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【スタッフ インタビュー】自分が主役ではなく、誰かを輝かせることに興味があった

自分が主役ではなく、誰かを輝やかせることに興味があった

- 副支配人 金澤 緑 -

元々ホテルで働くとは思ってなかったんです。当初はモデルやアーティストなど個性を輝かせ支える仕事をしたいと思い、モデル事務所のマネジャー職やライブイベントなどの制作会社などを探していました。探している途中で、川崎を拠点にしているHIP-HOPのダンスチームの存在を知り、その圧倒的な格好良さに惹かれ、「こんなかっこいい人たちがいるんだ、輝く場所をもっと増やしてたくさんの人に知ってもらうことができたら・・・」と思い、そこのマネジャーを志望してアプローチしました。残念ながら、当時はマネジャーポジションの募集をしていなかったのですが、それでも何とかして関わりたく、根気強くアプローチをして、最終的にはボランティアで関わらせていただくことになりました。

ボランティアだったため、当然、別で生活費を稼がないといけないため、川崎で仲良くしていただいた知り合いの方にON THE MARKSというホテルを紹介していただきました。ホテルで働くのはここが初めてでした。そこでは1年ほどアルバイトで働き、ON THE MARKSが閉館することを機に、当時、総支配人であった吉岡さんの紹介で縁道で働くことになりました。縁道では開業時から数えると3年間働いていまして、まさか自分がここまでホテル業に携わるとは思ってもいませんでした。

スタッフが輝けるように働きやすい環境と風土を整備したい

実は私は自分からはあまり前に出たくないタイプで、ホテルに向いているかと言われれば、向いていない方のタイプだと思います(笑)接客についても、少し言い方は悪いかもしれませんが、得意とは思っていなく、また嫌とも思っていません。ただ、自分が主役ではなく、誰かを輝かせることにはとても興味があります。その人たちが思い描く、理想以上のものを作り用意することができたら、とてもやりがいのある仕事だなと。たとえ裏方だとしても、その人を輝かせるために何をすればいいかを考え、いろんな準備をし、あの手この手をやり尽くし、大舞台を迎え、成功させる。その時の達成感は、おそらく舞台に立っている方と同じくらいの気持ち良さがあるんじゃないかと思います。

ホテルで言うと、従業員は裏方で、お客様が主役というイメージがある方もいると思いますが、働いているスタッフのことも、私は気にするようにしています。ホテルのスタッフも表舞台に立っている一員と捉え、多様性を大切にしながら個々のスタッフが輝けるように働きやすい環境と風土を整備したいと考えています。なので、自分の中では、スタッフがどれだけ楽しく働けるかがをゴールとしています。

縁道は、地域の特色を反映させた独自性が強いホテルなので、そういう意味では、働く環境にもオリジナリティがあってもいいと思っていまして、より良い環境を作るために今後も提案をしていきたいと考えています。縁道はオープンしてからまだ3年しか経っていなく、またリットアップは創業5年目のベンチャー企業なので、こうした方がいいのではないかと提案し、合意形成が取れると、すぐに実行して形になる風土があると思います。私は大手企業に就職したことはありませんが、私の知人で大手企業で働いている人からも、リットアップはそう見えるそうです。

自分がその時の状況を変えたいと思ったから動いた

縁道はアルバイトから始め、社員登用のタイミングでマネジャーになり、3年目に副支配人に就任しました。周りから「すごいね」と言われることもあるのですが、自分では全く思っていなくて、自分がその時の状況を変えたいと思ったから動いただけなんです。たとえば自分の給料を上げたいから売り上げをどう伸ばすかを必死に考えたり、人事についても、しっかりスタッフのトレーニングをしないと自分の負担が増えるから、採用の提案をしたり、全て自分に返ってくるから動いているだけなんです。

将来のビジョンはこれといった立派なものはないのですが、給与を上げて、親孝行もしたいし、自分のライフスタイルもグレードアップできたらなと思っています。ホテル業界だからなかなか給与が上がらないというようにはしたくないし、毎日現場の仕事をしているから、当たり前の給与をもらうという風にはしたくない。自分が頑張ればそれ相応の成果報酬が出たり、給与が上がるような体系面も整備できればと考えています。

そのため、常にどういう環境を作りたいかというゴールを設定し、そこのゴールに紐付けて課題を探すようにしています。ただ、開業当初を思い返してみると、その点はうまくできていなかったと反省しています。開業当初はただ稼働を上げることしか考えていなく、単純に価格を下げたり、ポイントカードで一泊無料特典をつけるなどの施策をし、目の前の数字だけにとらわれていましたが、ゴールをしっかり設定した上で、顧客情報、口コミ、マーケットの分析をし、戦略的に施策を考えるように習慣化させていきました。

その他の運営の面で言うと、立ち上げ当初からあった悪き習慣のようなものを、新しく来た方にも意見をもらい、廃止や改善をしてきました。また宿泊業界ではよくあることかもしれませんが、夜勤が体に合わず退職した人もいまして、これからは例えばママさんでも働けるような体制を作ったり、夜勤・日勤という現場のシフトをしないと働けないというマストのルールを変えたいと考えています。

空気は読むけど、流されない人

現在、縁道の副支配人をさせていただいておりますが、副支配人になって、仕事が大変になったと言うよりも、逆に楽になったと感じています。それこそ、開業時は課題をたくさん感じ、意見を思うままに出していたのですが、現場のオペレーションや体制などの基盤がまだ固まっていなかったこともあり、話が通らないこともありました。やはり必要なのは、現場のこともしっかり理解した上で、今一番施設の運営で求められていることに対しての提案をすること。今では現場のオペレーションと経営の目線で考えられるようになってきたので、意見もしっかり通り、自分の仕事の仕方も改善し、結果的に仕事が前よりも楽になった気がしています。

リットアップにどういう人に入ってきてもらいたいかで言うと、課題意識があって、それをすぐに実行できる人はとても頼りになりますね。自分はこう思いました!とはっきり言えて、間違ったことを間違っていると誰にでも言える人。しっかり空気は読むけど、空気に流されない人ですかね。あとは場を盛り上げたり楽しくしたりしてくれるのはチームにとっても重要だと思います。やっぱり、人とコミュニケーションをとってくれる人が一緒に働いていて楽しいですよね。ぜひ、一緒に働いてくれる仲間をお待ちしています!

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