1
/
5

【新卒ストーリー】漫画から学んだ、「非凡な才能が無くてもできる」ということ。諦めを知らない男のストーリー。- Vol.5 轟敦 -

みなさん、こんにちは!
株式会社サーキュレーションの新卒採用チーム、佐藤里緒菜です!

サーキュレーションでは、創業当初より新卒採用を行ってきました。
2016年の1期生をはじめとして、この2022年4月1日には新卒7期生22名が入社し、新卒入社メンバーは総勢50名以上になっています。

新卒入社したメンバーは会社を創っていく担い手として、コンサルタントやマネジメント職だけでなく、マーケティング・広報・人事などあらゆる領域で活躍しています。

そんな新卒でサーキュレーションを選んだ社員が、どんな想いで当社に入社をし、様々な困難に直面しながらもどのようにそれを乗り越え、現在どんな活躍をしているのかを紹介したいと思います。

今回インタビューしたのは、2020年卒入社の轟さん。

中四国支社のコンサルタントになってから半年強でMVPを獲得した轟さんですが、MVP獲得に至るまでに様々な壁に立ち向かい、乗り越えてきました。

今回は、轟さんの大学時代の話から、入社後の挫折、そして乗り越える原動力となった彼の信条に迫りました。

1. 大学で得た自信を胸に入社。そして立ち現れた壁。

轟 敦(とどろき あつし)|福井県出身、広島県在住。立教大学卒業後、2020年新卒でサーキュレーションに入社、2020年 6月よりインサイドセールス部所属。2021年 5月より中四国支社にコンサルタントとして異動。2021年12月に新卒入社2年目にして月間MVP受賞。(20卒入社同期最速MVP獲得)愛称は「とど」。ちなみに、好きな漫画は『僕のヒーローアカデミア』『ワールドトリガー』『鈴木先生』など。

ーー 2021年12月度のMVP獲得おめでとうございます!

轟さん(以下、とど):
ありがとうございます!!まだまだこれからですが、1つの通過点としてMVPを取れたのは非常に嬉しいです。

ーー 入社前の話に遡りたいのですが、大学時代はどんな学生だったんですか?

とど:
福井から上京し、勉強以外でも様々な世界を見たいと思い、学外活動に注力していまいした。

世界各国の大学に拠点がある学生団体に所属し、海外インターンシッププログラムを提供する活動を行っていました。成長意欲やグローバル志向が強い学生が集まる団体だったので、地方から上京してきた自分にとって非常に刺激的な環境でしたね。

活動を続けるうちに団体を率いる存在になりたいと思い、3年生の時には団体統括のような役割を与えてもらい、従来の活動に加え団体としての新たな事業の企画も行っていました。


学生団体でリーダーを務めていた当時の轟さん

ーー 学生団体の活動に没頭していた大学時代だったんですね。

とど:
そうですね。「若者のリーダーシップを通じて世界を良くするんだ」という団体のビジョンが本当に好きで、当時は毎日団体のことを考えるくらい夢中になっていましたね。

ーー 何かに没頭できた学生生活、すごくステキですね。4年間の学生団体での活動は社会人になるうえでの自信になりましたか?

とど:
胸を張って頑張れたと言えるものができたのは、非常に自信になりました。

また、学生ながら企業との仕事上のやり取りも日常的にあったため、ひと足早く社会人に近づけている感覚があり、入社当時は「他の人よりもできるんじゃないか」と思っていたのをなんとなく覚えています。

ーー 学生時代の頑張りがあったからこその自信ですね。やりきったという自信を胸に大学を卒業し、社会人になってからはどうでしたか?

とど:
2020年4月に入社をしてから、配属までに3ヶ月間の研修がありました。

大学で営業のような仕事をしていたこともあり正直自信があったのですが、
最初の関門である会社説明ロールプレイング研修(※)でいきなりつまずいてしまいました。

(※)会社説明ロールプレイング研修:
会社のビジョンやサービス内容を正しく説明できるようになるための研修。新卒メンバーが部長・マネジャークラスのコンサルタントに会社説明をし、合否を出し、良かった点・改善点をフィードバックをするという内容。
オンラインで開催された2020年の入社式

ーー そうだったんですね。今活躍している轟さんから考えると、いきなりつまずいたのは意外ですね。

とど:
自分自身も配属前の研修で他の同期から遅れをとるのは全く予想していませんでした。

17人いた同期が次々に合格していき、最後に自分だけが残ってしまいました。周りの同期に応援されながら合格するまでトライしていたときは、「早く合格しないと」という焦りや、「周りに遅れを取っている」という悔しさなど、複雑な感情が入り混じり、とにかくがむしゃらに改善を続けていたのを今でも覚えています。

なんとか最後には合格できましたが、その経験が社会人になって初めての挫折だったように思います。


2. 「自分はできる」というプライドとの戦い。

ーー そんなことが新卒研修時代にあったんですね。大学時代に頑張っていたからこそ、「こんなはずじゃない」と思う自分もいたのではと思います。当時、葛藤のようなものはありましたか?

とど:
そうですね、「自分はもっとできるはず」という葛藤は正直ありました。

意外と思われるかもしれないのですが、自分は結構プライドがあるタイプの人間だと思っています。何かにつまずいたとき、できない自分が許せないし、周りから「あいつはできない」と思われるのもすごく悔しさを感じるタイプなんですよね。

理想の自分と現実にギャップがある時、悔しさや情けなさを強く感じる人間で、新卒研修時代もまさにそれを感じる瞬間の一つでしたね。

ーー 過去の成功体験は自信にもプライドにもなりますよね。新卒研修が終わった後、10ヶ月間はインサイドセールスに配属され、その後中四国支社に異動しコンサルタントになりましたが、配属後はどうでしたか?

とど:
インサイドセールスでは6ヶ月目標未達、中四国支社でも未達続きで、新しいポジションでチャレンジするたびに思い通りにいかない時期がありました。

未達が続き、落ち込むことはあっても、折れずに常に自分の最善を尽くし、やるべきことをやっていると思っていました。それでも結果が出ず、上司からのフィードバックで自分の至らなさに気づき、悔しさゆえ泣いてしまうことも多々ありましたね。

インサイドセールス部で初達成した時の1枚(右から3番目)

3. 心の中にヒーローを飼え。

ーー そんな苦しい時期があったんですね。ただ、インサイドセールスでは最後4ヶ月連続達成、その後中四国支社でも同期最速MVPの獲得と、苦しい中でも壁を乗り越えている印象があります。めげずに努力を継続できるのはなぜだと思いますか?

とど:
自分は秀でた才能を持っているタイプではないと思っていますが、「非凡な能力がなくても、正しいことを継続すれば大きなことを成し遂げられる」と信じているからです。

同期の新卒メンバーを見ると、頭の回転の早さ、お客さんと仲良くなるコミュニケーション能力など、自分には無い才能を持っている優秀な同期ばかりです。本当に尊敬できる同期に囲まれているなと感じます。

ただ、たとえ今の自分に光るものがなかったとしても、常に自分の最善を尽くし続ければ、大きな成果を出せると僕は信じています。

私の場合、毎日頑張っても成果が出なかった期間が長かったんですよね。そのような状況でも、上司から指摘されたことはすぐ改善し、日々決めたアクションは必ずやりきる。とにかく「妥協せず、諦めず、日々の最善を尽くす」ということを徹底し続けました。

非常にシンプルに聞こえるかもしれないのですが、この「どんな状況でも走り続けられること」ことが自分の強みだと感じていて、これが才能ある人に囲まれた環境の中での自分なりの戦い方だと思っています。


ーー 轟さんの強みがこの2年間の中で発揮されているんですね。「秀でた能力がなくても、正しいことを継続すれば成果を出せる」という信念が生まれたのは、何かきっかけがあったんですか?

とど:
実は、この価値観は大好きな漫画から得られたものだと思っています。

漫画の中には、類まれな才能を持つ主人公が、そのカリスマ性やリーダーシップで仲間を巻き込み大きなことを成しとげるストーリーがあります。

ただ、自分が好きな漫画には、非凡な才能がなくても、人としての正しさ・誠実さを大事にし、地道な努力を継続することで、大義を果たすようなキャラクターが出てきます。『僕のヒーローアカデミア』の主人公“緑谷出久”はまさにその例でした。私も好きなキャラクターから様々な要素を学びながら、自らの理想像を見つけてきたんだと思います。

ーー 実在する人物ではなく、漫画のキャラクターからロールモデルを見つけるのが面白いですね。

とど:
そうですね。

ただ、昔から漫画を通して学んでいたわけではなく、学生時代の人間関係の悩みがきっかけになったように思います。

実は高校生のときに、クラスメートからいじめを受けていた時期がありました。私がいじめを受けていることを学校側が認識し、先生が周りの生徒に事実確認していく中で、いじめに加担していた生徒が自分に寄ってきて、「俺はやってないよな」「俺は関係ないよね」と責任逃れをしてきました。

その姿が非常に浅ましく感じたと同時に、他人を信じられない感覚に陥りました。

その経験がきっかけで、これが果たして人として正しいのか、そもそも人としての正しさとは何か、を考えるようになり、その正解を探すかのように漫画の世界にのめり込んでいきました。


4. 中四国エリアの創生、そしてその先。

ーー 新卒2年目にして全社MVPを受賞した轟さんは、これからどんなことを目指していきたいですか?

とど:
まずは、自分が担当している中四国エリアの創生に貢献していきたいと考えています。

私が住んでいる広島は、地方の中での中心都市として認識されていますが、開業率(※)が全国平均より低いという実態があります。

(※)開業率:ある期間において、新規開業した企業の数の、期間当初の企業数に対する割合をパーセンテージで表したもの。

他の地方の中心都市と比較すると、福岡は5.1%、沖縄は6.6%という高い数値を出している一方で、広島は3.7%と全国平均(4.2%)よりも下回っている状況になっています。
(参照:中小企業庁 「2021年度版 小規模企業白書」 )

現状、広島を中心とした中四国エリアから新たなベンチャー企業が出ていない中で、プロシェアリングを通じて勢いのあるベンチャーが生まれる文化を創りたいと強く感じています。

私自身が地方出身者であり、地方から都市部に優秀な人材が流れてしまうのを目の当たりにしてきました。

中四国エリアは、自動車メーカーのマツダを筆頭に上場企業が複数あるポテンシャルのある市場だと感じているからこそ、想いある若者が生まれた土地で事業を興すカルチャーをサーキュレーションの手で作っていきたいと思っています。

ーー 地方出身だからこその地方創生への想いがあるんですね。最後に、轟さんのキャリアでの目指したい姿について教えてください!

とど:
面白いもの、価値あるものを発案し、具現化できるような人になりたいと思っています。

学生の頃から学級委員長や体育祭の企画をやったり、学校の演劇の助監督をやったり、自分がアイデアを出して形づくっていくプロセスが好きなタイプだと感じています。

中長期的には、自ら事業を興せる存在になりたいと考えており、サーキュレーションのコンサルタントの仕事はお客様やプロ人材から近くで学べる環境なので、非常に刺激的だと考えています。

これからも、お客様やプロ人材とともに成長し、より一層社会に価値提供できる人間になれるよう、頑張っていきたいです!

ーー今日は素敵なお話を聞かせていただきありがとうございました!

現在はもう1名加わった中四国支社チームのメンバー
株式会社サーキュレーション's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings
Like 茅野秀平's Story
Let 茅野秀平's company know you're interested in their content