こんにちは。2月からインターンで入社しました、赤峰です。
入社してもうすぐ1ヶ月。毎日知らないことばかりというのが嬉しいです。自分の努力次第で世界はまだまだ広がっていきますね。
今回は、高校から大学まで農業一本で進んできた私がなぜshabellでライターをやることになったのかをお話しさせていただきます。
人生迷走中!っていう大学生、仲間です。まだまだ私も迷っている途中ですが、こんな風に一歩踏み出していく方法もあるんだな、と参考になれば嬉しいです。
今までどんなことをしてきたか
私は"面白い、好きだ”と思ったことに一直線に突き進んでしまう癖があります。
昔から好きだったのが、読書と動物です。
学校の勉強は好きでも嫌いでもなくて、いつも平均ぐらいの成績でした。
高校受験を目前に進路を決める時、「自分は普通科に行って何を学びたいのだろう」と悩みました。当時の私には良い大学に進みたいという目標もなく、ただ続いていく毎日が平凡でつまらないと感じていました。
何か自分の好きなものに夢中になりたい、ワクワクする毎日を過ごしたい。その一心で農業高校を選択しました。
そこで馬術部に入部し、馬という生き物に出会ったことが人生のターニングポイントでした。
馬術とは、馬に乗って障害を飛越したり、決められた経路をいかに美しく回ることができるかを競ったりする競技です。
「馬に乗るって鞍に跨るだけでしょ?楽じゃないの?」と思われるかもしれませんが、実は全身の筋肉を使います。乗り手のわずかなバランスや体幹、柔軟性も影響するとても難しいスポーツなんです。
生き物を相手にする世界なので、当然休みもありません。テスト週間でさえも日々練習に明け暮れていました。
私は運動音痴で体育が一番の苦手科目でしたし、入部当初は同期の誰よりも落ちこぼれていました。ただ、「馬に乗るのが楽しい。もっと上手く馬に乗れるようになりたい」という想いが私を動かし続けました。
気が弱いし、ネガティブ、すぐに落ち込む、あまりにも体育会系には不向きな性格を根性だけで乗り切って、自分の負けず嫌い・諦めず粘り強いといった性質を伸ばすことができました。
大学に入っても農業を学びたいと思い、故郷を離れて進学しました。
理想と現実の間で悩んだ仕事選び
原動力が「好き」で生きてきた人間なので、自然と人生設計は「好きを仕事に」になりました。
変わらず馬が好きだし、毎日馬がいる生活がいい。
けれど、"馬に関わる仕事”で就職について考えていく中で自分の力を発揮できる場所は別にあるのではと感じるようになりました。自分に向いていないと感じる瞬間があったり、得意なことを発揮できていないと感じることがあったりしたんです。
それまで突っ走るように生きてきたのに急に「自分のやりたいこと」「自分にできること」がわからなくなってしまい、逃げるように休学を選択しました。
新しくやりたいことを見つけるまでにすごく時間がかかりました。今でもまだ具体的に示すことはできません。これは人生で初めての事で、戸惑いました。
自分を見つめ直した時に、動物への興味のほかに自身の根幹になっていたのが「文章を読む、書くこと」です。
休学して、時間に余裕のできた生活の中で、しばらく離れていた読書を再開しました。日々取り留めのない不安や希望も全て文字にして残していくうちに、これも自分にできることの一つだと思い出しました。インターネットに細々と文章を上げていて、それに感想やいいねを寄せてくれた人の存在も励みになりました。
shabellで新しい自分に出会いたい
文章を書くことを起点に再スタートの場所を探していました。その時、shabellのライター募集を見つけました。
書くことで価値を生み出していくには読む人の存在が必要です。
もっとたくさんの人に読んでもらうにはどうしたらいいか、もっと読み手のニーズに応えるにはどんなコンテンツが必要か。shabellのメディア運営やwebマーケティングを通じて学んでいきたいと思っています。
また、shabellを選んだのは個人を大切にしている社風が素敵だと感じたからです。ストーリーを読んでいても、多様な形の人生に驚かされたり心動かされたりする瞬間が何度もありました。
私は昔から内にこもるタイプで、人と話すことには苦手意識がありました。けれど今、自分と違う人生をもった”他人”について知ることや、その価値観に触れることにとても興味がわいてきています。取材にも積極的に挑戦していきたいです。
約1ヶ月を過ごしてみて、既に自分が変わりつつあることを感じています。このワクワク感に身を任せて、もっと自分の世界を広げていきたい。その先できっと自分と社会の関わり方について、何か答えが掴めるはずだと思っています。
農業以外のことは経験もなく知識もないので、具体的な将来設計とかビジョンは正直未だ見えていません。「わからないけど、何か頑張りたい」そういうまだ形を成さない向上心や情熱でも、shabellは受け止めてくれました。
色んな葛藤がありましたが、この経験がどんな未来につながるのか楽しみです。いつかshabellでの成長を報告できるよう、頑張っていきます!