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事例:"漫画アプリの売上増加に向けた分析”

今回、弊社のデータアナリストが日々行っているプロジェクトの一部を紹介してみたいと思います。
テーマは"漫画アプリの売上増加に向けた分析”です。
それではスライドで確認しながら見ていきましょう。
※機密情報を守るためデータは仮のものを使用し、簡素化しています。

漫画アプリの業界図を紹介します。
漫画アプリと言っても様々な切り口によって、たくさんのアプリが存在しています。

それでは早速、分析を行っていきましょう!
まずは顧客分析からスタートしてみようと思います。

まずは、顧客を利用金額に応じて、「未使用」、「利用」、「上位」、「最上位」という4つのランクに分けていきます。こう見るとトップ6%の顧客が全体売上の88%を稼ぎ出していることが読み取れますね。嗜好性の強いアプリは、強力な一部のファンが大半の売上を占めていることは珍しくなさそうですね。

こちら顧客をランク分けした場合のサンキー・ダイアグラムです。
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サンキー・ダイアグラム(英Sankey diagram)とは、工程間の流量を表現する図表である。矢印の太さで流れの量を表している。特にエネルギーや物資、経費等の変位を表す為に使われる。 Sankeyの名前の由来は1898年に初めてこの形式の表を用いた公刊物(Minutes of Proceedings of The Institution of Civil Engineers中の蒸気機関におけるエネルギー効率についての記事)の著者であるアイルランド人M.H.サンキー(en)に因む。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%BC_%E3%83%80%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0
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顧客ランクをわかりやすいようにまとめて、グラフを簡素化し見やすくしたのがこちらの図。
ここから読み取れることは、最上位クラスの約10%と上位クラスの10%の利用金額が大幅に低下しているということです。特に、5月~6月にかけて大きく減少していることがわかります。

一方、売上の中身を分析してみると、ユーザー数は増加しているにもかかわらず、購入単価と購入回数がともに減少していることがわかります。特に購入単価が大きく低下していますね(昨年対比65%)

現象としては”売上の低下”ですが、それを因数分解していくと様々な原因があることに気づくことができます。気づくことができれば次の施策に活かすことができますよね。表層だけではなくその根本には何があるのかを見つけていく活動は、地道でありながら楽しいものです。

今回は、顧客の機密を守るために、ごく一部の事例のみを紹介しましたが、実際はもっと詳細な分析を行い、改善提案を行っています。こういった仕事に興味がある方は、是非オフィスに遊びに来てくださいね!

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