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未経験から新規WEBサービス開発へ挑む。 常に変化をポジティブに捉え、挑み続けられる理由|小林那帆

副業人材/フリーランス契約管理SaaS「PROBASE」

企業の副業人材/フリーランスの活用が加速していますが、その一方で、正社員における評価や事務手続き等の対応に比べ、外部人材への契約締結、発注や納品、請求等の事務対応などのオペレーションは、企業によって様々であり定まっていないことが多くあります。

サーキュレーションは、2021年8月18日より副業/フリーランス契約をオンライン管理するSaaS「PROBASE」を提供開始しました。
PROBASEはそんな時代に即したクラウド型のWEBサービスです。

複数にわたる副業/フリーランスとの契約を一元管理でき、企業の管理オペレーションの効率化とフリーランスの活用促進に貢献していきます。

サーキュレーション、副業/フリーランス契約をオンライン管理するSaaS「PROBASE」を提供開始、3契約分の管理まで無料 | NEWS | 株式会社サーキュレーション
17,000名のプロの経験・知見を複数の企業でシェアし、経営課題を解決するプロシェアリング事業を運営する株式会社サーキュレーション(所在地:東京都渋谷区、代表取締役社長:久保田雅俊、以下サーキュレーション)は、2021年8月18日(水)より、副業/フリーランス契約をオンライン管理するSaaS「PROBASE」の提供を開始します。 ...
https://circu.co.jp/news/20210818-2349/

サーキュレーション初のWEBサービスとなったPROBASEですが、開発からローンチまでには様々なドラマがありました。

本記事では、そんな新規サービス開発において、お客様や社内メンバーからの問い合わせ対応やマニュアル作成、全社向け説明会を実施し、多くの感謝の声と感動を生んだ小林那帆さんのインタビューをお届けします。

サーキュレーションでは、売上以外の成果や日々の仕事のプロセスの中で、お客様や社内のメンバーに感動を与えた社員に贈られる賞として、「泣ける仕事賞」というアワードを設け、毎月の全社投票により受賞者が決定します。

2021年9月度「泣ける仕事賞」を受賞した小林さんに、PROBASEにかける思いや、これからの展望について聞きました。

PROBASEへの貢献をきっかけに、「泣ける仕事賞」を受賞。

ーー 小林さん、改めて「泣ける仕事賞」の受賞、おめでとうございます!受賞時の気持ちはいかがでしたか?

小林:
ありがとうございます。本当に嬉しかったです!一方で、「まさか自分が」という驚きの方が大きかったですね。
というのも、サービスをリリースしたばかりで課題も多くようやくスタートラインに立てたという感覚です。
今後、この賞に見合うような結果を残し続け、皆さんにいただいた期待に応えていきたいと思っています!

小林 那帆(こばやし・なお)/高校時代に地元福島で震災を経験したことをきっかけに、放射線を取り扱う仕事を志し、非破壊検査を専門に行う会社へ入社。その後サーキュレーションに入社し、スポットコンサルティングサービスのコンシェルジュを経験したのち、WEBサービスチームにジョイン。現在はPROBASEのカスタマーサクセス担当として、開発領域を除くほぼ全般の業務を担っている。

理系の小林さんの前職は「非破壊検査」の仕事

ーー PROBASEについて深堀りして聞いていきたいところですが、まずは小林さんのことをもっと知りたいので、サーキュレーションの前職について教えてください!

小林:
もちろんです!
元々宇宙に興味があって理系の道に進み、将来は手に職をつけるため専門的な職に就きたいという想いがありました。
そんな矢先に東日本大震災が起こりました。私は福島出身なので、原発の問題にすごく興味を持ち、原発や放射能問題に関わる仕事をしてみたいと思うようになりました。
そこで出会ったのが前職の会社です。「非破壊検査」を行う会社でした。

ーー 「非破壊検査」って初めて聞いたのですが、どんなお仕事なんでしょうか?

小林:
そうですよね、なかなか分かる人はいないと思います(笑)
非破壊検査とは、『検査する対象を壊すことなく調べる技術』のことです。
検査というと、物を分解したり壊したりして中身をチェックするようなイメージだと思うのですが、「非破壊検査」では、物を壊さずにプラント内の機器に異常がないかを特殊技術で検査したり、配管を目視でチェックをします。

イメージとしては、工場夜景で有名な場所で作業服にヘルメットをかぶり、黙々と作業をしていくような感じです。

ーー そんな仕事があるとは知りませんでした…。転職することとなったきっかけは何だったのですか?

小林:
3年半くらい経った頃に、明確なキャリアプランを描けないことがわかったのが1番の理由です。
自分の年齢と体力と考えた時に、このまま本当に仕事が続けられるのか?という問いに対して明確な答えが出ませんでした。仕事にやりがいも感じていたので続けたいという気持ちもありましたが、一方で不安も大きく、一念発起して転職を決意しました。

ーー なるほど。続けたくても続けられないのは辛かったですよね。
サーキュレーションへ入社を決めたのはどのような理由だったのでしょうか?

小林:
転職活動を始めたころ、前職がかなり特殊な仕事だったのもあり、面接を受けても受けても落とされてしまう日々の中、たまたま見つけたのがサーキュレーションでした。

転職活動で1番に重要視していたのは「共に働けそうな仲間がいるかどうか」でした。
サーキュレーションの面接をしてくださった人事担当や役員の方々とお話する中で、「こんな人たちと働きたい!」と心から思えたのが1番の理由です。
皆それぞれ個性があって、仕事に誇りを持っている人が集まっている会社だと思いました。


最初に担当したサービスの終了と、所属チームの解体を経験。

ーー 以前所属されていたOpen Researchチーム(※)のことについて教えてください。

小林:
サーキュレーションに入社してから1年半くらい所属したのがOpen Researchチームでした。(※)企業様へスポットでのインタビューサービスを提供していて、私はそのサービスのコンシェルジュとして仕事をしていました。

しかし、昨年2021年3月、サービスの改編によってOpen Researchはサービス終了となり、チームも解散ということになりました。

(※)Open Researchチーム
プロ人材が持つノウハウや知見を短時間で収集できるスポットでのインタビューサービスを運営していたチーム。現在は「スポットコンサル」と名称を変えてご提供している。

ーー チームの解散・吸収は、小林さんの中で非常に大きい出来事だったと思います。その頃のことは今でも覚えていらっしゃいますか?

小林:
もちろんです。
「Open Research」としてのサービスが終了することを聞いた時は、いろんな気持ちが溢れて、涙が止まりませんでした。

実際に「解散・吸収」という現実を突きつけられると、胸がぎゅっと締め付けられるほど苦しかったですし辛かったです。解散が告げられた仕事帰りの電車では、涙が溢れてしまいそうなほど悲しく、途方に暮れながら帰宅したのを覚えています。

当時は、競合サービスとの差別化を図るのが難しかったり、目標達成に苦労した日々でしたが、やることは全て120%でやりきってきた自負もチーム全員にあったので、悔しい気持ちが強かったです。
また、1年半もの間、5名のチームでずっと切磋琢磨をしてきて、自分を成長支えてくれた大好きなチームだったので、異動で離れ離れになると考えると心から辛い気持ちでした。

ーー でも、解散前最終月に最も目標達成率の高かったチームとして表彰されたのですよね。

小林:
そうなんです。
「ここで本当に終わりだから、みんなで最後まで頑張ろう!!」とチームで鼓舞し合って、いただいた依頼には全て100%以上応えきりました。
受賞が決まった瞬間は本当に嬉しくて、また号泣してしまいましたが、今度は嬉しい涙でした。有終の美を飾れたことに、晴々した気持ちでした。

ーー あの時の皆さんのスピーチは本当に感動的でした。チーム解散の後すぐに今のWEBサービスチームへの異動となったのでしょうか?

小林:
そうですね。入社から2年という短い期間で、既存サービスの終了と新しいサービスの誕生を経験できたことは、自分の成長のための貴重な出来事だったなと思っています。
こんな経験をしている人はあまりいないんじゃないかと思います。(笑)

Open Researchチームの写真。チーム解体前最終月、目標達成が叶った瞬間の一枚。

何もわからない状態から新規サービス開発に携わる日々

ーー WEBサービスチームにおける、小林さんの担当領域はどこになるのでしょうか?

小林:
プロトタイプが少しでき始めた頃で、途中からジョインという形になりました。開発以外は全部担当領域なので、書類作成やテストの実施、問い合わせ対応や社内共有などなど…、とにかく何でも屋さんのような状態です。(笑)

プロトタイプが少しでき始めた頃で、途中からジョインという形になったので、1番最初は利用規約を作るところから始まり、システムとの連携や、業務フローの確認などを任せていただきました。
全て右も左もわからない状態だったので、戸惑ってばかりの毎日でした。

ーー 知識ゼロの状態で新規事業に携わるのは、本当に大変そうです…!
ジョインした当時、特に印象的だったエピソードはありますか?

小林:
プロトタイプがようやく固まり、テストが始まった頃に上長から「テスト仕様書書いて」と言われた時です。
まず「テスト仕様書」って何?というところから始まり、とりあえずGoogleで検索してみて、わからないなりに書いてみたのですが、結局使われなかったということがありました。
その時は少し落ち込みましたが、今思えば、それがあったからこそ成長できたと思っています。

新規サービスを創るということは、常に「試して直す」という繰り返しだと思います。昨日決めたことが今日変わっているとか、知らない間に変化が発生するというようなことは当たり前です。
その変化を楽しみながら柔軟に対応していくことが重要だと思っています。こまめな変化を拒絶するのではなく、全てを前向きに捉えるようにしています。

ーー 小林さんの変化を楽しむ姿勢が、さらに成長できる要因となっていたのですね。PROBASEというサービスについてはどんな想いがありますか?

小林:
生まれたてのSaaSなので、チーム内では「ベス子」と名付け、まるで子供のように思っています。今は予想外のトラブルもある問題児だけど、最終的には、「使ってよかった」と思ってもらえるような、素敵な子に育てていきたいです。


PROBASEリリース時、事業責任者から社内Slackに投稿された文章。

そのためにはお客様やプロ人材、社内メンバーなど使ってくださる方全員からのフィードバックをいかに積極的に取りに行けるのかというところが最重要になると思っています。

ーー PROBASEが目指す未来のイメージはどんなものでしょうか?

小林:
1番の目的は、企業様が副業/フリーランス人材の管理コストを軽減することだと思っています。企業様に便利だと思っていただけたら、副業/フリーランスの個人の方にも当たり前のように使ってもらえるサービスになり、フリーランス業界全体を効率化することができると思っています。

目指す世界観としては、企業側も個人側も、「PROBASEで全ての管理が簡単にできる」という状態です。
まだまだこれから改善すべきところは山積みですが、一歩一歩前進して、日本の多様な働きからを後押しするようなサービスにしていきたいです。そのために、「PROBASEを使うことでどれだけ便利に感じていただけるか」ということを常に追い求めていきたいです。

ーー 小林さんの想いの強さがビシビシ伝わってきました。これからのアップデートが楽しみです。まさに今、「産みの苦しみ」を味わっている日々かと思いますが、どんなところに面白みを感じられますか?

小林:
自分が思ったことが形になっていくということがすごく面白いです。
イメージでいうと、最初は空っぽの空間にイスをポツンと置いただけ、のような状態でしたが、次にはテーブルが置かれて、またイスが増えて、段々と「人が集まれる場所」となっていくような感覚です。

お客様に対峙するフロントのメンバーから意見やフィードバックをいただき、エンジニアさん達が責任を持ってスピーディに動いてくださって、どんどん新しい機能が追加されていきます。私はフロントと技術サイドの繋ぎ役として、わかりやすく伝えることが1番のミッションであると感じています。

小林さんの所属するWEBサービスチーム。

ーー ありがとうございました!最後に、今転職を考えている方へメッセージをいただけますでしょうか?

小林:
はい!
サーキュレーションは、本当にいい人が揃っていて、いつも周りの支えを感じることができる組織です。わからないことだらけで時には何かに失敗をしたとしても、絶対に周りが助けてくれます。
新たなチャレンジをしたい方、変化を楽しむことが好きな方は、ぜひ一緒に働きましょう!

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