今回ご紹介するカウリスメンバーは、セキュリティ事業部開発課の責任者として活躍するの松村亮太さんです。
野村総合研究所(NRI)という大手から、カウリスというスタートアップに活躍の場を移した理由・カウリスの魅力をご紹介します。
▼カウリス入社までの経歴を教えて下さい。
大学・大学院までは物理学と物質科学を専攻していました。就職もずっと電機メーカーの研究開発職を志望していましたのでずっとハードウェアの世界で生きてきましたね。
研究で実験装置の制御プログラムを書いたり数値計算をやったりしてきましたのでソフトウェアを書いた経験もありますが、完全に自己流でした。
就活では紆余曲折ありましたが、新卒で野村総合研究所(NRI)にソフトウェアエンジニアとして入社しました。NRIではシステムアーキテクト、プロジェクトマネージャとして大規模システム開発の現場で方式検討や開発標準化などを担当してきました。結構な年次になるまで実装レベルまで相当突っ込んでやってきましたね。さすがに上司には内緒でしたが(笑)。
NRIでのキャリアの後半では、顧客企業のDXを推進する新組織の立ち上げに参画しました。SIerの“(価格が)高くて遅い”システム開発を打破すべく、顧客の課題を高速でプロトタイプに落とし込んで提案できるような、営業とエンジニアリングの両方のファンクションを兼ね備えたチーム作りに奮闘しました。
▼カウリスへ入社したきっかけは?
元々前職で10年経験を積んだら転職しようと考えていました。前職での経験から、日本企業のDX推進に貢献できる能力や経験を身に着けたい、というのが転職するにあたってのテーマでしたね。
SIerのエンジニアという立場で様々なビジネスに関わらせてもらいましたが、どうしてもシステム開発の会社なので、自分でビジネスをやっているわけではない。なので自社サービスを展開している企業で経験を積みたいと考えました。
カウリスは転職エージェントを通して紹介してもらった一企業に過ぎなかったのですが、代表の島津の話を聞くうちに面白そうな会社だと思いました。単なる不正検知の会社という枠にとどまらずデータを上手く使ってビジネスしているなと。
まだまだ規模の小さいスタートアップでしたが、ピンときたというか、あまり不安は無かったですね。さすがに家族には心配されましたが(笑)。大手からベンチャーに転職する人あるあるだと思っています。最終的には、家族と話し合って、理解してもらえました。
会社はFINOLABというシェアオフィス。最先端の技術を用いたスタートアップなどと切磋琢磨しています
▼カウリスでどんなことをしている?
元々はフルスタックエンジニアとして入社しました。自社サービスが収集したデータを加工して顧客向けダッシュボードに表示するまでの機能を実装しました。
翌年はカスタマーサクセスチームと協力して、顧客へのサービス導入をシステム面からサポートするTAM(Technical Account Manager)組織の立ち上げをリードしたり、自動車会社とのオープンイノベーションを推進すべくAIエンジニアとして出向したりと、とにかく幅広く仕事をしてきました。
現在は開発部門の責任者として、採用や組織作り、開発ロードマップの策定などを推進しています。
とにかく“火中の栗を拾う”スタンスで、システム開発の枠を超えて何でも経験するように心がけています。面白いことだけでなく大変なことも多いのですが、それがチームの為になり、自分の成長の為でもあると考えています。そして、何よりも楽しむことを第一に働いています。わからないこと、未知のことについて、みんな真剣に取り組んで、それが何よりも楽しいのです。楽しさというものが、私がカウリスで働く原動力になっているのだと感じます。
筆者の江原もいつも松村さんに相談にのってもらっています
▼カウリスの魅力は?
これは完全に個人的な意見ですが、データビジネスで当社ほどうまく立ち回って日本の金融業界のDXに貢献しているスタートアップはそうはないと考えています。そのような企業の成長フェーズに立ち会えるのはとても刺激的です。
また、ビジネスサイドもエンジニアサイドもとても献身的なメンバーが多く、助け合いの精神がとても強い組織だなと思っています。専門性も兼ね備えた本当によいメンバーが集まってるため、私自身も日々助けられています。とても働きやすい環境だと思っています。
▼どんな人がカウリスに向いていると思いますか?
これからの当社はビジネスも組織も拡大していくフェーズにあります。どのような組織にも共通することですが、そのようなフェーズでは仕事はより細分化され、より専門性の高い人材が求められる状況になります。ビジネスサイドでもエンジニアでも、自らの専門性を発揮して、その領域で会社をリードしていく気概を持った人材を当社は求めています。
一方で、まだまだ小さい会社なので、組織として色々な機能が足りません。しかし当社のビジョンやビジネスに共感してジョインしてくれる人材は、そのような状況でも楽しんで、逆に自分で何でも作り上げられるチャンスだと捉えて活躍してくれると信じています。
またこのように自分の専門性を越えて活動できる人材は、会社がどんなフェーズであっても貴重な存在ですね。そのようなメンバーにはより高度なタスクやポジションで力を発揮してもらい個人としても成長してほしいと考えています。