ワンスターでは、半期に一度行われる総会で、経営戦略に対して最も結果を出したメンバーをMVP賞として表彰するという文化があります。
今回は18期上半期のMVP賞を受賞されたYさんにインタビューしました!
新卒でワンスターのグループ会社にあたるファインドスターに入社し、セールスコンサルタントとしてご活躍。その後、2024年7月よりワンスターに出向し、同じくセールスコンサルタントとして成果を上げてこられました。
まずは、MVP受賞おめでとうございます!受賞された瞬間のお気持ちをお聞かせください。
私はファインドスターからワンスターに出向してきた立場ですが、これまでファインドスターで培ってきた営業スキルや考え方、仕事に向き合う姿勢を活かして『最速で結果を出す』ことに強くこだわっていたので、それが形になったのことが非常に嬉しいです。
今回は自分一人の力ではなく、これまでファインドスターで一緒に働いてきたチームや、成長の機会を与えてくれた上司たちの存在があってこその受賞だと思っています。
これまでの経験がしっかりと今につながっていることが伝わってきますね!
今回の受賞に至った理由を、ご自身ではどう捉えていますか?
今回の受賞は、自分の強みと環境がうまく噛み合った結果だと感じています。
配属されたのは、「新規営業」を担う部署でした。ファインドスター時代から新規開拓を中心に取り組んできた私にとって、この配属はまさに自分の得意領域。だからこそ、「ここで必ず成果を出す」と強く心に決めていました。
特に大きかったのは、私の上長の存在です。上長とは新卒時代の同期で、当時はグループ会社全体で一括採用・合同研修を行っており、研修後に適性を見てワンスターかファインドスターへ配属される仕組みでした。
その際、上長はワンスター、私はファインドスターに配属され、別々の道を歩むことになりました。
それでも研修後も定期的に会い、互いの価値観や仕事への向き合い方を共有し続けていた関係性だったため、「ようやく一緒に働ける」という気持ちもありましたし、自分にとって心強い環境でした。
上長は、私の強みを最大限に活かせるポジションで、プロセスに細かく介入することなく、「結果を出すこと」に集中できる環境を整えてくれました。だからこそ、自分で考えて走り切ることができ、その中でこれまで培ってきた新規営業のスキルがさらに研ぎ澄まされた実感があります。
こうした環境で自分の力を試す機会をいただけたこと、そしてその期待に応えることができたことが、今回の受賞につながったのだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
(上司とのツーショット写真!)
ご自身の強みを活かせる環境があったからこそ、結果につながったのですね。
では、その成果に至るまでには、どのような苦労や壁があったのでしょうか?乗り越えてきたプロセスについてもお聞かせください!
一番苦労したのは、これまで携わったことのない業界、そしてファインドスター、ワンスターとしても接点のなかった業界に飛び込んでいったことです。
ファインドスター時代は、通販業界の中である程度の知名度があったため、提案の際にも一定の安心感や信頼感を持って受け入れていただける土壌がありました。しかしワンスターに来てからは、これまでアプローチしてこなかった業界への営業が中心となり、企業様の多くがファインドスターやワンスターの名前すら知らない状態。ゼロから信頼を築く必要がありました。
加えて、各業界特有の構造や課題にも、最初は戸惑いました。課題の設定や仮説の立て方ひとつとっても簡単ではありません。それでも、業界の構造や課題を理解するために、動き続けました。
IR資料を読み込む、AIとの壁打ち、業界に精通した方の話を聞く――そうした手段を通じて「この会社は何を目指し、どんな課題を抱えているのか」を自分なりに考え、仮説立てを行った上で商談。このサイクルを繰り返していく中で、各業界ごとに直面する課題は一見バラバラに見えましたが、抽象化して捉えることで、実はこれまで自分が取り組んできた通販領域と本質的には同じ課題構造を持っていることに気づきました。
この発見以降は、課題の仮説立ても以前よりスムーズになり、業界ごとの違いに惑わされずに本質にたどり着く速度や精度が格段に上がった感覚があります。改めて「抽象化して考えること」の重要性を実感した経験でもありました。
こうした取り組みを重ねた結果、自社を知らない企業や未開拓の業界に対しても提案をしっかり届けられるようになり、最終的には半期で新規4社の受注という目標を達成することができました。この経験は、自分にとって大きな成長実感につながっています。
(受賞時のお写真!)
ゼロからのチャレンジを積み重ねて、しっかりと成果につなげてこられたのですね!
そんな今回の取り組みを通じて、ご自身の中で何か変化や新たな気づきはありましたか?
今回あらためて強く実感したのは、「コンフォートゾーンにいたままでは、大きな成長は得られない」ということです。
ファインドスター時代、自分は「新規営業が得意だ」と思っていました。もちろん努力はしていたつもりでしたが、今振り返ると、営業のしやすい環境に大きく助けられていたのだと気づかされました。
ワンスターではゼロから信頼を築く必要があり、営業としての力が試される環境の中で、「これまでのやり方では通用しない」と思い知らされたことが、今回の取り組みの大きな転機でした。
ただその分、自分自身で仮説を立てて行動し、試行錯誤を繰り返すことで、これまで以上に新規営業に関するスキルが磨かれた実感があります。
今後も、慣れた環境に身を置きたくなる自分に対して、「あえて挑戦を選ぶ」姿勢を意識的に持ち続けていきたいと思っています。チャレンジをやめた瞬間に成長も止まってしまう。その危機感を忘れずに、これからも自分の存在価値を高めていきたいです。
“挑戦し続ける姿勢”が、ご自身の成長にも成果にもつながっているのですね!
新規受注の際に意識していることを聞かせていただけますか?
新規営業を行う上で特に重視しているのは「ヒアリングの質」です。
商談の場でどれだけ深く、具体的に情報を引き出せるかが、その後の提案の精度や社内連携に直結すると考えています。
特に「BANT情報(予算・決裁権・ニーズ・導入時期)」をできるだけ具体的にヒアリングすることを意識しています。営業においては基礎中の基礎ですが、この情報の解像度が、その後の具体的な提案の質に大きく影響します。
ヒアリングが甘い状態では、テスト問題がすべて記述式になってしまうのと同じで、答えを導き出すのが非常に難しくなります。私が心がけているのは、ヒアリングによってテストの問題をいかに穴埋め形式に変えるか、そしてその穴埋め問題も、いかに正解を導きやすい状態にするかということです。
こうした意識でヒアリングを行うことで、提案の精度や納得感が格段に高まると考えてます。
また、クライアントと同じ目線・解像度で会話ができる状態を目指すためにも、業界の知識や過去の取り組み、組織構造などを事前に調べ、商談中にも細かな点まで根掘り葉掘り伺うようにしています。想像や憶測に頼るのではなく、事実としての情報を得ることで、提案内容の納得感や説得力がまったく変わってくるからです。
このヒアリングが不十分だと、社内でのリソース調整やスケジュール設計にも影響が出てしまうので、日ごろ「聞く力」にはこだわっています。
徹底した情報収集が重要なんですね!
最後に、今後の目標について教えてください!
「自分は自分らしく生きていい」――そのことを、仕事を通じて証明していきたいと考えています。やり方やスタイルは人それぞれでいい。でも、その上で“ちゃんと成果を出す”という責任も忘れずに持ち続ける。こうした考え方は以前から持っていたのですが、より思いが強くなったきっかけは、私が応援しているアイドルグループ・FRUITS ZIPPERの存在です。FRUITS ZIPPERは“人それぞれの個性を認め合い、ありのままの自分を肯定する”価値観を持った「NEW KAWAII(にゅーかわいい)」というコンセプトを掲げ活動してます。彼女たちがそれぞれの個性を大切にし、互いを尊重しながら、大きな夢に向かって挑戦し続け、叶えていく姿に私は何度も勇気をもらってきました。
誰かと比べるのではなく、自分のキャラクターやスタイルをそのまま受け入れ、ありのままの自分で仕事に向き合い、しっかりと成果を出す――そんな生き方を、私自身も全力で体現したいと思っています。そして、そんな私の姿を通じて、「自分も自分らしくあっていいんだ」と感じてくれる人が、ワンスターや関わるすべての方の中に一人でもいてくれたなら、それこそが私にとって、何よりの“成果”だと心から思います。
ワンスターに来てからは、上長をはじめ、私の個性を理解し尊重し、自由にチャレンジさせてくれる環境に心から感謝しています。そして、その自由は「結果を出すこと」で初めて肯定されるものだと感じているからこそ、これからも“自分らしさ”と“成果”の両立を妥協せず追い求めていきたいです。
(FRUITS ZIPPERのイベントに参加した時のお写真!)
Yさんの姿勢が、誰かの背中を押すことになるかもしれませんね!
本日は貴重なお時間、ありがとうございました!
自分らしさを大切にしながらも、「結果で証明する」という姿勢を貫くYさんのお話からは、仕事に対する誠実さと覚悟がよく伝わってきました。
「自分もこのままでいいんだ」と誰かの背中を押せる存在でありたいという言葉に、私自身も大きな気づきをもらいました。これからのさらなるご活躍が楽しみです!