こんにちは!あおいとり26卒内定者の小坂桃香と申します。
今回は11月27日にあおいとりで開催した、ダンスムーブメントセラピー♬の様子をお届けします!今回は17人もの従業員が集まり、お茶の水女子大学の教授の方にインストラクターを行っていただきました✨️
そもそもダンスムーブメントセラピーというのは何かというと、運動療法(心理療法でもあります)の一種で、今後あおいとりで本格的に取り入れていく予定です。
あおいとりが大切にする共感支援を、言葉を使わずに体感することを目的として、まず従業員向けにお試し開催されました。
1.導入
最初に、人の形が書かれた紙に好きなように色を塗り、自分の心と体の状態を表すことから始めました。
目を閉じ、足が床に押されて支えられているのを感じて、聞こえる音一つ一つに耳を澄まして‥
すると、自分の心や体が今どんな空気をまとっているのかじんわり浮かび上がってきました。
私は割と穏やかで、少し期待が混ざった気持ちだと分かったので、人型の輪郭の外側を緑色、内側を黄色でなぞりました。
さてセラピー後、心と体にどんな変化があるでしょうか‥?
2.オクトパスとストローを使ったワーク
次に、円状の布に長い紐がたくさんついた「オクトパス」という道具をみんなで持って、誰か一人と同じように紐を動かしたり、風船を落とさないように協力したりしました。
誰か一人と同じように紐を動かすゲームの時、大縄を回すように紐を上下に大きく動かす方、左右にくねくね振る方などいろんな方がいる中で、魔が差した私は紐をぐいぐい自分の方に引き寄せてみました。
もちろん他の人も同じように紐を自分の方に引き寄せるので、円状の布があらゆる方向に引っ張られ、紐がちぎれそうになり、慌ててやめました‥
おふざけが過ぎたと反省しております(笑)こんな私でも受け入れてくれる社員の皆様、本当にありがとうございます。
続いて二人一組になって、ストローの端を人差し指で支え、片方が先導し、もう片方が相手の動きについていくというセラピーをしました。
私は上下左右いろんな方向にストローを動かしたのですが、私とペアになってくださった方は、私の半歩後ろを歩くように動きについてきてくださり、信じて見守ってもらえているような安心感がありました。
共感支援の心地よさってこういうことなのかもしれない、と身をもって感じられた気がします。
私がついていく側になった時は、ペアになってくださった方の心にもこの安心感が生まれたらいいなと思いながら、その方の動きを見つめていました。
そんな繊細なコミュニケーションを通して、互いの息遣いや視線を感じ合うことで、心が静かに満たされていく気がしました。
3.みんなで曲に合わせてダンス🎶
最後にみんなでダンスをしました。
アシスタント役の研究生さんが振り付けを考えてきてくださったそうで、Mrs. GREEN APPLEの「僕のこと」という曲に乗せて、両腕を広げたり足を上げたり回ったり‥
手や足を柔らかく動かすうちに、体が少しずつ解放されていく感覚を味わえました。
無理に元気になろうとしていないのに心が自由になっていく、温かく心地よい時間でした。
4.まとめ
セラピー後、再び自分の心と体の声に耳を傾けてみたところ、私は穏やかな気持ちの中に風が吹き込んだような爽やかさ、そして温もりを感じることが出来ました。
そのため人型の輪郭の外側を水色、内側をピンク色でなぞりました。自分の身体の状態を隣の人とシェアしたりするのも新しい発見がありました!
私が入社してから、ぜひ定期的に開催してほしいなと感じた、素敵なセラピーでした!
そして社員の皆さんの感想も届いたのでご紹介します!
◎ワークは、身体を五感で感じ、絵や動作で表現する、言葉以外でも同調したり周囲に気を配ったりというのを自然と学べ、肩ひじはらずにできたのでリフレッシュにもなり、よかったです。
利用者さんにも応用できそうな気がしました。
◎感想を一言で申し上げると、「子どもに戻れた時間」でした。
大人になると、子どもの頃のように無邪気に、立場も役割も、年齢差も意識せず、ただただ同じ空間で一つのことを行い、その感情を共感することが難しくなります。
セラピーで感じたのは、忘れていた子ども時代の上下関係もしがらみもない
ただ存在していることを喜べる感覚でした。
ただ、そこにいるだけで価値があると気づくことは大切な自己理解ですね。
セラピー後はとてもリラックスして自己肯定感も向上したことを感じました。
◎ストローダンスやタコ足を引っ張るワークなど、少し体を動かすものでも相手を感じたり一体感が出る内容で、
利用者さんと一緒に行う光景が用意に想像でき、きっとみんな笑顔になってくれると思いました。
できなくてもいい、やりたくないならやらなくてもいい、自分らしくといったスタンスがとても自由で開放感も感じました、
職場ということを忘れるくらいにリラックスして臨むことができたと思います!
◎みんなで輪になりひとつのことを一緒にやることで一体感のある空間を味わい、緊張もほぐれました。
ストローダンスでは、お互いに指先の感覚を頼りに動きを合わせることや先導して動く等、相手を意識することに繋がり集中力も高まりました。
音楽に合わせてのダンスでは、表現内容に合った動きを取り入れており楽しめました。
終わった頃には、心も身体も少し軽くなっていて、心地よい感覚になりました。
◎医療福祉で働く職員はセルフケアを後回しにしてしまうことが多いため、
今回のように利用者だけでなく自分の心身に目を向ける機会は職員にとっても意義があると思いました。
利用者の方と職員で一緒に行うと、少し関係がよくない方などとの関係改善などへの正の影響も期待できるのではないかと感じました。
最後に⋯
お茶の水女子大学からはるばる足を運んでいただいた教授と研究生さん、ありがとうございました!大巻さんや島崎さんと事前に、「どんな内容にすれば共感支援を実感してもらえるのか?」とたくさん打ちあわせを行い、弊社の状況に合う内容を考えていただいたそうです✨️
また次回は利用者さんと一緒に開催できるのを楽しみにしています!
(⇓あおいとりポーズならぬ、すしざんまいポーズをして頂きありがとうございます!笑😆)