こんにちは。Carry On 人事の金子です。
Carry Onのメンバーは、次々に結婚やお子さんの誕生といった、新たなライフステージを迎えています。
2024年8月には、Carry On史上初の育児休業取得という大きな節目を迎えました。
初めての育児休業を取得された従業員は男性で、復帰後の現在も会社の制度を活用しながら、育児と仕事を両立されています。
今回は管理部の高橋さんに、育児休業を取得してみてどうだったのかインタビューし、代表をはじめとするCarry Onの「育児と仕事の両立」への取り組みも一緒にご紹介したいと思います!
株式会社Carry On 管理部 法務担当
2022年1月入社
ーーまずは担当されている業務を教えてください
管理部で法務を担当しています。
基本的には取引先との契約書締結がメインの業務で、契約条件の確認や、契約条件を双方の公平性を担保しつつ、Carry Onだけが不利にならないよう、調整・修正も行っています。また、所属クリエイターを守るため、PR案件の広告表現が法に抵触していないかチェックするなど、あらゆる場面で法律の観点から意見を求められることが多い仕事です。
ーー育児休業中は、どのような業務体制でカバーしていたんですか?
主に同じ管理部の皆さんにご協力いただいて、すべての業務を管理部のメンバー全員で少しずつ分担してもらいました。
Carry Onの管理部では、育児休業中の仕事をカバーすることだけを目的とせず、メンバー同士で業務を分担し、日頃から業務の共有を進めていました。これにより、誰かがいなくても業務が滞らない体制を整え、同時に担当業務の幅を広げることで、個々のスキルアップを図っています。
ーー引継ぎはどのように進めましたか?
引継ぎの準備として、まず自分の業務を棚卸しして、タスクを分解しました。それぞれの業務の手順書を作成し、口頭説明も含めて各担当者に伝えてから、一緒に実務をしながら引継ぎを行いました。
自分が業務をしていて躓きがちなところや、自分の悩みも手順書に落とし込みをしました。
通常業務と平行しながら準備を進めたため、引継ぎには1か月を費やしました。
ーー職場を一時離れる上で心配だったことはありますか?
管理部は社会人経験の長いメンバーが多いので、引継ぎがスムーズに進み、すぐに業務に慣れていく過程も見ていたので、心配はありませんでした。事前準備をきちんとしていたこともあって、「まぁ、何とかなるだろうな!」と思っていました。
育児休業中は、引継ぎ漏れがあって連絡が来たことがありましたが、それ以外には会社からの連絡は無く、スムーズに業務を行っていただいたようです。
ーー「育児休業を取ろう」と決断した理由を教えてください!
出産直後は妻にとって体力的にも精神的にも大変な時期なので、育児をサポートしたいと思ったことと、子供の成長はとても早いので、その大切な瞬間を見逃さないように、一緒に過ごしたいと思ったのが理由です。
ーー育児休業を取ることを会社に伝えたときはどんな反応でしたか?
妻の妊娠が分かった時点で、取締役と直属の管理部長に報告していました。
管理部長は子育て中の先輩パパということもあり、普段から「育児休業は絶対に取った方がいいですよ」と仰っていました。
いざ育児休業について相談をしようと思ったタイミングで、取締役も管理部長も「育児休業取るんでしょ?」と、当然の事として既に動いてくれていて、とても心強さを感じました。
ーー育児休業中はどのように過ごされていましたか?
ミルクをあげたりおむつを替えたり、掃除や洗濯などの家事を、妻と協力しながら育児に取り組んでいました。
一番大変だったのは、やはり3時間おきのミルクとおむつ交換です。自分達がやっと寝られるようになったタイミングで、おむつが濡れて子供が起きてしまったり、おむつを替えてもなかなか寝てくれなかったり…。睡眠時間の確保には苦労しました。
ですが、子供が成長していくのを感じられる毎日は嬉しいものでした。
抱っこしていると「重くなったな」と日々実感する中で、少しずつ子供ができることが増えていく様子には驚きと感動の連続でした。 育児休業は、子供の成長が間近に感じられる貴重な時間だったと思います。
ーー育児休業を取得したからこそできた貴重な経験を教えてください!
まず業務面で言うと、自分の業務を整理する貴重な機会となりました。
自分以外の人にも業務を把握してもらったことで、復帰した後も何かあった時には安心して業務を任せられる環境を作ることができました。
子育ての面では、子供の成長を間近で見られたことが大きな経験でした。ミルクを飲む量が日々増えていったり、ミルクをあげる感覚が3時間以上空いても平気になったり、身体の成長を感じる場面がたくさんありました。
また、心の成長も同様です。産まれたばかりの赤ちゃんの笑顔は、喜びの感情で笑っているのではなく、筋肉の反応で笑っているような表情になっているだけらしいです。それが徐々に感情の表れへと変化する様子を間近で見られたのは本当に貴重な経験だと思います。
育休中の話ではないのですが、最近は初めての寝返りや小さな手を使っておもちゃを持つ瞬間など、想像以上の成長を目の当たりにしています。
そして何より、「育児は大変なこと」だと当事者になって経験できた事も貴重な経験です。
ーー最後に、これから育児休業を取ろうと思っている方にアドバイスをください!
一番伝えたい事は「育児休業は絶対に取った方がいい!しかも出来る限り長く!」ということです。
休業期間はあっという間で、名前こそ育児’’休業’’ですが、それはあくまでも仕事を休んでいるというだけで、実際には全く休みというわけではありません!
それにそんな慌ただしい状態なのに妻を残して仕事に戻るのは申し訳ないという気持ちが強くなりました。目が離せない幼子を1日中ひとりで見続けるのは本当に大変なことなので…。
もちろん、育児休業を取るための準備も含めて育児休業だと思っているので、育児休業を取ろうと考え出したタイミングで業務の棚卸をして、引継ぎ資料の準備をスタートさせると良いと思います。
引継ぎに必要な資料は、事前にしっかり準備しておくことが重要です。 いざ作業しようと思っても時間がかかるため、日々記録を残しておくことをおすすめします。
その資料を第三者が読んで、理解できないといけません。早めに引継ぎ先の担当者や上司に見てもらって、意見をフィードバックしてもらった方がいいと思います。
高橋さんありがとうございました!
ライフステージの変化を楽しみながら働ける環境づくり
Carry Onの「育児と仕事の両立」への取り組みについて簡単にご紹介します。
育児休業の取得を希望する従業員全員が育児休業を取得でき、病欠や有給休暇のように、 当たり前にお互いが助け合える組織になる
という目標を定めており、育児休業・出生時育児休業を取得しやすい職場環境を整備しています。
配偶者の出産や、小学校就学前までのお子さんの行事などに活用できる「育児目的休暇」を、Carry Onでは年5日まで有給で取得していただく事が可能です。
ご家族のご事情に合わせて、テレワークを活用でき、有給休暇も取りやすくなっています。
2024年8月には、育児休業の意義が全従業員に浸透するよう、出産・育児を支援する制度に関する社内研修を従業員全員を対象に行いました。また、9月以降に入社された方を対象に、今後も定期的に研修を行っていきます。
これからも、会社全体でライフステージの変化を楽しみながら働ける環境を、私たち人事が作っていきます。
少しでもCarry Onに興味を持ってくださった方に、平日毎日オンラインでカジュアル面談を開催しています。ぜひ お気軽にご連絡ください!