1
/
5

「エンジニアの課題を解決するために——Engineerforce創業の原点」


目次

  • プロフィール

  • エンジニア業界の課題解決を目指し起業

  • ― 起業のきっかけを教えてください。

  • ― 組織運営において大切にしていることを教えて下さい。

  • Engineerforceのサービスと独自性

  • ― 事業内容について改めて教えてください。

  • 1. 見積もりから経営改善を支援するSaaSプロダクト

  • 2. 最新技術でシステム開発を推進するエンジニア部署

  • 3. UI/UXデザインで課題解決を支援するデザイン部署

  • 4. SIer業界に特化したコンサルティング部署

  • ― 貴社の強みを教えてください。

  • 今後の展望

  • ― 中長期的な事業展望についてお聞かせください。



プロフィール

飯田 佳明(いいだ・よしあき)
株式会社Engineerforce 代表取締役

1991年生まれ、福岡県福岡市出身。成蹊大学経済学部を卒業後、新卒で富士ソフト株式会社に入社。その後、フィンランド企業 The Qt Company の日本オフィスへ転職。両社での経験を活かし、AIを活用したITエンジニア向けの見積もり作成ナレッジシェアツール「Engineerforce(エンジニアフォース)」を考案。2020年8月に株式会社Engineerforceを設立。アイデアが評価され、株式会社経済界主催の「金の卵発掘プロジェクト2020」にて審査員特別賞を受賞。

エンジニア業界の課題解決を目指し起業

― 起業のきっかけを教えてください。

大学卒業後、富士ソフト株式会社に入社し、受託開発や自社プロダクト開発に約6年間従事。その後、The Qt Company の日本オフィスへ転職し、自社プロダクトの拡販に携わりました。外資系企業の文化を経験する中で、日本企業との違いを肌で感じましたが、見積もり工数の課題は業界共通であることを痛感しました。

エンジニアがExcelを使って工数を算出していたり、担当者の経験によって工数が変動する状況を目の当たりにし、見積もりの精度を向上させ、より簡単に作成できるツールの必要性を実感しました。そこで2020年8月、株式会社Engineerforceを設立し、ITエンジニア向けナレッジシェアツール「Engineerforce」をリリースしました。

― 組織運営において大切にしていることを教えて下さい。

組織として、「とりあえずやってみよう」という精神を大切にしています。

『Engineerforce』を開発する際、多くの人から「できるはずがない」と否定的な意見を受けました。しかし、今までになかったからといって、私たちにできないとは限りません。まずは挑戦してみて、どうしてもダメなら諦めればいい。その経験を糧に、また別の領域で挑戦すればいいと考えていました。

私自身がこのような考え方を持っているため、挑戦を肯定する社風が自然と根付いたのだと思います。

Engineerforceのサービスと独自性

― 事業内容について改めて教えてください。

当社は、「見積もりから経営改善を行うSaaSプロダクト『Engineerforce』」を主軸に、クライアントの課題解決に寄与する複数の事業を展開しています。

見積もり業務の効率化・精度向上にとどまらず、「システム開発支援」や「UI/UXデザイン」、さらには「SIer業界特化型のコンサルティング」といった多角的なサービスを提供しています。

1. 見積もりから経営改善を支援するSaaSプロダクト

IT業界における見積もり作業は、担当エンジニアの経験や勘に依存しており、工数のばらつきや属人化といった課題がつきものでした。この問題に着目し、2020年8月に株式会社Engineerforceを設立し、ITエンジニア向けナレッジシェアツール「Engineerforce」をリリースしました。

「Engineerforce」は、見積もり作業を標準化し、組織全体でのナレッジ共有を促進することで、見積もり精度の向上と作業時間の大幅な削減を実現するSaaSプロダクトです。過去のプロジェクトデータを活用することで、より正確な工数見積もりが可能となり、属人化を防ぎます。

2. 最新技術でシステム開発を推進するエンジニア部署

エンジニア部署は、システム開発支援を担い、クライアントの開発プロジェクトにおける技術的な支援を提供しています。受託開発やSESなど、多岐にわたる技術支援を行い、クライアントのニーズに最適な開発リソースを提供しています。

クライアントの要求に応じたカスタマイズ開発を行い、特にITシステムの構築から運用までを包括的にサポート。加えて、AIやブロックチェーンなどの最新技術も積極的に取り入れ、システムの高度化や新たな価値創出を支援しています。これにより、クライアントのシステム導入の成功率を高め、長期的なパートナーシップを築いています。

3. UI/UXデザインで課題解決を支援するデザイン部署

デジタルサービスの成否を分ける重要な要素となるUI/UXデザインに注目し、2023年にデザイン部署を立ち上げました。この部署では、システム開発プロジェクトに対し、UI/UXデザインの観点から課題解決を行っています。

Figmaを活用してチーム間の連携を強化し、デザインプロセスの効率化を図っています。さらに、最新のAI技術を取り入れることで、迅速な開発サイクルを実現。これにより、大手企業からスタートアップまで、さまざまなクライアントに対して高品質なデザイン成果を提供しています。

特にSI業界のDX推進に注力しており、複雑な業務システムやBtoBアプリケーションのUI/UX改善を通じて、業務効率化や操作性の向上に貢献しています。

4. SIer業界に特化したコンサルティング部署

2024年には、さらにクライアントの課題解決にさらに深く関与するため、コンサルティング部署を新設しました。この部署では、SIer業界に特化したコンサルティングサービスを提供し、クライアント企業の持続的な成長を支援しています。

新たに受託開発を始める企業に対して、プロジェクトの設計からチーム構成、業務フローの構築まで一貫してサポートします。また、既存のプロジェクトに対しては、課題を洗い出し、効率化やコスト削減を実現する改善提案を行います。

さらに、SIer業界特有の「情報共有の非効率化」や「リソース不足」といった課題に対しては、最適なプロジェクトマネジメント手法を提案し、その実行をサポートします。これらのサービスにより、クライアントは業務効率を大幅に向上させ、同時にコスト削減や品質向上を実現できます。また、SIer業界に精通したコンサルタントが現場に即した実践的な改善策を提供する点が、当部署の強みです。

― 貴社の強みを教えてください。

当社の強みは、創業メンバー全員がSIer事業の経験を持ち、業界の課題を深く理解している点です。そのため、ユーザー視点に立った開発やデザインが可能であり、クライアントとも同じ目線でコミュニケーションを取ることができます。これにより、実際の課題やニーズを的確に把握し、サービスへ反映しやすい環境が整っています。



今後の展望

― 中長期的な事業展望についてお聞かせください。

当社は今後、上場を目指し、SIer業界へのさらなる貢献を目指してまいります。2030年までに社員数300名体制を目標とし、組織規模の拡大とともに事業領域の強化を図っていきます。

現在の課題は知名度の向上です。この課題に対し、社内ブランディングやマーケティング施策の強化に取り組み、より多くの企業や転職希望者に当社の魅力を認知していただけるよう戦略を強化しています。

また、事業拡大をさらに推進するため、クライアントとの長期的な関係構築に加え、新たな市場や業界への進出も視野に入れた戦略を展開しています。

Invitation from 株式会社Engineerforce
If this story triggered your interest, have a chat with the team?
株式会社Engineerforce's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like Iida Yoshiaki's Story
Let Iida Yoshiaki's company know you're interested in their content