株式会社マプリィの林です。
この度地域貢献の一環として、丹波市の中学校から「トライやるウィーク」の受け入れを行いました。
「トライやるウィーク」とは?
中学生が職場体験や福祉体験などを通じて、働くことの意義や楽しさを実感し、社会全体で子供たちの人間形成や社会的自立の支援を行う取り組みのことです。
地域全体で子供たちの成長を支援する「地域社会への貢献」はマプリィが掲げるビジョンと合致しており、子どもたちに学びや気づきの機会を提供したいという想いから、受け入れを決定いたしました。
今回の受け入れにあたり、各部署の代表者とどのような体験を提供するか話し合いをしました。学校や他の職場体験ではできないような、マプリィらしいものづくりに関する製作体験を多く盛り込むことにしました。
そしてトライやるウィーク当日、ものづくりに興味があるという男子生徒1名にお越しいただきました。3Dプリンターを使った製作体験やプログラミング体験に魅力を感じ、マプリィを選んでくれたそうです。
3日間のスケジュール
1日目:ハードウェア開発部による3Dプリンター製作体験
2日目:営業部による計測・解析体験、デザインチームによる名刺制作体験
3日目:開発部によるプログラミング体験
1日目:3Dプリンターを使った製作体験
ハードウェア開発部では、普段の業務でも使用している3D設計ソフト「Fusion360」を使って、キーホルダーやペン立てなどを設計していただきました。
最初に簡単にソフトの使い方を説明して、製作するものは特に指定せず好きなものを作っていただきました。担当者によると、PCやソフトの習得が早く、一度手順を教えただけでどんどん設計を進めていたのでとても驚いたそうです。
2日目:計測・解析体験、名刺制作体験
この日は屋外で営業部によるマプリィ製品を使った計測・解析体験を行う予定だったのですが、生憎の雨となってしまいました。そこでスケジュールを変更し、午前中に解析やマプリィの製品について説明、午後からはデザインチームによる名刺制作体験を行いました。
計測・解析体験では、実際の機器や解析ソフトを使った実演を通じて、どんな製品を開発してどのように活用されているかを深く理解していただけたようです。
午後からは、生徒さんも興味を持っていたというデザインチームによる名刺制作体験を実施しました。Adobe illustratorを使った名刺制作で、自由なレイアウト、デザインで思いのままに作っていただきました。
机の上には前日に3Dプリンターで作ったペン立ても
3日目:プログラミング体験
最終日は開発部によるプログラミング体験です。
Appleが提供する「Swift Playgrounds」というアプリを使用し、iOSアプリに使われているプログラミング言語「Swift」に実際に触れていただきました。
最初にSwiftの基礎を学べるパズル形式のコンテンツを進めながら、プログラミングの基本的な考え方に親しんでもらい、少し慣れてきたタイミングで文字を表示する簡単なアプリケーションの製作にも取り組んでいただきました。
以上で3日間のトライやるウィークが無事に終了しました。
業務以外にも、休憩室で一緒にお昼ご飯を食べたりと交流の場もあり、楽しく過ごせていただけたようです。
また、担当者からも好評で、「初めての内容にも前向きに取り組む姿勢が印象的で、教える側としても刺激を受けました。」「今の仕事を志すようになったのが中学生の頃だったことを改めて思い出し、こうした機会の大切さを実感しました。」とコメントをいただきました。
マプリィで働く従業員にとっても、学生との交流を経て地域社会の貢献や教育について考えるとても良い機会をいただけたなと感じます。
ご本人にも楽しんでいただけたようで、マプリィでの職場体験を通じて将来の可能性を広げる手助けができていたら嬉しいです。