「学習塾」という言葉だけでは、Sociusは説明しきれない
Sociusのことを「学習塾」と紹介することはできます。
でも、私たち自身は、Sociusをそれだけの言葉で語りたくありません。
私たちがつくってきたのは、勉強を教えるだけの場所ではなく、地域の子どもたちが安心して来られて、大学生や大人と出会い、自分のペースで育っていける場所です。
学ぶことはもちろん大事です。ですが、それと同じくらい、子どもたちにとっての居場所であることを大切にしてきました。
勉強しに来てもいい。誰かと話しに来てもいい。少し元気がない日でもいい。まだやりたいことが見つかっていなくてもいい。そういう余白のある場所が、地域には必要だと思っています。Sociusは、そんな思いから少しずつ形になってきました。
Sociusは、地元の大学生たちと一緒につくっている
Sociusは、最初から完成されたサービスではありませんでした。
2年近く活動を続ける中で、地元の大学生たちと試行錯誤を重ねながら、少しずつ育ててきた場所です。
うまくいったこともたくさんあります。一方で、思った通りにいかず、立ち止まって考え直したことも何度もありました。でも、その繰り返しがあったからこそ、Sociusらしさが見えてきたのだと思います。ここで関わってくれている大学生たちは、単なるアルバイトやサポート役ではありません。
子どもたちと向き合い、保護者と関わり、場のあり方そのものを一緒に考える仲間です。
Sociusは、大学生と一緒に運営しているというより、大学生と一緒に育ててきたと言ったほうがしっくりきます。
子どもたちから学ぶ大学生、大学生から学ぶ私たち大人
Sociusで起きていることを見ていると、教育は一方向ではないと強く感じます。大学生が子どもたちに勉強を教える。それは確かにあります。でも実際には、それだけではありません。子どもたちの素直な問いや発想に、大学生がはっとさせられることがあります。そして、そんな大学生たちの姿勢や言葉に、私たち大人のほうが学ばされることもあります。
子どもたちから学ぶ大学生。大学生から学ぶ私たち大人。そして、またみんなで子どもたちの成長を支えていく。この循環が、Sociusには少しずつ根づいてきました。掛け声だけでは、こうした風土はできません。時間がかかりますし、失敗も必要です。それでも2年近く続けてきた今、ようやくこの場所に、学び合う文化が育ってきたと感じています。
成績を上げることだけでは足りないと思った
もちろん、私たちは学力向上を軽く見ているわけではありません。勉強がわかるようになることも、成績が上がることも、進路が開けることも大切です。ただ、それだけでは足りないとも感じています。
いまの子どもたちは、勉強だけでなく、人との関わり方や、自分の気持ちの置きどころや、「ここにいていい」と思える感覚まで含めて、いろいろな課題を抱えています。
だからこそSociusは、学習塾である前に、地域の子どもたちが安心して過ごせる場所でありたいと思っています。
まっすぐ正解に向かわせることだけが教育ではない。その子がその子の歩幅で前に進めるようにすることも、同じくらい大切です。Sociusは、そういう場所でありたいのです。
学ぶSociusと、実践するひびのばをつなげていきたい
これからのSociusを考える上で、私たちが大切にしているのが、駄菓子屋ひびのばとのつながりです。
Sociusは、学ぶ場所です。考えること、対話すること、自分の土台をつくることを大切にしています。一方で、ひびのばには実践があります。人と関わり、企画を考え、場を動かし、地域の中でやってみる。そこには、教室の中だけでは得られない学びがあります。
私たちは、この二つをうまく交わらせていきたいと思っています。
Sociusで学んだことを、ひびのばで試す。ひびのばで感じたことを、またSociusに持ち帰って考える。学習と実践が分かれるのではなく、行き来できるようになることで、学びはもっと深く、もっと生きたものになるはずです。
学ぶだけでは足りない。でも、実践だけでも深まりにくい。だからこそ、学習する場としてのSociusと、実践を積む場としてのひびのばが自然につながる形を、これからもっと育てていきたいと思っています。
Sociusは、まだ完成していない。だからこそ面白い
Sociusは、私たちだけでつくったものではありません。
子どもたちに教えられ、大学生たちと悩み、保護者と対話しながら、少しずつ形になってきた場所です。だから私は、Sociusを完成品だとは思っていません。いまも育っている途中です。でも、それでいいと思っています。むしろ、育ち続けられることそのものが、この場所の強さなのかもしれません。
子どもたちの居場所であり、大学生たちの挑戦の場であり、大人たちが学び直す場でもある。そして、Sociusとひびのばが交わりながら、地域の中に新しい学びの循環をつくっていく。私たちがSociusをつくる理由は、そこにあります。
Sociusの日々は、noteでも発信しています
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Socius公式note
https://note.com/socius_gunma