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【社員インタビュー】はじまりは偶然の出会いから。”人生がおてつたびになった”今



 おてつたびの地域サポート担当として、参加者を受け入れる地域の事業者さんのサポート業務にて活躍されている、土居和生(どい・かずき)さん。

 もともと大阪で会社員をしていた土居さんは、2020年1月におてつたびに入社するために上京。おてつたで働くことになったきっかけや、おてつたびに対する熱い想いを伺いました。

(↑山梨県にあるおてつたび先へ、自分もおてつたびに行った時の写真)

ーこれまでの経歴を教えてください。

 2020年の1月から入社し現在に至りますが、おてつたびを知ったのは2019年の秋のことです。
 その当時は大阪の教育系会社で働いていました。2016年の入社から三年半ほど経った頃でしたが転職を積極的に考えていたわけではありませんでしたし、おてつたびを知ったきっかけも本当にたまたまでした。

 日ごろから、情報収集のためにGoogleアラート(あらかじめ設定した特定のキーワードに関する情報を、指定した時間にメールで届けてくれる機能)を利用しています。色々なワードを登録しているのですが、旅行や、地域の課題に興味があるので「旅」や「地域」といったワードも登録しています。

 そしたら、ある日偶然おてつたびのプレスリリースの記事が配信されてきて、そこで初めて”おてつたび”というサービスを知りました。
 今思い返しても理由はうまく言えないのですが、とにかくおもしろい取り組みだ!と感じておてつたびのHPや、CEOの永岡里菜さん(以下・里菜さん)のnoteを片っ端から読み漁ったことを覚えています。

 プレスリリースや、里菜さんのnoteを読んで、これまで里菜さんがほぼ一人でやってきた事業を拡大するために社員を募集していることを知りました。

 連絡するかどうか、しばらくの間悩みましたね。おてつたびって本当に良いなあ.....と感じ、連絡してみたいと思ったと同時に、とても不思議なことなんですが、”一度連絡して会ってみたら絶対に転職したくなる”という直感もあったんです。

 悩みに悩んだ末、会社でいつも面倒を見てくださった方にも相談したら「連絡しないと一生後悔するよ」と言われたんですね。そうやって背中を押してもらったこともあり、プレスリリースの記事を読んだ約一週間後に連絡をしました。その頃には気持ちは決まっていて、連絡した時点で後戻りするつもりはありませんでした。

 その後はかなりトントン拍子に進んでいきました。
 2019年11月の上旬に里菜さんとの面談があって、11月末ごろには実質内定が決定し、2020年1月にはおてつたびに正式入社しました。採用から入社日までバタバタで、キャリーバックひとつで上京し、ニトリで布団だけ買って新生活がスタートしました。


ーおてつたびに入社を決めた理由を教えてください

 おてつたびに入社を決めた最終的な理由は、やはり里菜さんの存在ですね。
 面談で初めてお会いした際に、「里菜さんと仕事がしたい、ついていきたい」と思いました。

 里菜さんは、本気で、想いをもってメッセージ性を伝えている人です。話をするときも、本当に相手の目をしっかり見るんです、こちらが目をそらしてしまうくらいに。

 どんな時でもまっすぐにこちらを見て話を聞いてくださるし、つよい人だなという印象で、”この人について行っても大丈夫なんだろうな”というのが一瞬でわかりました。なにより、里菜さんと場を共有していると、”おてつたびっぽさ”というか、”この人に会いたいと思える、ワクワクする感じ”がはっきりと伝わってきます。
 まさに、おてつたびと運命的な出会いをしたと思った瞬間でした。


ー土居さんから見たおてつたびの魅力と、今後についてきかせてください

 僕が考えているおてつたびの魅力の一つとして、参加者の方と受け入れ側の事業者さんの距離の近さがあります。「共通した想いがあるからこそのおてつたびっぽさ」とでもいうんでしょうか。それは言葉で説明できるもの、というよりかは、実際に体験してみて本当にわかるものかもしれません。

 また、おてつたびは参加者と受け入れ側の双方にメリットがきちんとあることも魅力です。
 参加する方にとっては、金銭面のハードルが下がることでこれまで縁のなかった地域とつながることができる。それに加えて交流を通してただの観光では知ることのできない、よりローカルな部分を知ることができます。
 その一方で、参加者を受け入れていただく事業者の方にとっても、一時的な人手不足を解消できるのはもちろんのこと、参加者との交流で気付くものがあるんです。たとえば、ずっとそこに住んでいるからこそ”あたりまえ”になってしまって気が付いていなかった自分の地域の魅力や改善したほうが良い点。実際、そういったものに参加者との交流を通して気が付くことできた、というお声も多くいただいています。

 おてつたびは、本当にありがたいことに、現在、参加者側も、事業者側も口コミで利用が広がり続けています。
 今後も地域に行ってみたい人たちへ、おてつたびっぽい良さが伝わって、さらに輪が広がるようにしていきたいと思います。ただ、こちらから猛プッシュするのではなく、現在の取り組みを大切にし、共感してくれる方たちを増やしていくことが大切だと思うので、この先も地道に頑張っていくつもりです。

 以前、里菜さんとお話していて「自分たちが食べているご飯だったり、旅行・観光だったり、当たり前のように普段楽しんでいることの裏にどんな苦労があるか知ることは重要で、今後生きていく上で大切な経験になる」「だから、おてつたびを義務教育にしたい卒業旅行等で当たり前におてつたびを使ってもらいたい」という話がでて、ああ、それは良いなあ、と共感したことがあります。

 僕の立場では事業者さんとお話することが多いので、地域の人が困っている時には本気でより添いたいと日々思っています。事業者さんがちょっと人手が足りないなと思った時、何かあった時に思い出してもらえたり、改善するために当然の選択肢として”おてつたび”が入る。そんな世界をつくっていけたらと考えています。

ー現在の仲間について教えてください

 おてつたびでは、皆それぞれ”想い”をもって仕事に打ち込んでいます。キャラは違うのにおてつたびに共感していて、熱い想いがある。だからこそ”おてつたびっぽさ”を感じますね。

 いろんなタイプの人がいますが、皆意見をきちんと言うし相手の意見も尊重しあえる、バランス感覚に優れた仲間たちだと思います。僕だったら事業者さんサイドを守るためだとか、何が事業者さんにとって一番メリットがあるかを考えて発言します。同じように、他のメンバーもそれぞれの立場から意見を言い合う。そうやっていつも、一番良い落としどころを見つけあっていますよ。

 もちろんシビアな話をする場面もあります。でも、その五分後にはわいわいと笑っている。僕にとっておてつたびの皆は、仕事のめりはりのついた、素敵な、”おてつたびっぽさ”であふれている仲間です!


ー未来の仲間へメッセージをお願いします

 僕自身もこうして、一年前には考えていなかったような働き方をしています。
 前職は、特に辞めたいと思っていたわけではありませんでしたが、今考えると仕事に向けるエネルギーが高くはなかったのかなと感じますね。

 もともとは、「好きなことを仕事にすると、仕事が嫌になった瞬間、好きなことが嫌いになってしまう可能性もある」と思って避けていました。
 今、好きなことが仕事になり毎日熱意をもって仕事に打ち込めているので、非常に満足度が高いですし、「おてつたびが人生になった」という感覚です。

 おてつたびはあくまで、参加する方と、受け入れ先の方とをつなぐプラットフォームという立ち位置です。だからこそ、縁をつなぐ役割を大切にできる人、地域の人から信頼されるような人、地域の人が困っている時には本気でより添える人と一緒に仕事がしたい。事業者さんや参加者の方たちのことを最優先に考え、悩んでいる方がいたら真剣に寄り添える方。僕はそんな方と一緒におてつたびを育てていきたいと思っています。


ー土居さん、ありがとうございました!
(インタビュー・執筆:西村咲笑、田中沙季)

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