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【社長インタビュー①】社長はどんな人?創業裏話と苦労、目指していること。

こんにちは。

今回は、社長に突撃インタビューです!創業時から今に続くまでの思いや、これからの夢など、根掘り葉掘り聞きました!

Q. なぜ、セキュリティ事業で創業しようと思ったのですか?

突撃インタビューしてくれて、嬉しいです笑
本サイトを見てくださっている皆様に、少しでも会社の「人となり」がわかってもらえるように、お答えしますね。

そもそも、サイバーセキュリティと出会った初めての経験は衝撃的でした。インフラ系のSE時代に、私が責任者として導入していたWebシステム(LinuxのApacheとTomcatで構築)がハッキングされた、という恐怖体験がありました。

当時は2006年頃、今ほどサイバーセキュリティの重要性も認識されていなかったし、セキュリティ対策の情報が日本にはほどんどなく、海外から情報を入手するしかない時代です。半泣き状態で(笑)徹夜で自力で対策をうちました。自分で攻撃を仕掛けて穴を潰したり、設計そのものに穴がないかどうかを内部から検証したりと、攻撃に遭いながら独学でサイバーセキュリティスキルを身につけざるを得ませんでした

その頃からサイバーセキュリティの重要性は認識していましたが、その重要性を世の中に伝える方法も知らず、エンジニアとして技術を提供するしか術はありませんでした。次のステップとして、経営コンサルティング会社に転職。IT企業などの業績アップ支援を行っていました。

その中で、セキュリティ事業を行いたい、と相談され、ご支援先に対してセキュリティの講演を始めました。ありがたいことに、講演内容がわかりやすくて面白いと、全国のIT企業様からの講演オファーが増えました。丁度1冊目のセキュリティの書籍(小さな会社のIT担当者のためのセキュリティの常識)を世に送り出したタイミングでもあり、メディアからの取材も増えました。

全国での講演をはじめて、驚きました。自分が想定している以上に、サイバー攻撃で苦しんでいる中小企業経営者が多かった、という事実です。講演終了後「すみません、実は相談がありまして・・」と誰にも話すことができず、一人で悩みを抱えながらセキュリティ被害に遭ってしまい途方にくれている経営者が多いことを知りました。それも全国各地にいらっしゃるのです。


思っていた以上に日本は大変な状況になっていることに気づき、これはなんとかしなくてはいけない、と思いました。経営コンサルティグ会社の中で、サイバーセキュリティコンサルティングチームを立ち上げ、セキュリティ問題で悩んでいる企業向けに、コンサルティングサービスを始めました。

今は、「日本にセキュリティのバリアを張り巡らせる」を表題に、日本の中堅・中小企業のセキュリティの責任者たれ、との思いでCISO(Chief Information Security Officer)という名前に恥じないよう、事業をしております。

Q. 創業時や創業直後、苦労したことは?

やはり事業を立ち上げてうまくいくかどうか、不安はありました。もちろん、うまくいく!と思って創業したわけではありますが、前職時代のお客様も同僚も引っ張ってこなかったので、売上の保証がなかったんです。また、すべて自己資金で運営し、外部資本を入れない方針にもしていたので(株主のための事業ではなく、お客様・世の中のための事業を行うため)、すべてゼロからのスタートでした。

ビジネスモデルも、サービスも、仲間も、すべてゼロの状態から作り上げていくことは、やはり大変でしたね。

しかし、創業時に大変な思いをするのは当然のことだと思います。なにせ起業自体、初めての経験ですからね。そして、これからも大変な思いをすることでしょう。苦労することは当たり前。それも人生経験の一つだ、と楽しむことができればいいのだと思います。

Q. それでも続けてこられたのはなぜですか?

そもそも起業した目的が「日本にセキュリティのバリアを張り巡らせる」こと、「難しいセキュリティ問題をなるべくわかりやすく、優しく伝えること」です。一度決めたことはやり続けるのは当然ですから、過去を振り向くことなく、思考を未来に向けて「今できることは何か?」「これからどうするか?」を真剣に考え続け、考えた内容を実践する、ということを繰り返していきました。「中小企業向けの優しいセキュリティ会社」を作ることができるのは、自分しかいないと本気で思っています

わかりやすいエピソードがあるので紹介しますね。

前職時代の2016年1月にセキュリティの本を出しました。私はライターをつけずに一人で書き上げたのですが、それはもう命を削るような執筆経験で、当分こんな思いはしたくないなぁと思っていたのです。これは本当に大変でした・・・。

4年経過した2020年4月、その本のAmazonレビューで「社会人必携の書。時間も経ったのでぜひアップデートして2冊目を出してほしい」というリクエストを頂きました。「そうか、自分の知識を求める人がいるのだ」「世のために、自分にできることをしなければいけない」とハッとさせられました。そのとき、2冊目の本を執筆を決めたんです。

コロナの感染拡大によりテレワークが広まり、世の中のセキュリティへの意識が変わってきた頃でもあったので、テレワーク対策も盛り込むことにしました。執筆は苦しいものでしたが、執筆開始の2020年6月から2ヶ月で集中して一気に書き上げ、9月には販売開始というスピード出版でした。

事業をすることも執筆をすることも、その先にあるのは「お客様をお守りすること」です。途中の苦難もあるかもしれませんが、その目的を思うと、休んだり辞めたりなんてしていられない、と自分が奮い立つのです。また、そんなときはいつもお客様の顔が浮かび、元気づけられます。

Q. 「日本一やさしいセキュリティ会社になりたい」のは、なぜ?

世の中でいわれている"セキュリティ"というものが「優しさがない」と常々思っているためですサイバー攻撃を受けた、という記事は、恐怖を感じるおどろおどろしい内容ですよね。

セキュリティを提案する側は「こんなに怖いんですよ」と脅します。確かに間違っていないかも知れませんが、脅してサービスを提案することに、かなりの違和感を感じます。

これは、セキュリティというものが目に見えないものであることをいいことに、難しい言葉で煙に巻いてサービスを売っていたり、セキュリティ商品を売っている、我々セキュリティサービス提供者側に問題があると思っています。

お客様にとっては、サイバー攻撃が自分に襲ってくるなんて思ってもいない。そもそもセキュリティで使われている言葉自体が難しい。SQLインジェクションだのEmotetだの言われても、全く意味がわからないですよね。

今のセキュリティは「怖くて」「難しくて」「わからない」のです。こんな、怖くて難しくてわからないセキュリティのことを、なるべく平易にわかりやすくお伝えすることが、私たちCISOの役割だと思っています。

わかりやすさとは、優しさのこと。

中小企業の経営者は「なるほど、そういうことか!」と初めて理解でき、納得しながらセキュリティの取り組みを自発的に進めていただくのが理想です。

Q. 社員全員が疑問に思っていることですが、なんで那須社長はそんなに優しいんですか?笑

えっ、みんなそんなふうに思ってるんですか?笑

うーん、優しいというか、適切な表現かはわからないですが「想像してしまう」んですよね。

被害相談に来るこの企業さんはサイバー攻撃を受けて大変だったんだなぁとか、きっと悩みを相談できずに今まで頑張ってこられたんだろうなぁとか、難しい専門用語ばかりだからこの方も理解が難しかったのだろうなぁとか、その人の背景を想像して、気の毒に思ったり切なくなったりして、自分が役に立つのならなんとかしてあげたい、と思ってしまうんです。

仕事だけでなくほとんどのことについて同様に想像してしまいます。例えば自分に全く必要のない商品・サービスの営業を受けたとしても「きっとこの会社はノルマに厳しくてこの人も大変なんだろうなぁ」「せっかくとれた営業機会だろうから、話を聞くくらいしてあげたいなぁ」と受け入れてしまう。笑

本当は断るべきことでも断るのが苦手というのは、私の弱い部分だと思っているのですが、一方で、そのように相手のことを想像して慮ることは、私が目指すセキュリティ会社の在り方としては、とても大事なことだとも捉えています。優しくいられているかはわかりませんが、優しくありたいとはいつも思っています。きっとこのスタンスは今後も変わらないのではないかと思います。

Q. 応募検討してくださる方にメッセージを!

日本一やさしいセキュリティ会社で、日本一やさしいカスタマサポートとして、ともに歩んでいく仲間を募集しています。

創業5年の若い会社なので、社内制度も含めてまだまだ構築中。足りないことやこれから良くしていかなければいけないことはたくさんあるのですが、一緒につくっていく気持ちで、会社を盛り上げていただけると嬉しいです。ぜひ、力を貸してください!

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