神谷:最後に、小山さんがLexxPlussでどんな人と一緒に働きたいか教えてください
小山:自分の担当領域だけでなく、ロボットに使われるあらゆる技術分野に対して興味を持てる方がいいと思っています。僕の場合、自分の主な担当分野はメカ設計ですが、回路やソフトウェアの担当の方とも多く話すようにしたり、お客様の倉庫に見学に行ったりと、他の分野と壁を作らないように気をつけています。
ロボットのある領域に突出していることももちろん大事ですが、最終的にお客様の体験まで責任を持てる方と働きたいですね!
神谷:ありがとうございました!
小山:ありがとうございました!