起業イベントの基調講演にて

10月4日（火）、大阪産業創造館で開催された「起業スタートアップEXPO 2022」の基調講演にて、ロスゼロ代表の文（ぶん）美月が登壇させて頂きました。

「自分らしく、持続可能な事業をめざそう！」がテーマの今回の起業イベント。

21年前、二児の母であり専業主婦だった文が、なぜ、ヘアアクセサリに特化したECショップ（現：リトルムーンインターナショナル株式会社）を起業したのか。

子育てをしながら、自分らしい生き方を模索しながらも、どのように、事業を軌道に乗せたのか。

当時から「持続可能性（サステナブル）のある事業」の形を大切にしてきた文が、なぜ二度目の起業（食品ロス削減事業を行う株式会社ロスゼロ）を決意し、今に至るのか…。

「文さんが経験されたリアルな話を是非、参加者に聴かせてあげて下さい…！」

イベント担当者の方から、熱いラブコール（言い方が古いですねw）を受けたことが、登壇のきっかけでした。

大阪産業創造館のビックイベントの目玉講演ということで、イベント前には、大阪市営地下鉄の車内の至るところに、大きな宣伝広告が…（本人は少し恥ずかしがっていましたが…笑）

関係者の皆さんのご尽力により、当日は約100名の方にお集まり頂いたそうです。本当に有り難うございました。

参加者満足度100％の講演会

基調講演では、経営経験ゼロから、一つ一つ積み上げてきた道のりの全貌を、包み隠さずお話させて頂きました。

講演後、文は、

「世の中を見渡せばもっと壮大で素晴らしいビジネスモデルがあるのは分かっている。
でも、リトルムーンの設立、日本で使われなくなったヘアアクセサリを集めて途上国に寄付し、持続可能な支援の仕組みを作ってきたこと、食品ロス削減事業のロスゼロを立ち上げたこと…

三度に渡り、ビジネスの仕組みを作ってきた中で、うまくいったことの何倍も、うまくいかないことがあった。それも踏まえて、自分の口から、かなり突っ込んで話せたと思う」

と振り返っていました。

そして、気になる参加者アンケートの結果は…

なんと「満足度100%」だったそう！（本人も驚いています！）

文のお話が、少しでも参加者の皆さんのお役に立つことができて、ロスゼロメンバーの私達もとても嬉しい気持ちになりました。

とある女子高校生からの質問

講演後、高校の試験期間の休みを利用し、基調講演に参加した女子高生（大学受験を控えた高校三年生）から、質問を受けた文。

「将来、起業したいと思っているのですが、一つ聞かせ下さい。これだけは意識しておいたほうがいい、ということはありますか？」

純粋で、真っ直ぐな彼女の質問に対して、文はこう答えました。

「自分を信じること。周りの意見や声をよく聞くことはもちろん大切だけど、最終的に私は、自分自身の意思で全ての物事を決めてきた。
理由は『○○さんにこう言われたから△△した』という言い訳や後悔をしたくなかったから。

どのような結果になっても、自分が選んだ選択なら納得が行くし、『自分の決断を正解にするんだ』という決意を持って、『きっと大丈夫だから』と、自分に言い聞かせながらやってきた。
だから自分を信じて、頑張って」と。

高校生の質問に、真っ先に浮かんだ答えが「自分を信じること」だったということで、「これがきっと、私がすごく大切にしている価値観なのだと思う」と、文は振り返っていました。

最後に「大学生になったらインターンにおいでね」と彼女に声をかけたところ、とても喜んでくれたと…。

受験前なのにわざわざ講演に来てくれるなんて、本当に尊いし、嬉しいことですね。

参加者の皆さんから嬉しいお声や感想を頂きましたが、逆にこちらがパワーを頂いた講演会でした。

会場に足を運んでくださった方、関係者の皆様、本当にありがとうございました。