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ベンチャーへの転身:グルーバル企業 Appleからマジックハットへ

 今回お話をお伺いするのは、セールスマネージャーの余越 美昭(よこし よしあき)さんです。2005年にApple Japanへ入社、ダイレクトセールス部門を担当。2019年4月にマジックハットへ参画し、入社時より即戦力として、大口顧客への提案、多数のパートナー企業のマネージメントまで活躍されています。

 余越さんが時価総額世界1位のAppleを離れ、マジックハットへ入社された背景をお伺いしました。

iMacに出会った衝撃

 ✴︎まず、なぜ前職のAppleに入社されたのですか?

 出身は広島の尾道という小さな港町でだったんですが、大学進学で東京に来て、慶應で哲学を専攻してました。かなり緩い学科だったんですが、卒業論文はさすがに提出する必要があり、出会ったのがMacでした。まだ、コンピュータとワープロの違いも分からない学生で、時代も95年インターネット元年からそれほど経ってもいない時期でした。ただ、卒論作成用の機材を探し、秋葉原の街をぶらついている時に、初代iMacの予約販売のチラシをもらったのです。



 当時は衝撃でした。コンピュータと言えば、マニアックもしくは業務用の無機的な機材だったものが、簡単にインターネットに接続できて、ユーザーフレンドリーなインターフェースとデザイン、新たな時代を感じさせるカッコ良さにただただ興奮しました。当時のAppleはデジタル・ハブ構想と言って、映像制作、音楽など、コンテンツデジタル化のハブとしてMacを中心に据えたコンセプトを打ち出していました。これは、後々iTunesリリースなどにも繋がっていく、今のAppleを予感させるものでした。そのことが、Appleで働きたいと思った原体験になっていると思います。

 そこで、Apple Storeのポジションを見つけて、飛び込んだのがAppleへ入社したきっかけです。まだ、オンラインのApple Storeがオープンしたばかりで、一般コンシューマ向けの販売だけでなく、企業や教育機関向けの販売にも力を入れ始めており、それが私のキャリアのスタートになっています。


時価総額1位の企業への急成長

 ✴︎Appleでの体験はどうでした?

 入社時はiPod miniがリリースされた頃で、デジタルガジェットをリリースするユニークでニッチな会社で、社内も個性豊かなタレントが揃っていました。そこから、iPhoneやiPadなど革新的な製品が次々とリリースされ、会社規模も加速度的に拡大していきました。自分もコンシューマ向けインサイドセールス、SMB向けセールス、エンタープライズ向けアカウントマネージャーとキャリアを積み上げていきました。在職期間は結局13年くらいになったのですが、IT業界がドッグイヤーと言われたように、目まぐるしく市場が拡大し、自分が携わる製品が日本のライフスタイルや更には社会構造にまで影響を与えていくのを目の当たりにしたのは、貴重な体験となりました。

 ✴︎共に成長したAppleをなぜ離れて、マジックハットに参画されたのですか?

 自分が入社した時は、 Appleはベンチャーの雰囲気を残していました。そこから試行錯誤しながら、日本市場を開拓していく一員になれたことは、最高の財産です。もちろん、死にそうなほど大変な時期もありましたが。(笑)

 Appleが成長していく中で、グローバルカンパニーとして、マーケティング、ブランディング、セールス、サプライチェーンなども、US本社の優秀なマネージメントによって、どんどん整備されていきました。現在のApple のCEOであるTim Cookも日本にも4半期毎に来日し、世界共通のオペレーションが完成していきます。他方、巨大化した企業運営では当たり前ですが、標準化された業務の中で、自分自身の仕事もセグメンテーションされた専門職となっていきました。

 そんな時、Nike社のApple導入プロジェクトに参加しており、一緒に仕事をしたのがマジックハットのメンバーでした。同じくApple出身のメンバーが中心となっており、導入のコンサルテーションをマジックハットが担当していました。ブランドマネージメントや、部門の権限などから、外資系ブランドカンパニー間で、効率的にクリエイティブな提案や体制を構築するのは至難の技なのですが、その課題をマジックハットが、タイムリーに解決していく力、またグローバル企業の一員だった先進性もありつつ、ベンチャーの軽やかさでドライブしていくのを目の当たりにしたのが新鮮でした。

 同じ時期、プライベートで娘が誕生し、父親として何を伝えれるだろう?人生は楽しいものであると伝えられるような父親でありたいと思うことが、しばしばありました。大企業の一員としてではなく、より自分自身の裁量と責任で生きることが、自分の人生を生きることではないかと思うようになっていました。それがマジックハットでは実現できるのではと思ったことが、参画する根拠となりました。入社後、わがままを言って、仕事からも家族からも離れて、10年ぶりに1人で海外を旅し、心身をリセットして、後戻りはできないんだと!と覚悟を決めて(笑)、2019年にマジックハットに参加しました。


自分らしいキャリアの創造

 ✴︎入社されて会社やメンバーの魅力はなんですか?

 イメージ通り、自由です。

 裁量もあり、責任もあり、その上で、自由に働くことができています。

 コロナ前から、コアタイムもなく、リモートワークも可能で、クリエイティブに仕事ができる環境です。共に働くメンバーもプロフェッショナルな人間が多く、自分にはない知見に触れたり、学ぶ機会もあります。外国籍メンバーもおり、ナチュラルにダイバーシティも体現されているのではないでしょうか。本質的な成果を、中長期で求める方針なので、瑣末な成績にも追われず、顧客主義に沿った活動をしています。入社後、毎年堅調に業績も拡大し、求めた仕事のスタイルが、成果にも繋がっていると感じます。

 ✴︎今後どのようなことを実現していきたいですか?

 長年IT企業でセールスはしてきましたが、テクノロジーの進化はより早まり、マジックハットで必要とされる知識も、ハードだけでなく、BI、ビックデータ、オンライン教育、クラウドなど多岐にわたります。その進化するテクノロジーにキャッチアップしながら、付加価値を上げて提供できるように成長できればと考えています。一緒に働くメンバーも、切磋琢磨する中で、さらに輝いていくと思うので、まだまだ負けられないですね!


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