【ヒトキワ活用事例】「熱意がある人材に、国籍の壁はない」グローバル人材が数多く働くクリーニング会社の思い(ライフクリーニング様)
神奈川県綾瀬市にて、医療機関・介護福祉施設に特化したリネン事業を展開する株式会社ライフクリーニング(以下「ライフクリーニング」)様は、従業員の半数以上がグローバル人材という環境で、様々な国籍の人材が活躍しています。
今回は、代表・大隅重一様(以下「大隅様」)に「グローバル人材と働くメリット」「他社からの評判」「ヒトキワの活用方法」などについて伺いました。
また、同社で就業中のグローバル人材・チャン様・シマ様・ケシャブ様にも、「日本で働いて感じていること」をインタビューしました。
「ここで働きたい!」という熱意を持った人材に、“日本基準の清潔なクリーニング”を伝えたい
ーライフクリーニング様の事業内容を教えてください。
大隅様:
医療・介護業界特化型のリネン業を展開しています。
たとえば医療従事者の皆さんの着用したユニフォームや患者さんが使った枕、シーツなどを綺麗にした上で、また病院にお返しするという仕事ですね。
取引先の多くが病院となりますので、患者さんの健康をお守りできるよう、清潔さと品質を守ったクリーニングを大切にしています。
ーライフクリーニング様ではどのようなグローバル人材が働いてらっしゃいますか。
大隅様:
今、当社では39名のグローバル人材が働いています。全社員が59名なので、半数以上ですね。ヒトキワさん経由では10名を採用しました。
ベトナム、ネパールのスタッフが特に多くて、入荷と出荷の管理を担当しています。
素直で、日本語を熱心に勉強する子が多くて助かっています。
ーグローバル人材を採用することに対して、どのようなお考えがありますか。
大隅様:
様々な国籍のスタッフが働いていますが、どの国から来た子でもまずは「日本における清潔さとは何か」を徹底的に研修で伝えるようにしています。国の文化によって何を清潔と捉えるかは全く違うので、様々な言語で張り紙やマニュアルを作ったり、日本人スタッフが一つひとつ「掃除の仕方」「洋服の畳み方」などを手取り足取り教えていますね。
「清潔さとは何か」の目線が合い、習慣化された上で仕事に取り掛かってもらうようにしています。
ー人材採用にあたりヒトキワを選んでくださった一番の決め手は何でしたか。
大隅様:
担当・兼松さんの人柄が一番です。
もちろん、“紹介料コスト0”という点も大きな魅力でした。
たとえば日本人向けに求人広告を出そうとすると、2週間くらいで10万円以上のコストがかかってしまいますが、コストがかからないのであればまずは試せますしね。
ーヒトキワの“紹介料コスト0”システムを利用して良かった点があったら教えてください。
大隅様:
率直に言えば、はじめる前は「コスト0円でも、ちゃんとした人が来るのかな」「日本で働けるならどこでもいい、というような候補者ばかりなんじゃないか」と不安な部分もありました。
しかし実際には、「ここで働きたい!」とちゃんと当社を選んできてる応募者が多いのは嬉しい誤算でした。内定を出すと、会社の近くで自主的に一生懸命アパートを探して入社してくれる子ばかりでしたね。
ヒトキワさん経由の人材はとにかく熱意がすごいですね。国籍関係なく、どの子も熱意があるので、すぐに日本語も仕事も覚えて活躍してくれます。
当社では技能実習生の受け入れも行っているのですが、その場合、航空券や住居の手配もすべて僕が行っています。これが結構大変なんですね。
それに対して、生活の準備も自分で整えて、「この会社でずっと頑張ろう!」と決意をもって入社してきてくれるヒトキワさん経由の子たちを見ていると、僕ら側もグローバル人材に長く働いてもらえるよう頑張ろう、と嬉しくなります。
ー採用に至るまでのプロセスで、ヒトキワがお役に立てたことはありますか。
大隅様:
ヒトキワさん経由の採用は、何の心配もなく進められています。
先ほども言いましたが担当・兼松さんのお人柄も良いですし、何か不安があればすぐに対応してくださるので、いつも助かっています。
「おたくの従業員はみんなすごいね」、同業他社からも絶賛の声が集まるグローバル人材の活躍
ーグローバル人材が会社に慣れるまでに苦労した点や取り組んだ工夫があったら教えてください。
大隅様:
やはり、日本語の習得まではお互い苦労はありますね、どうしても日本語がある程度できないと仕事も進まないので。
人によっては入社すぐは通訳が必要になりますし、同じ国籍の先輩がいる場合は、その先輩がしっかりフォローしてくれていますね。
例えば2年前に入社したネパール人の子ですと、最初は日本語が一切わからなかったし文化の壁もあったので、正直僕らも困ったし、本人ももどかしそうでした。
でも2年かけてだいぶ日本語を学んで、仕事にも真面目に取り組んでいるし、今となっては、新入社員の通訳もちょっとやってくれるぐらいまで成長しました。
だから、仕事に対する思い入れと熱意があれば、日本語は自然とついてくるし、大きな心配はいらないと思います。
とにかく、仕事への思い入れがある子とない子だと、その後の成長速度は全然違いますね。
ーグローバル人材が増えたことで、サービスの品質やお客様の評判に何か変化はありましたか。
大隅様:
うちはクリーニング機のモデル工場になっているので、「機械を見せてほしい」と同業他社の方が良く見学に来るんです。
そういう他社の方にも、うちのグローバル人材はきちんと対応するのですごく評判がいいですね。見学の短い時間接しただけでも、従業員一人ひとりの熱意が伝わるみたいなんです。
「おたくの従業員はみんなすごいね」と言ってもらう度、本当に誇らしいです。
ーグローバル人材と日本人スタッフの方の間のコミュニケーションの壁など、何か課題はありましたか。
大隅様:
コミュニケーションは本当にうまく行ってますね。
同じ仕事を現場でやっている仲間であれば、国籍がどこかなんて関係ないんだなあと思います。みんな笑いながら仕事をしていることも多いですよ。
ー素敵なチームですね!そんなチームワークを高めるための取り組みがあったら教えてください。
大隅様:
みんなで色々な場所に出かけるようにしていますね。せっかく日本に来てくれたのだから、日本の良さをたくさん知ってほしいじゃないですか。
伊豆で食事会をしてみたり、横浜の赤レンガ倉庫、動物園…出かける時のお昼のおにぎりは僕が作るんですよ。
意外だったのは遊園地のジェットコースターです。喜んでくれると思ったんだけど、初めてだからかフラフラになる従業員もいたりで、あまり喜ばれませんでした。
その後に行った白糸の滝ではみんな大はしゃぎでしたね。
ーグローバル人材採用を行って一番のメリットは何でしたか。
大隅様:
仕事の効率と生産性がとにかく上がりましたね。みんな一生懸命やるから、その分早く仕事も終わります。
機械から洗濯物を引っ張り出す仕事なんて、グローバル人材の従業員が社長の僕よりうまいですよ。
仕事を覚えるスピードだけでなく、やる気もみんなあるから、「この作業を効率化する方法はないか」を常に考えてくれています。
あと、入社したての新人でも先輩に積極的に質問するし、先輩側も新人をフォローしながらやってくれていますね。面倒見の良さは素晴らしいと思います。
ー逆に、課題はありますか。
大隅様:
先ほどお話した通り、様々な文化を持つ国から来た人材に、「日本基準の清潔さとは何か」をどう伝えて、足並みを揃えていくか、ということはありますね。
その他だと、みんな海外から来ているので、国に帰って家族に会いに行く、等の事情でどうしても休みが長くなりがちな点ですかね、家族と少しでも長く一緒にいたいという気持ちはわかるんですけどね。
もちろん他の従業員がフォローはしてくれるんですが、当社では休みは最長1か月までという規程にして対策しています。
ヒトキワの改善力で、10名ものグローバル人材採用に成功
ーヒトキワを利用して良かった点があれば教えてください。
大隅様:
改善の打ち手の多さとスピードの速さですね。
ヒトキワさんにお願いした当初はあまり人材が集まらず「人が来ないけどどうしたのだろう」と正直心配していました。
しかしその後、「求人のここを修正してみたらどうでしょうか」「ライフクリーニング様のこんないいところを求人でPRしてみたらどうでしょうか」というように改善案をたくさん持ってきてくれたんですね。
そこを変えていくと、どんどん応募者が集まるようになり、結果的に10名もの熱意のあるグローバル人材が採用できましたので、今は安心してお任せしています。
ーヒトキワに今後さらに期待するサポートはありますか。
大隅様:
当社だと、既に日本に来て日本語を勉強している応募者が今までは多かったのですが、海外在住者の応募も増えてきています。
海外在住者の場合は、日本語が全然わからない状態で応募される方が多いので、面接前の語学力アップのサポートなどもしてもらえると助かります。
ー今後も、グローバル人材の採用を続けるご予定はありますか。
大隅様:
今後もご紹介いただきたいと思っています!
採用基準としては、今後は“日本語の文字の読み書き”が出来る方を積極採用していきたいです。入出荷作業には日本語で書類を書く業務があるので、文字の読み書きができると即戦力になるんです。そこさえあれば、あとは本人のやる気次第でどんどんスキルアップできます。
ーグローバル人材の採用を検討している企業に向けて、アドバイスがあったら教えてください。
大隅様:
ヒトキワさん経由のグローバル人材は、とにかく働くことに対して前向きです。「この会社で働いて、技術をしっかり身に着けたい」という姿勢がちゃんと見える人材が多いので、グローバル人材を初めて採用する際には、ヒトキワさんに相談すれば安心して採用を進められると思いますよ。
「日本語を少しでも学んでいると、働き始めた時に役立つ」「安定した生活を手に入れて、結婚できた!」、実際に働くグローバル人材の声
ライフクリーニング様で実際に活躍する、チャン様(ベトナム出身)、シマ様(ネパール出身)、ケシャブ様(ネパール出身)にも話を伺いました。
ーライフクリーニング様で働いてみて、思ったこと・感じたことを教えてください。
ケシャブ様:
働く前の想像より、仕事を覚える上で難しいことはありませんでした!
特にライフクリーニングでは、同じ国籍の先輩スタッフが語学サポートしてくれて、わかりにくいことも教え合えるので、仕事はすぐに覚えられます。
私自身、シマさんに入社後色々教えてもらい、すごく助かりました。
ー働いていて楽しいことや大変なことはありますか。
シマ様:
年末に社長からみんなにお年玉をいただいて嬉しかったです!母国にはない習慣なので新鮮でした。
クリスマスとバレンタインデーには、須藤さん(日本人スタッフの方)からみんなにチョコレートをいただきました!
季節の行事を会社の人と過ごせるのは楽しいです!
ー私生活で楽しいことや大変なことはありますか。
チャン様:
私は先日1か月のお休みをいただき、結婚しました!
安定していないと結婚は出来ないので、今は人生がとても順調だと思います。
ーこれから日本で働く外国人の人へ、先輩としてアドバイスがあればお願いします!
シマ様:
私は日本語が全くわからず働き始めたのですが、日本語を覚えながら仕事も覚えるのは大変なので、少しでも日本語の勉強をしてから日本に来ることをおすすめします。
ケシャブ様:
私も同じ意見です。日本語を勉強していれば必ず役立ちます。仕事も覚えやすく、生活しやすさのレベルも上がります。