前編の記事では「Casie for you」の概要や、コンシェルジュ3名それぞれの違いをご紹介してきました。
後編では、さらにコンシェルジュとしての仕事内容について話してもらいます!
《お話する3名》
コンシェルジュをしていてよかった!と思う瞬間
− コンシェルジュをやっていてよかったなと思えたエピソードを教えてください
Emiko:ユーザーさんのマイページには、今月のアートの感想や、来月のセレクトへの要望が送れるフィードバック機能があるんです。そこに、私たちがセレクトしたアートを楽しんでもらっているようなメッセージが書かれていると嬉しいですね。「今度はどんな絵をお送りしようかな」って、こちらもさらに気合が入るというか。
Miku:うんうん、わかります。直接会ったり話したりするやり取りができるわけじゃないけど、お互いの気持ちが通じ合っている感覚になりますよね。
Yuzu:私はコンシェルジュとしてのお仕事以外にも、アートを発送する部門にも関わっているんですね。つまり、自分で選んだものを自分で梱包して発送して、それでまたアートが返ってきて…って、全部の工程に携わっていることになるんです。それで、毎回ユーザーさんにプレゼントを送っているような気持ちになっていて。それが楽しいんです。
Emiko:Yuzuちゃんは実物のアートを見る機会が私達のなかでも一番多いよね。だから、他の人とはまた違った角度でアートを選ぶことができているんだろうなと思います。
Miku:うんうん。私は、お届けしたアートをユーザーさんが気に入って、ご購入してくれたときがやっぱり嬉しいですね。「Casie for you」って毎月新しいアートが届くサービスだから、本来は返却しないといけないじゃないですか。そのなかでも「手放したくない」と強く思ってもらえるアートをセレクトできたんだなと感じるんです。
Emiko:なるほどね。たしかに、Mikuさんの担当するユーザーさんが一番作品をご購入してくれてますよね。フィードバックにも「まさにこういうアートが欲しかったのでドンピシャでした!」と書かれていることもあって、すごいなと思います。
Miku:いただいている情報はそれほど多くはないのに、たまに「あ!」と感覚的に閃くときがあって(笑)。その人にとって意味のあるタイミングに、意味のあるアートをお届けできたんだなと実感できるのは、コンシェルジュだからこその経験だとと思うので、とってもありがたいですね。
Emiko:コンシェルジュ以外の業務をやっているときでも、Casieの新着アートを眺めていると「このアートは◯◯さんに合いそうだな」って自然と考えていたりしますよね。
Yuzu:うんうん。自分が担当になって何ヶ月か続けてくださっている方だと、つい思い浮かべちゃいますよね。
Miku:そうなんですよね、やっぱり続けてくださることありきのサービスなんですよね、「Casie for you」って。
Emiko:コンシェルジュとのやりとりやフィードバックを通して、だんだんと自分にフィットするアートが送られるようになっていきますもんね。それがコンシェルジュの力量不足で1、2ヶ月で離れられてしまうと「楽しみを伝えきれなかったな」と心残りになります。
Miku:わかります。そういう意味でいうと、長く続けてくださる方って、どんなものでも楽しめるような遊び心を持った方が多いのかもしれないですね。だから「Casie for you」は自分の好きなものは明確にあるんだけど、そこに凝り固まりたくない方、新しい自分を知りたい、広げていきたい方に向いているなと思います。
「Casie for you」とこれから
− これから「Casie for you」でチャレンジしていきたいことはありますか?
Miku:そうだなぁ。いつかはオンラインでの対面のやりとりができたらいいなとは思いますね。今はテキストだけでやりとりをさせてもらっているけど、文章で言語化して伝えるのが得意じゃない方ってやっぱりいらっしゃると思うんです。
Emiko:私は、せっかく毎月アートを楽しんでくださっていて、アートへの興味や関心が深まってくれていると思うので、それを補えるような学習コンテンツがあるといいなと思うんですよね。今はアートと一緒に『FUMUFUMU』という冊子をお届けしているんですが、もっと貪欲に学びたいけど、方法がわからない方向けに何かできないかなって。
Yuzu:うんうん。Casieのアートをきっかけにして、もっと広い意味でアートを楽しんでもらえたら嬉しいですよね。
フィードバック、大切に見ています
Emiko:ユーザーさんたちって、きっと自分のなかで聞きたいことや私たちに伝えたいことをたくさん持ってるんじゃないかなって思うんですよ。
Miku:うんうん。
Emiko:そういう方たちにも「いつでも気兼ねなくコンシェルジュに話しかけていいんだよ」ってお伝えできるといいなと考えています。お問い合わせとかご要望のハードルをもっと下げていきたいですし、話しかけてもらえるとそれだけで嬉しいんですよね。
Miku:わかります。それと、私は名前で呼んでもらえると嬉しい(笑)。少し距離が縮まったような感覚になるんですかね。あとはこれまで知らなかった情報がフィードバックに書いてあると、それだけでセレクトの選択肢がぐっと広がるんですよね。例えば「今回の絵は娘が気に入ってくれました」って書いてあると、「娘さんがいるんだ、それなら次はこういう絵はどうかな」って。
Emiko:「○月は誕生日なので、それに合わせて選んでください」って教えてもらった場合には、サプライズでギフト包装してお送りすることもありますしね。ユーザーさんから、ほんのちょっとした情報でもいいから気軽に教えてもらえると、すごく嬉しいですよね。
Yuzu:そうですね。私自身、言葉にするのも文字にするのも得意ではないので、感想や要望を伝えるのが苦手だと感じるユーザーさんの気持ちもわかるんです。だからこそ、たった一言「嬉しい」と書いてあったり、絵文字が一つだけでもあったりすると、とても嬉しい気持ちになります。
Miku:フィードバックでいただける内容って、例えばそれが全部ポジティブな内容でなくとも、どんなことでもとても貴重なんですよね。いつも大切に読んで、次回に活かさせてもらっています。
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コンシェルジュが普段どんなことを考えながら、どのようにユーザーさんと接しているか、今回の座談会を通して少しでもお伝えできていたら嬉しいです。
「Casie for you」のサービスで、自分でも知らなかった「好き」を広げるお手伝いができますように。
「Casie for you」ってどんなサービス?
「Casie for you」の楽しみ方は全部で5STEP。
STEP1:かんたんな質問に答えてリクエスト
STEP2:プロのコンシェルジュがぴったり合うものを選んでお届け
STEP3:お好きなアート鑑賞の仕方で1ヶ月楽しんで
STEP4:フィードバックで感想を送ってどんどん精度UP
STEP5:自分らしいアートの楽しみ方を発見
「Casie for you」のサービスはこちらから
取材・執筆:hitomi