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CodeFox役員インタビュー 佐野孝行

みなさん、こんにちは!CodeFox(コードフォックス)採用担当です。

今回は、実際にCodeFoxで働くメンバーのインタビューを通して、メンバーや社内の雰囲気や文化などをお伝えしているインタビューシリーズとして取締役COOである佐野孝行さんにインタビューしてきました。

今までの代表、社員インタビューはこちら

代表進藤の創業ストーリー

CTO永渕の社員インタビュー


佐野さんのこれまでのキャリアを教えてください。

新卒入社の流通系商社ではSE・コンサルティング業務をしました。新卒ながら全国各所を飛び回り、開発室長として執行権限もありました。ただ、若くして役職だけ貰ったので、現場は誰も言うことを聞いてくれませんでした。若いくせにいくら給料もらっているんだみたいなことも言われるので、スーツの内ポケットに給与明細を忍ばせて、そういう方には見せていました。

それを見ると、飲みに連れて行ってもらえたり、言うことも聞いてくれるみたいな感じでした(笑)権限もある程度あって、やっている仕事も面白かったんですが、元々ゲームを作りたかったので、エンタメ業界に転向しました。

キャリアの公式アプリや公式サイトの開発や、DSとか、PSPのゲーム開発を行いました。そんな中、業績が悪くなってしまい売却する話が出たので、SNSがちょうど流行っていた時期のミクシィに転職しました。

ミクシィではアプリの管理画面の開発などを行いました。1年ほどで、アパレルECをやっている知り合いの会社から手伝ってほしいと声をかけてもらったので、CTOとして入社することになりました。

メンバーが十数人と小規模だったので開発だけでなく、営業などもやったりして、売上を3倍くらいに増やせました。その後は、グリーでエンジニアとして従事しました。

もともとガラケー版しかなかったサービスをスマホ版にしてください。というのが最初のお仕事でしたね。大体、2ヶ月ぐらいで片付けてしまって。それが評価されて、他にもタイミングが色々重なって、試用期間中でしたが、プロダクトの責任者になりました。
「探検ドリルランド」のプロデューサーや新規タイトルのプロデューサー/ディレクター、海外展開事業のプロデューサーなどを経験しました。
開発専任ではないので開発する量はどんどん減りましたが、マネージャー業の合間にちょこちょこと開発したり、楽しんで開発をしていたので、その時は死ぬほど働いていましたね。笑

グリーから転職を考えていたわけではないんですが、たまたま先輩からココネという会社の会長に会ってみないかと誘われました。でもお話ししたらすごい人たらしな方で、なぜか心を動かされてしまったんですよね。グリーで働いて7年くらい経った時に、最初入った時は人数が少なかったので、企画も開発も好きなように動けんたんですが、従業員2000人規模になって分業が進んで自由度が下がっていたというのもきっかけになったかもしれません。

そのココネの会長というのが、LINEをつくり、日本にハンゲームを持ち込んだ韓国の方で。ものすごいエネルギーがある人でした。そこでは事業本部長として、国内のアプリ複数タイトルを統括しました。その後、マーケティング室長として、部門の立ち上げがひと段落したタイミングで、ブロックチェーンに興味を持ち始めていたこともあり、辞めることにしました。その縁で、JPYC株式会社のお手伝いをして、そのまま入社。

web3のクリプトとかのアセットを管理したり、自動売買するみたいなシステムを構築する役割で入ったんですけど、気づいたらVPoEとして開発組織を見ていました。 そして、現在のCodeFoxに至ります。



父と祖父の生き様「好きなことをして生きていく」のが当たり前

ずっとものづくりに携わってきてますが、幼少期からそういった環境があったんですか?

そうですね。 ものづくりはずっと好きなんですね。父親もかなり器用な方で、いろんなことにチャレンジしていました。サラリーマンをやったことがなくて。新卒からオーナーシェフをやったり。 それをやめた後もフリーランスでプランナーをやったり、プロダクトデザインやったり・・営業やったり、ある時は占い師やったり・・笑

「やりたいことをやって生きる」YouTuberじゃないけど、なんかそういう生き方が目の前にありましたね。だから、それが当たり前というか、言われたことをするという選択肢がそもそも幼少期からなかったのかもしれません。

さらに父親のお父さん、つまりおじいちゃんが画家だったんですよ。実際、画家としても食えるわけはないので、映画館の看板を書くような仕事をしてたんですが、好きなことだけで生きていたので、その親子2代で全部資産を食い潰したんだなと思ったりもして。笑
でも、楽しんで生きているおじいちゃんと父だったので。 好きなことをやるっていうのが、なんとなくはあったんじゃないかなと。それを見てたからなのか、遺伝子的に組み込まれてるのかわかんないですけどね。笑

進路指導の先生から言われた「願いを3つ叶えてやろう」

どんな学生だったんですか?

勉強はそんなに好きではなかったです。 奔放な父親だったので、勉強しろっていうのは一言も言われたことがありませんでした。なので本当に勉強しなかったんですよね。笑 ただ、理数系だけはなぜか得意だったので勉強してないけど、なんか普通に点数が取れるみたいな学生でした。

中学の進路指導の先生に「お前は勉強しないけど、何がやりたいんだ。」と聞かれた時に「音楽とプログラミングとCG、ロボットに興味があります。」って答えました。

そしたら、先生が「お前の願いを3つ叶えてやろう。ゲームを作るならコンピューターグラフィックスも音楽もプログラムもできるぞ。 多分。ゲームは好きか?」と言われました。

ゲームはやっていましたが得意ではありませんでした。兄貴がゲームうますぎて、いつもハメられてたんで笑 ただその当時 「ぷよぷよ」っていうゲームが流行っていて、それだけは兄に勝てたんですよ。

格闘ゲームとかアクションゲームが苦手な子でも勝てるようなゲームもあるんだなーみたいなところから、どうせならゲーム作るなら「ぷよぷよ」をつくっている会社に入りたいという目標を立て、専門学校に進みました。そこからが今までのキャリアのスタートですね。

CodeFoxのCOOとしての役割

COOとしての佐野さんの役割はどういったものですか?

基本的には、ものづくりが好きなので、実際に進めるの手を動かしています。 あとは、 事業を作るのが得意な方ではあると思うので、ちょっとまだ全然できてないなぁ という感じはするんですけど、基本的にはCEOが思い浮かべた絵空事を現実に落とし込むのがCOOの仕事だと思うんですね。なので そこをしっかりとやりたい!と思っているんですがまだまだという感じです。

COO像みたいなものはどこでイメージされたんですか?

いくつかの会社を見てきたが、いわゆるNo.2であり、推進力が必要だ。と思ったんですよね。 だから社長が大胆でよくわからんことを言っていても、No.2が何とかそれを察したり、補正したりして形にしていた。それを見て、これがCOOの役割なのかなという感じです。形にすることができれば、サービスは生まれるんだなっていうのは、特にグリーで経験できました。 社長って少年みたいな人が多くて、その社長一人では形にできないこともほとんどだと思います。今までの会社を見てきて、伸びる会社は、社長を支えるNo.2が超優れていました。



やりたいことと、やらなければならないことのタイミング

今後、佐野さん自身やりたいことはあるんですか。

研究開発とかはしたいですね。プロダクトを考えて、自分と自分のメンバーで作って世の中に出す。やはりものづくりが好きなんで。

ただ、その余裕が今のところはないです。やりたいことはもちろんあって、それも会社の成長に貢献するとは思っています。ただ、順序やタイミングは必要です。今、事業拡大につき、採用にも力を入れ人を増やしてきているので、ちょっとずつ余裕を作っていけるかなーっていう期待を持ってる感じです。

また、会社や組織が大きくなっていくと課題も出てきます。今でいうと、「コミュニケーション」ですかね。

朝会とか定例のものだけでなく、雑談が自然と生まれるようにしたいとか考えています。今、CodeFoxでもコーヒータイムというものを作ったんですが、元々ミクシィにいた時の経験から導入しました。mixiでは当時コーヒーとかタダで飲めるんで取りに行くんですが、そこにちょっとした雑誌コーナーとか、立ち話できるようなスペースがありました。それがちょうどいい息抜きになったりしてたんですよね。

当時、Twitterが流行ってたので、「最近こんなの流行ってんだけどさ」みたいな雑談からちょっと作ってみると新しいサービスが生まれた。なので、雑談したいなっていうのがあって、今のコーヒータイムができたんです。

それでも、まだオンライン上では、この「雑談」が難しいなと感じています。なので、ここもテコ入れしたいなと思っています。



web2とweb3に架け橋を

ミッションでもある「web2とweb3の架け橋を」は代表進藤さんのインタビューで取締役3人で話し合ったと言っていましたが、どのように決めていったのですか?

会社を立ち上げる際に、登記したら、コーポレートサイトとかが必要になりますよね。それを自分がやりますよということで、進藤さんの思い描いているものをとりあえずテキストをもらって、そこからそのテキストに沿って、一つ一つ壁打ちしながら意味の深堀りをしていきました。

最初「Web2とWeb3に架け橋を」というよりは、もっと漠然としたものでした。それをリバイスして今のミッションになりました。


進藤さんとは、考えも共感するところは多かったですか?

そうですね。web3企業ってすごい偏見ですけど、「web 3を使ってます!」 や「ブロックチェーンを使ってます」っていうのを前面に押し出しているサービスが多いと思うんですね。 でも エンドユーザーからすると。 「なんで?」ってなるじゃないですか。

「それWeb3である必要あります?」みたいなサービスが結構多いなぁと。と思っています。例えば web。 web2って何だろうな?とかは考えたことなくて、気づいたら双方向コミュニケーションになってましたよね。 じゃあなんで、Web3の時はこんなに?web3とかブロックチェーンを前面に押すんだろうなっていうモヤモヤはしていました。

ブロックチェーン だからこそできることっていうのはもちろんあるので、進藤さんがそれを道具として考えてサービスを作ろうとしているところに共感はしました。

また、web3の社会実装を進めるがないと、そもそもweb3は進まないと考えています。「web2とweb3に架け橋」でいうと、web2とweb3を気にしないぐらいシームレスに使ってもらえますよっていうような世界を実現したいなというところはすごい共感しますね。

最近では、行政や大企業もこの領域にも興味関心度が上がってきていて、CodeFoxでもお客さまも増えてはいます。ただ、まだ全然マスには当たっていないなという所感を持っています。世の中の動きを見ながらマスに広がるようなサービスもつくっていきたいですね。



「仕事を自分ごとにできる人」と働きたい

実際今採用で人増えてるところだと思うんですけど、どういう人に来て欲しい みたいなとかってありますか?

CodeFoxに限らずですけど、私のサービス・ものづくりの指針というかが「自分が作って楽しい」 そして、「人に使ってもらって楽しい」っていうことをすごく大事にしています。なので、それを実現するためには自分が作ってるものを自分ごととして作るサービスに関われるっていうのが大切だなと思うので。「仕事を自分ごとにできる人」っていうのを。 そういう方と一緒に仕事したいとは思っています。

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