H.Uさん:音響開発部(組込み向けミドルウェア開発) 2023年入社
⼊社以降、⼀貫して組込み向けミドルウェア開発に携わり、⾳響信号処理システムの設計や実装を担当しているH.Uさん。
⼊社1年⽬でプロジェクトのメインプログラマーを任され、設計から海外とのやり取りまで幅広く経験。
失敗から学び、仲間に⽀えられながら視野を広げてきたこれまでの歩みに迫ります!
◾️まず、今やっていることを教えてください!
現在は複数の開発業務に携わっています。
ひとつは組込み向け⾳響製品CRI SOLIDAS の総合開発環境に関連する業務です。
CRI SOLIDASの総合開発環境を使⽤すると、簡単に⾳響信号処理の組込みシステムを構築できる利点があります。プログラマーの代わりにシステムが裏でC⾔語のプログラムを⼤量に⽣成してくれるのですが、そのための仕組みや必要な各種機能を設計、実装しています。
またFPGAというICを使⽤した、⾳響信号処理システムの設計・実装も担当しています。
◾️CRIに⼊ろうと思った理由は?
「⾳と映像で社会を豊かに」という企業理念に共感できたこと、⾃分のやりたいことが実現でき、⾃分のスキルが活かせると感じたからです。
もともと⾳と映像の分野に興味があり、その中で幅広く技術に触れていきたいと考えていました。
実は学⽣時代、⾳と映像の技術に関するとある会社で、情報収集のお⼿伝いをするリサーチアシスタントのアルバイトをやっていて、当時はその会社にそのまま⼊社するつもりでした。
ただ、途中で考えが変わりました。
その会社もでしたが、⾳と映像の技術のコア部分の技術を扱っている企業は、いわゆる⼤企業が多いんですよね。規模が⼤きい企業にはもちろんメリットも多いですが、その企業に⼊社したからと⾔って、⾃分がやりたいことに携われるかどうかはわからないなと思い始めて。
⼀⽅でCRI は⾃分のイメージに近い働き⽅ができそうに思えました。少数精鋭だからこそ、ひとりが担当する分野も幅広そうで、おそらく⾃分が興味のある仕事に携われるだろうと予想して志望度合いが⾼まっていきました。
実際に⼊社し、狙い通りに⾃分のやりたい仕事に携わることができています。やりがいもあって満⾜度はかなり⾼いですね。
◾️⼊社1年⽬を振り返って、印象に残っていることはどんなことですか?
配属されてから4 ヶ⽉⽬に、とあるプロジェクトのメインプログラマーを任されたことです。期待されていると感じて嬉しかった⼀⽅、当時は失敗できないという不安や緊張がありました。
今考えてみると実際はそんなことないのですが。
システム全体および詳細設計、プロジェクトの⼯数⾒積や管理、独⾃通信プロトコルや信号処理システムの設計・実装、海外の協⼒会社との英語でのやり取りなど……業務は多岐にわたりました。
システム設計は当社の場合、⾃分で草案を作成し、先輩からのフィードバックを経てブラッシュアップをしていくのですが、⼤⽅問題ないだろうと思って先輩の元へ持っていくと、「xxx というコーナーケースでyyy が起きる」とたくさんのフィードバックをいただき……⼤変勉強になりましたね。
⾃分の視点が狭くなっていたことに気づきましたし、設計の際には幅広い視野を持つことの重要性を学びました。
このプロジェクトに関わって多くの学びがありましたが、最も印象に残っているのは、困難に直⾯した時に上司や先輩が惜しみなくサポートしてくれたことです。単に知識を提供するだけでなく、考え⽅やアプローチ⽅法についても修正してくださり、おかげで⾃信を持って業務に取り組むことができました。
そんな経験の積み重ねを経て……上司や先輩社員に、事細かく「これで良いですか? ⼤丈夫ですか?」と聞くことも減っていきましたね。
確認すべきこと、⾃分の判断で進めて良いものの分別がつき、⾃律的に業務を進めることが増えました。
◾️これまでにした失敗と、そこからどのようなことを学んだか教えてください!
初期設計で間違えてしまったことですね。協⼒会社が作っているシステムとの通信プロトコルを策定しようという段階で、通信のタイムアウト時間をシビアに設定してしまったのです。
上⻑からは、もう少し緩めに設定したら? とアドバイスをいただいたのですが、⾃分としては、「こういう理由でこうだから⼤丈夫だと思います」と伝え、シビアな設定のまま進めました。
ただ、実はその検討に考慮もれがあって。数か⽉後、⾃分がものすごく苦労することになりました。
最終的に、協⼒会社に「タイムアウト時間を延ばせないですか?」と依頼をするほかなく、先⽅からは当然ながら、「この設定で作ってしまったので厳しいです」と返されてしまいました。他のところで対応しようにもどうにもならず、お詫びと再度のお願いをした結果、ありがたいことに最終的に対応していただけて、なんとか事なきを得ました。
迷惑をかけてしまったことについて、申し訳なく思ったのと同時に、上⻑や先輩のアドバイスはきちんと聞こう……と⼼から思いましたね。
理屈ではない、これまで培った経験値をもっての助⾔なので。
◾️部署の雰囲気はどんな感じですか?
雰囲気は部署によって異なると思いますが、⾃分の部署は⾃由な雰囲気ですね。設計に悩んだら、先輩や詳しい⼈に相談しつつ⼀緒に解決⽅法を考えます。
それから、部署の特性上、様々なハード(評価ボードや測定機材など様々な電⼦パーツ)を購⼊するのですが、それが届くと部署内であれができるね、こんな使い⽅もできるねと雑談で盛り上がります。
今年で3年⽬になり、後輩が同じ部署に増え、業務をレクチャーする機会が増加しました。徐々に⾃分の役割が変化してきていると感じています。
とはいえ、あまり先輩社員としてのプレッシャーはないですね。
学⽣時代に家庭教師のアルバイトをしていたことや、研究室で後輩に教える機会が多かったこともありますが、⾃分だけで後輩をフォローするわけではなく、上⻑や先輩、チーム全体でサポートしているという安⼼感があるからかもしれません。
◾️3年⽬になり、同期との関係はどうですか?
同期は8⼈いますが、お昼は出社しているメンバーで⼀緒に⾷べています。
「リラクスペース」というフリースペースで、それぞれお昼ご飯を持ち寄って雑談をしています。他部署の近況を聞いたり、休⽇遊ぶ予定を⼀緒に⽴てたり、ゲームやボードゲームをしたりと様々で、この時間が⼤好きです。
ちなみに、会社付近にはたくさんランチ場所があるのですが、曜⽇替わりでキッチンカーが来ていて、そこのご飯がオススメです!
◾️今後の目標
「もっと任されたい!」ですかね。
現時点でも裁量に委ねられている部分は多いですが、⾃分がより成⻑しできることが増えれば、もっと⼤きくなると思っています。
あとは、展⽰会にアテンドとして参加することが多いのですが、あくまでエンジニアとして参加なので、今後は営業ライクな業務にもチャレンジしてみたいです。お客さんの意⾒をヒアリングし、課題解決の提案をしていくのも楽しそうだなと思っています。
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