自己紹介
ディレクターの関根です。
大学を中退して芸人の道に進み、ずっと“人を笑顔にしたい”“だれかの心を動かしたい”という思いで走り続けていました。
今はディレクターとして、Music PlanetやVoice Planetに挑戦する方々の自己実現を後押しする仕事をしています。
これまでの経歴
アプラへ入社する前は6年間、芸人として活動していました。
生まれは福島県で、震災の影響もあって神奈川に引っ越したんですけど、環境が一気に変わったんです。
友達もいなくて、孤独を感じていたときに救ってくれたのが、テレビや音楽でした。
昔から「人のために働きたい」って気持ちはずっとあって、もともとはテレビの裏方の仕事に興味があり大学に進学したんですけど、
「裏で支える前に、まず表舞台に立ってみたい」と思うようになったんです。
自分が孤独を感じていたときに救われたように「いつか自分も、だれかを笑顔にしたい」って思うようになって、それが芸人を目指すきっかけになりました。
それで大学を中退して、アルバイトでお金を貯めて、NSC(吉本総合芸能学院)に入りました。
面接では自作のギャグを披露して(笑)。あのときの緊張感は今でも覚えています。
芸人としての活動と同時に、生活のために焼肉屋で働いたり、施工管理の仕事もしていました。施工管理では、大規模なプラント現場を担当していて、現場を動かす一員としてやりがいを持って働いていました。
ただ、常に危険と隣り合わせで、嫌な報告が上がってくることも多くて…。
現場で働く作業員の方々は本当に尊敬していましたし、すごい仕事だと思っていたんですが、「自分が長く続けていける環境ではないかも」と感じていました。
でもコロナの影響で舞台が激減して、活動の幅が狭まってしまって。
もともと「芸人として5年頑張って、結果が出なかったら辞める」と決めていたので、区切りをつける決意をしました。
後悔は全くないです。全部出し切った感覚でした。
なぜアプラへ?
ちょうど転職活動を始めようと思っていたタイミングで、職場の仲間からアプラを紹介してもらったんです。
ベンチャー企業で働いたことがなかったので、「自分に合うのかな?」「どんな環境なんだろう?」って不安も半分くらいありました。
でも、紹介してくれた人が信頼できる人だったので、「その人が薦めるなら間違いないだろう」って思えたのが最初のきっかけでしたね。
実は、もともと音楽が好きで、幼少期はピアノとドラムを習っていたり、中学では吹奏楽部に所属していました。そのあと芸人として活動していたので、広く言えばずっとエンタメの世界にいたんです。
だからエンタメ事業を展開しているアプラにも、どこか通じるものがある気がして、完全に未知というよりは「不安もあるけどワクワクする」みたいな感じでした。
面接で代表や部長の話を聞いて、「人のために」という想いがすごくまっすぐだと感じたんです。
もちろん、世の中のほとんどの仕事は誰かの役に立っています。でも、ここまで直接的に人の人生に関わり、ハッピーを生む仕事って、そう多くないと思って。
自分自身、芸人として挑戦して挫折した経験があるからこそ、「もしあのとき、サポートしてくれる人がいたらまた違ったのかな」って思う瞬間もありました。あの頃は“やるなら人生捧げるしかない”って思ってたんですけど、アプラの世界観を知って「そうじゃないやり方もあるんだ」って伝えられる仕事だと思ったんです。
さらにもっと遡ると、もともと裏方志望からまずは表舞台を経験したほうがいいと思って、芸人という道を選びました。
それが6年越しにこうして人の挑戦を支える側に繋がっていて、めちゃくちゃ縁を感じています。
入社後に感じたこと
入社して最初はマネージャーとしての仕事を担当していました。
具体的には、Music PlanetやVoice Planetに参加してくださった方々一人ひとりの自己実現に寄り添っていくポジションです。
参加者の方々はそれぞれに異なる背景や想いを持っていて、目標や挑戦の内容も十人十色です。そうした多様な想いに耳を傾けながら、一緒に課題を整理し、さまざまな形で歌手活動や声を使った活動ができるように伴走していく仕事です。
芸人時代とは真逆のデスクワークで、最初は戸惑いもありました。
でも、参加されている方々が夢に向かって歩まれている姿を近くで見ているうちに、
「この仕事って、めちゃくちゃ価値があるな」と感じるようになったんです。
“自己実現を、あらゆる人へ。”というアプラのミッションが、
日々の業務の中でリアルに伝わってくる瞬間があって。
ときには不安や悩みを抱えた方と話すこともあるんですけど、
「過去のつらい経験を歌にしたい」「誰かを元気づけたい」のような想いを聞くたびに、
“自己実現に寄り添う”ってこういうことなんだなと感じます。
芸人時代、自分も誰かを笑顔にしたくてネタを作っていたので、
その想いが形を変えて、今につながっている気がします。
いまの仕事
いまはディレクターの仕事をしています。
マネージャーとして働いていた中で、“挑戦したいけど踏み出せない方”にもたくさん出会いました。
そういう人たちの背中をもっと押せるような仕事をしたいと思って、上司に「ディレクターに挑戦したいです」と相談しました。
当時の取り組み姿勢や成果を評価していただき、「じゃあ一度やってみないか?」と正式にチャレンジの機会をいただいたときには、迷わず「ぜひお願いします!」と答えました。
挑戦の意思と、これまでの行動・成果を認めてもらえたからこそ得られた機会だと感じていますし、期待に応えたいという思いで日々取り組んでいます。
Music PlanetやVoice Planetに参加しようか悩んでいる方って、ほとんどが「本当に自分なんかにできるのかな」「挑戦しても大丈夫かな」って、不安を抱えてるんです。
その気持ちに寄り添いながら、歌手活動や声を使った活動を通した自己実現の後押しをするのが僕たちディレクターの役目です。
だからこそ、もちろん軽い気持ちではできないんですよね。
応募された方にとっては、人生を変えるかもしれない大きな決断ですし、僕自身もその瞬間に立ち会う責任を感じています。
毎回が“その人の人生と向き合う時間”で、言葉ひとつ、表情ひとつにも重みがある。
「この人が言うなら信じてみようかな」と思ってもらえるまで、しっかり向き合う必要があるんです。
正直、プレッシャーもあります。
でも、その方が決断して「やります」と言ってくださった瞬間の表情を見ると、「この仕事を選んでよかった」と心から思えるんです。
そして何より、参加後に少しずつ自分の理想を形にしていく姿を見たとき、輝いた顔で「やってよかったです」と言ってくれる。その瞬間が本当に嬉しいですし、すべてが報われる気持ちになります。
今後のこと
芸人のときは“自分がだれかを笑わせたい”という気持ちが一番でした。
でも今は、“だれかの自己実現を後押ししたい”という想いのほうが強く、ずっとそれは続けていきたいですね。
挑戦する過程で、少しずつ表情が明るくなっていったり、自信を持ちはじめたり、そんな変化に触れるたびに、「あぁ、この人の力になれているんだ」と実感します。
その瞬間、むしろ自分のほうが勇気をもらっている気がするんです。
芸人として6年、表舞台に立ってきましたが、、
今は“支える側”として新しい舞台に立っているような感覚です。
これからも、挑戦する人のそばで、背中を押し続けていきます。
さいごに一言
アプラって本当に“フラットで風通しのいい会社”なんですよ。
年齢とか社歴、さらに役職まで関係なく、いい意見ならどんどん採用されるし、「こうしたほうが良くないですか?」って話したら、ちゃんと耳を傾けてくれる人ばかりなんです。
そういう環境だからこそ、自分の意見も出しやすいし、みんなでひとつの方向に向かって進める感じがすごく好きですね。
上下関係というより、“仲間”って感覚の方が近いかもしれません。
だからこそ、一緒に働く人にも「誰かの挑戦を支えたい」「目の前の人の背中を押したい」っていう想いを持っていてほしい。
スキルとか経験よりも、そういう“人に向き合う姿勢”が大事だと思うんです。
お互いをリスペクトしながら、刺激し合って、いい意味で“熱量をぶつけ合える”ような関係でいたいですね。
そういう仲間と一緒に働けたら、きっと一緒に目指す未来も、もっと明るくなると思います。