【社員インタビュー後編】「コードを書く」が消える時代。エンジニア歴28年のベテランが語るAI時代のサバイバル術
こんにちは!クラウドサーカス株式会社、人事担当の村上です。
福岡拠点で戦略を牽引するエンジニア、杉井さんのインタビュー【後編】をお届けします。
前編では、独自の全社会議『CEG Summit』の様子と、AIの台頭による危機感から生まれた新戦略「FDE(Forward Deployment Engineer)」についてお話しいただきました。 AIの急速な進化により、IT業界は今、激動の時代を迎えています。「AIに仕事が奪われるのでは?」と不安を感じる声もある中、クラウドサーカスのエンジニアたちはこの変化をどう捉え、どう活用しているのでしょうか。
エンジニア歴28年の大ベテランである杉井さんに、AI時代のリアルな開発現場と、私たちが求めているエンジニア像について聞きました。
村上: 前編では、AIの登場により「コードを書いて製造する」という仕事が置き換わりつつあるというお話を伺いました。実際に今の開発現場では、AIによって業務はどう変わっているんですか?
杉井: 劇的に変わっていますね。今までエンジニアのメイン業務だった「要件を元に設計して、自分でひたすらコードを書いてシステムを製造する」という部分が、AIによってまるまる無くなりつつあります。 今は「こういう機能を持ったこんな感じのものを作って」とAIに指示を出せば、バーっと一瞬でコードを書いて作ってくれるんです。
村上: 製造業務がなくなるというのは衝撃的です。では、エンジニアの仕事は何になるんでしょうか?
杉井: エンジニアの仕事は、「AIが作ったものが本当に要件を満たしているか、セキュリティ的に安全か」をテストしたり、違う部分を指摘して直させたりする役割にシフトしています。例えるなら、自分で手を動かす職人から、「AIというものすごく優秀で作業が早いアシスタントをマネジメントするディレクター」のような立場に変わってきているんです。
村上: なるほど!AIに任せられるところは任せるということですね。エンジニアの仕事は昔よりかなり「楽」になったんですか?
杉井: それが、全然楽にはなってないんですよ(笑)。 確かにコードを書く時間は圧倒的に減りました。1個1個の作業スピードは上がっているんですが、AIがポンと出してきたものを鵜呑みにするわけにはいかないので、そのチェック作業に別の神経を使います。さらに、AIのおかげで手作業の時間が大幅に減った分、これまで「やりたくてもリソースが足りなくて着手できなかった新しい挑戦」にどんどん関わるようになりました。私自身も、既存プロダクトを見ながら、新しいAIツールの開発に入り、さらに福岡拠点の戦略も考えて…と、結果的にこなす仕事の「総量」は増えていますが、それは私たちが提供できる価値の幅が広がっているからこその嬉しい悲鳴ですね。
村上: 開いた時間がどんどん新しい挑戦で埋まっていくんですね。AIツール自体もどんどん新しいものが出てきますが、そのキャッチアップも大変ではないですか?
杉井: 正直、進化のスピードが早すぎて疲れることもあります(笑)。1ヶ月前に「このAIツールの使い方が最適だ!」と思っていたやり方が、1ヶ月後にはもう古くなって使い物にならない、なんていうのは今の時代普通ですからね。 私はXやYouTubeで常に最新情報を追いかけて、面白そうなものがあれば自分で実際に手を動かして試しています。福岡拠点内でもAI関係の情報を共有するミーティングを行っていて、AIに詳しいパワーユーザーたちで「こんな新しいプロンプトの使い方があったよ」「このツールがすごいよ」と情報交換しながら、なんとか必死に食らいついています。
村上: エンジニア歴28年の中で、インターネットの登場やスマホの普及など様々な波があったと思いますが、今回のAIの波はこれまでの変化とは違いますか?
杉井: ええ、今回はまた別次元だと感じています。根底から覆るような変化ですね。でも、私はこの変化がすごく面白いんです。 私は2020年に、自分の好きなAR(拡張現実)の商材があったからクラウドサーカスに入社したんですが、今はそれにAIを組み合わせた新しい構想にワクワクしています。
村上: ARとAIの組み合わせ!例えばどんな構想なんですか?
杉井: 例えば、現場で働く作業員の方がスマートグラス(眼鏡型のウェアラブル端末)をかけますよね。そこにAIを組み込んでおけば、現場で作業しながら「ここはこうですか?」と音声でAIと対話し、作業が終わったら「作業終了」と言うだけで、AIが自動で作業内容をまとめて報告書を作ってサーバーに送ってくれる。そんな仕組みができれば、現場の人の残業はなくなりますよね。 こういった、最新技術を使って「働く人の課題を解決する」ことができればいいなと思います。
今はまだまだ構想段階ですが、アイデアを提案すれば、「面白そうじゃん、やってみなよ」と言ってくれる環境がクラウドサーカスにはあると感じています。
村上: 素晴らしいですね!まさにミッションである「働くに楽を。」を体現するアイデアです。年齢や経験に関係なく、常に新しい技術を楽しんでいる杉井さんの姿が印象的です。 では、そんな杉井さんから見て、これからのAI時代に求められる「最強のエンジニア」とはどんな人だと思いますか?
杉井: 技術が好きで、新しいものを触るのが好きというのはエンジニアとしての大前提です。ただ、これからの時代は「それだけ」では厳しいと思います。 コードを書くだけならAIの方が早くて正確になる時代です。だからこそ、自分が作ったものをお客様に使ってもらい、「業務がすごく楽になったよ、ありがとう!」と感謝されることに心から喜びを見出せるかどうかが非常に重要になってきます。 目的のために最新技術を活用し、お客様やビジネスサイドと対話して、直接価値を提供できる。それができるエンジニアが、これからの時代は最強になるはずです。
村上: 技術はあくまで手段であり、目的は「顧客の課題解決」ということですね。最後に、クラウドサーカスのエンジニア組織にはどんな人が合っているか、求職者の方へメッセージをお願いします!
杉井: クラウドサーカスはベースが営業会社ということもあってか、エンジニア組織にも「失敗を恐れずにとりあえずチャレンジしてみよう」という文化が根付いています。 新しい技術を導入してもし失敗したとしても、誰かを責めたり、暗い雰囲気になったりすることはありません。「じゃあ次はどうする?」と、みんなで前向きに解決策を探せる、非常にあたたかくて風通しの良い雰囲気があります。
だからこそ、自分の殻に閉じこもって黙々と一人で作業するだけでなく、自分から「ちょっとここ困ってるんだけど」と周りに話しかけられる、オープンなコミュニケーションが嫌でない方が合うのではないかと思います。 技術への好奇心を持ち、チームで議論しながら、お客様のビジネスを変える新しい価値を創り出したいという「野望」を持った方、ぜひ一緒に働きましょう!
いかがでしたでしょうか。
「プログラミングがAIに奪われる」と悲観するのではなく、AIという最強の武器を手に入れたことで「顧客に直接価値を届ける手段が広がった」とワクワクしながら語る杉井の姿に、私たちクラウドサーカスの「進化し続けるカルチャー」が詰まっていると感じました。
失敗を恐れず、仲間と笑い合いながら新しい技術に食らいつき、本質的な課題解決に挑む。
「最新技術を使って、顧客のビジネスを直接変える実感を得たい」 「失敗を恐れずチャレンジできる環境で、市場価値を高めたい」 「熱い想いを持った仲間と、ワイワイ議論しながら働きたい」
そんな想いをお持ちの方は、ぜひ一度私たちとお話ししませんか? 「話を聞きに行きたい」ボタンからのエントリーを、心よりお待ちしております!