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【営業部門】入社1年目で、大手企業向けプロジェクトに抜擢。人の輪を活かし、その企業らしい1on1制度を構築

これまでセルムでは、最前線で活躍するメンバーたちの想い、仕事にかける情熱を、社員インタビューとして取り上げてきました。今回は、その第9段。新卒でセルムに入社し、現在4年目の須長さんをご紹介します。

大手企業で全社的に導入される1on1プロジェクトを、入社1年目から担当。彼の想いや仕事観を、紐解きます。


▼自己紹介

セルムに新卒入社して、今年で4年目です。

実は、海外に住んでいたことが多く、父の仕事の関係でマレーシアに5年、アメリカに3年滞在したこともあります。高校時代からは日本に帰国し、ファミリーレストランでアルバイト。大学時代は経営を学びながら、並行して焼き鳥屋でアルバイトをしていました。

趣味は、料理とお酒を飲むこと。居酒屋メニューが好きで、だし巻き卵、鶏肉料理、揚げ浸しをよくつくります。お味噌汁も好きで、中でも豚汁は野菜を蒸すところからこだわっています!(笑)


自分が生み出したことで、目の前の人を喜ばせたかった。

ーー 「人」や「経営」に興味をもったきっかけ

高校時代に経験した、ファミリーレストランでのアルバイトです。

当時キッチンを担当している中で、「須長君の盛り付け、店舗一じゃない?」という言葉をいただくことがあって。私から価値を提供して、お客様が喜ぶ。その価値に見合った対価をいただける。こういった体験がひとつひとつ積み重なって、「もっとたくさんの人に価値を届けられるようになりたい」と思うようになりました。

たくさんの人に価値を届ける=飲食店経営という意気込みで、商学部に入学。実際、大学生になってからも飲食のアルバイトを継続し、焼き鳥屋では接客〜キッチンまで駆け回っていました。常連さんを含めたお客様と乾杯したり、その時その人にあったメニューをつくったりもしていましたね。


ーー 就職活動の軸

順風満帆な就職活動だったかというと、実はそうではなくて…。「もっと広く世界を見て、勉強させていただこう」という気持ちで一度留年し、再出発をきったこともありました。

自分自身と向き合って改めて分かった、仕事で大切にしたい軸は2つです。
①クリエイティブに、自らの手で仕事を起こせる可能性があること
②人にかかわる=組織のためになること

①については、「自分自身が起点となって、人を喜ばせたい」という生まれながらの性格がきっかけだと思います。飲食店を経営したいと思っていたくらい、本気でしたから。

②については、人との出会いひとつで、人生が180度変わる瞬間を体験したから。私がアメリカにいた当時、本当に孤独な時期があったんです。言葉がわからず、だから友達もできない…。でもそんなある日、ひとりの少年が友達になってくれたことで、友達の輪が一気に広がりました。

それに、その場にいる人たちが楽しそうにしている、人と話しながら一緒にワイワイ盛り上がっている瞬間が、やっぱり私は大好きなんです。だから昔から、人が集まる場所で活動をしていた訳だし、原点は人を繋げることにあると思いました。


ーー セルムへの入社の決め手

なんといっても、ビジネスモデルの面白さ。人・組織領域のコンサルティング企業はいくつもありますが、共通しているのが、自社の研修パッケージを顧客企業の課題に当てはめていくスタイルです。

その点でセルムは、とてもユニーク。そもそもパッケージがなく、外部のプロフェッショナルタレントと連携しながら、顧客に合わせて完全カスタマイズしています。0ベースのビジネスを、必要な限り何回でも企画していく。このプロセスを歩めるので、まさにクリエイティブな仕事です。

実際、今でも企画を考えている時が一番やりがいを感じます。「お客様の課題はこれだと思う。いや、こっちでは?」と考えている瞬間が、楽しくてしょうがないんです!



会社らしさ、傾聴力。全社的に活用される1on1の型をつくる。

『1on1を組織で再定義しよう』という、大手ゼネコン様のプロジェクト。1on1(上司と部下が定期的に1対1で面談をするマネジメント手法)そのものは多くの企業で取り入れられていますし、他社でもその導入支援を行うことは多くあります。

セルムが行う支援には以下のユニークさがあると思います。
①顧客企業を根本から動かしうる重要なプロジェクトに、新入社員を抜擢する文化
②顧客企業の“その会社らしさ”の定義〜社員定着まで、1on1という概念をこえて入り込む、濃い伴走支援。


ーー 入社1年目で、大型プロジェクトを任せられた心境

ますは一部門、成功すれば全社的に広げよう、という大掛かりなプロジェクト。できるのかという不安と、やるしかないという覚悟。正直どちらも存在していましたね。そもそもプロジェクトは生物(なまもの)なので、完了までが本当に難しいんです。若手で経験もなかったので…。

それでも、「できることはやり切ろう」というスタンスで、私なりの仮説をもつこと。その上で、ひとつでも提案を持ち込み、少しでも前進させること。そういう小さな努力を、積み重ねていきました。


ーー 「“会社らしさ”の再定義」の進め方

はじめに着手したのは、顧客企業の“その会社らしさ”を再定義すること。部門担当者5名のワーキンググループとともに、週1日の頻度でファイリングしていきました。

1on1の概念を持ち込み、表現をひとつひとつ提案する。「この表現は違うかも、私たちっぽくない」というフィードバックをいただきながら、壁打ちを繰り返す。そもそも言語化できていない状態から、対話を重ねて“会社らしさ”を生み出していった感じです。

1on1の認知・定着を図るためのガイドブックを制作した際、文言ひとつにもこだわっていましたね。どうすれば社員の皆様に伝わるのか、良いなと思っていただけるのか。制作会社ではないけれども、表現への妥協を惜しみませんでした。

ーー 1on1の認知・定着のための取り組み

ゼネコンの場合、社員全員が同じ場所に集まることはありません。全国に拠点があり、各機能だって異なる。そのため、伝え方・研修の流れをカスタマイズする必要があったんです。このことを前提に、これまでの研修と何が違うのかを理解していただく必要がありました。

そこで取り組んだのが、1on1に必要なスキル・マインドセットの見える化。実務と1on1では必要な要素が異なるので、たりないものは何かを考えました。結果、今回は『傾聴力』だったんです。

ゼネコンの仕事は、 建物を建てること。何よりも安全が第一、命を落とさないために、ある種のトップダウン的なコミュニケーションも必要なケースがあります。一方、1on1で求められのは『傾聴力』なので、そこを地道に伝えていきました。



関わる人みんなをハッピーにしながら、最適解を導き出す。

ーー 現在のフェーズ

導入して終わりではなく、継続的に支援していく。加えて、他部門ひいては会社全体に広げていく。というのが、現在のフェーズです。

全国の支店長様が協力してくださっていますし、1on1だけでなく職場として対応していきたいという声もいただいています。この規模になると、さすがに私ひとりでは進められないので、上司のサポートも受けながら、あわせて5名でプロジェクトを動かしています。


ーー このプロジェクトの難しさ

難しいと感じているポイントは、2つあります。
①各部門・支店にそれぞれのカラーがあること
②関係者みんなが極力ハッピーになれるよう調整すること

①については、同じやり方は流用できない一方で、カラーを発掘していくのも実はとても大変…。でも、本社の情報を把握していれば、部門のカラーをより引き出す+αの提案ができるので、腕が試される部分でもあります。

②については、まずは顧客企業の中でも、各部門・支店ごとにいろいろな意見がでてきます。そこに加えて外部のプロフェッショナルタレントの個性。「絶対にこうした方が良くなる!」という想いが全員にあっても、重なるとは限らない。現実的に、調整するってとても難しいのです。

好みの材料・味付けが異なる中で、みんなでひとつの料理をつくっていくイメージでしょうか。ポジティブなこともネガティブなことも、どちらも拾いながら、各々の想いを汲み取って最適解を導き出していく。そうしてみんなを幸せにする。それが、プロジェクトマネージャーとしての役割だと思っています。

ーー 仕事全体の魅力

顧客と我々は単なる契約関係ではなく、一緒に課題に立ち向かうチームメイト。そういった意味でのパートナーの関係性を築けることです。いつでもそれだけの気概をもって、プロジェクトに臨んでいます。

感謝の言葉をいただけることももちろんなのですが、仕事を通して接点をつくり、それがあらゆる場所でつながっていくこと、さらに輪を広げていけることも魅力ですね。実際、その後も継続的に別のプロジェクトでご一緒したり、まったく別の仕事に紹介していただけることもあります。


人の輪をさらに広げて、人生を楽しむ。

ーー キャリアについて

理想のキャリアはまだないけれど、この仕事を続けていきたいと思っています。0からつくっている感覚もですが、何よりも人が集まって一緒の料理をつくっていること。難しさでもあるけど、人の力を集結させることに、無限の可能性を感じているからです。

今は人・組織領域に特化していますが、ゆくゆくは他の領域だったり、中小規模の企業様だったり…。どんどん染み出していって、またある時はタッグを組んで一緒に議論していく。人の輪が広がることで、新しいことが生まれる。その中心にいたいなと思ってます。

私個人は、いつか出張料理を企画したいですね。英語も改めてチャレンジして、海外の仕事をしてみたり。つながりを活かして、可能性を広げていきたいです。


ーー 未来の仲間に、ひとこと

私とはまったく異なる価値観・考え方をもっている人も、たくさんいると思います。そういった人たちと違いを認め合うことで、また違った面白さが見えてくるはず。まずは参加しているみんなで、目の前の楽しみたいですね。

私自身、もっと人の輪を広げていきたいと思っています。ぜひ一緒に、仕事を楽しみましょう!(もし良ければ、ご飯でも行きましょうね!)


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