清水 崇文さん 26歳 正社員
<スノボが人生の真ん中にあった僕>
藤村「こんばんは、女子が3名続いたので、そろそろイケメンに注目した藤村です。
よろしくお願いいたします。」
清水「イケメンかどうかは自信ありませんが。こちらこそ楽しみです。」
藤村「この間、雑談してたら、群馬のご出身と言っていたよね?」
清水「そうなんですよ。高崎の高校です。横川から碓氷峠を走るバスで、よく軽井沢のゲレンデに、
スノボに行ってたんで。この間の話題に乗りました(笑)」
藤村「いつからスノボやっていたの?」
清水「自分は五人兄弟姉妹の下から二番目なんですが。兄がスノボをやっているのを子どもの頃、
9歳くらいから見ていて、カッコいいなあと思っていて。お年玉や小遣いを貯めて、自分のボードを
買って、ようやく始めたのが中三で、デヴューが遅かったんですが。」
藤村「群馬出身だと、もう少し早めにウィンタースポーツ始めている感じがするんだけどね。」
清水「そうなんです、スキーは子どもの頃から親が買ってくれていて、スキーしかやっていなかったん
ですよね。スノボ、ずっとカッコいいなあと、憧れですかね?」
藤村「それで、大学は青山だよね。都会に出て来た。そして?」
清水「就職は、大手の生命保険会社に入社しました。熱心に就活していた方ではなく、リクルーターに
誘われてなんとなく。就活より、アルバイトしてスノボする方が価値があるって感じていたんですね。で、研修期間6ヶ月過ぎた頃に、スノボのオンシーズンがやって来たら、なんだか身体がウズウズして
きてしまいまして。最初の会社には申し訳なかったんですが。今しかできないことに専念しようと。
先のことは先になってから考えればいいや、と思い立ちまして。8ヶ月で会社を辞めて、
学生時代に室内スキー場のバイトで一緒だったスノボ仲間を頼って、白馬に行ってしまいました。」
藤村「えっ? お金必要でしょう? それになんで白馬なの?」
清水「白馬にいる仲間は、北海道の出身かな? でも、白馬であるには理由があるんです。自分たちは、ジブって種目をしてたんです。その競技の場合には、白馬だと二つの利点がありまして。そのジブの種目の設備が整っていることと、友人の借りて居る部屋に転がりこめば、その下がステーキレストラン
なので、自動的に生活できる、アルバイトがあるってことで。(爆笑)」
藤村「なるほどなるほど、そして?」
清水「友人にはスポンサーも付いていたし、夏に働いているお金全部つぎ込んで、色々と計算すれば
±0じゃないか?って、それで、1シーズン白馬にいた後、カナダのウィスラーに有名な選手と競い
トコトンやりたくて、カナダに行きました。」
藤村「えっ・・・英語が得意? よくそんなお金あるなあ。。。」
清水「ウィスラーに到着してすぐにしたことは、自分のレジュメ作って、ゲレンデ近くのレストランに
片っ端から配りまくりまして。そうしたら、『日本人ならよく働いてくれるから』って雇ってくれた
レストランがありましたから。働きながら、1年間スノボやりまくっていました。」
藤村「人生の中心はスノボだったんだね。スノボしか興味がない状態ね?
そうなると、やることやる、積極的だよね(笑)」
<数学とか、統計とか、式を組んで解を出すのが好きです>
清水「はい、その頃は。でも、実は白馬で二回、ウィスラーでも脱臼しちゃって。その時医者に言われたのは、手術をするか? スノボを辞めるしかない。手術をしたとしても、完治するには8ヶ月くらいは
かかる。そうすると、その時の僕の年齢では、とても周囲の選手たちには追いつけないって、冷静に
判断したんです。」
藤村「それで、日本に帰国して、就活するか?って考えたわけだ。」
清水「はい、大学時代は経営学部で。数学とか統計が大好きでした。流れを組んで式にして、解が出るのが気持ち良い。だから卒論では、ツイッターを活用した株価予想みたいな事をテーマにしていました。」
藤村「数学好きなスノーボーダーか?(苦笑)そしてどんな観点で探したの?」
清水「当時、帰国して、色々と調べてみると、データサイエンティストって仕事に関心が出てきました。ウォンテッドリーとかで色々調べて見たけれど、3年以上の経験者とか、自分の条件に合わないんです。そこで、またまた色々と調べてみると、マーケッターからデータサイエンティストになる人が居ることがわかって、マーケッターで探すことにしました。」
藤村「そして、カホンと出会った」
清水「渋谷の街を何度か歩いた後(笑)当時、カホンは新宿で、新宿で中福さんにお会いしたのが、
2016年10月です。凄く面白い人だと思いました。男として、頭が良くて、こういう人になりたいと
感じました。考え方が柔軟で、型に填めて行こうっていう感じじゃないんですよ、それいいねって感じてもらえたら、取り入れてくださる決断力とかスピードとか、いい意味で適当な感じ。
当時は、イカして見えましたね。」
藤村「当時は? 今は違うのかな?(爆笑)」
清水「いや、今は、あの頃より深い人だなって感じているんですよ。考えるって言葉の意味を、僕は少し違う観点で捉えていましたから。」
藤村「どういう意味?」
清水「考えるのは、決めるために行う。決めて行動しなければ考えても意味がない。考えず、決めないで済む仕事は、面白くもなければ、辛くもない、っていうようなこと言われたりして、ああ、そうだなあ、僕は考えずに決めて行動していたなあ、と。」
<今の気分は、晴れのち曇り>
藤村「それでは恒例、今の気分はお天気マークで言うとどんな感じ?」
清水「晴れのち曇りかな? 今は営業しておりますが、営業は難しいです。だけれども難しいから
やりがいがある。今は仕事量が数字として追いついていないし。
タイムマネジメントも上手くできていない。どこにどのくらいの時間をかけるのか、トンチンカンなことして居ることもあるし。
それに、既に登場して居るような女子たち、パワーあるじゃないですか(爆笑)
いやすごい刺激になりますよ。とにかく、あの三人はできることに注力できるんですよ。
自分を信じて居る力が強いと言うか。ポジティヴに突っ切るんですよね。素直さかなあ。
自分は、あのタイプじゃないんですね。
お客様のために、色々と考えることは大好きだし、でもどこかで変にマイナス面も気になっていて、先にリスクから考えちゃうと言うか。だから自分なりに、自分のポジショニングを考えて居るところです。」
藤村「どんな感じですか?」
清水「分析力をつけたいんですよ。カホンで誰よりも、分析力なら清水だって言われるようになりたい。元々、統計とか好きですし、カホンの経営の意思決定にも関わりたいし。今は営業を全力で頑張る
だけれども、それだけじゃダメなんだと思うんです。」
藤村「何か、具体的に考えたり、決めたり、行動して居る?」
清水「スノボーに夢中な時、自分は自分なりに、ポジショニングを考えて決めたんです、実は。
中三から初めて、上手くなるためにはどの種目で行くのかと、どこに注力するか、一番繊細な
ハーフパイプはキッズから始めたような、板に乗る歴が長い人には敵わないと消去しました。
ジャンプは、自分は背が高過ぎて、抵抗が大きいからビハインドだ。ジブならば遅めスタートの自分でも十分に一流選手たちに近づける余地があるって、そう考えて、マイナーだけれども自分が突出できる
可能性があると決めて、夢中に練習したんですよね。そのことを思い出すと、同じようなプロセスで、
自分のキャリアも考えないといけないと。今、休日には、統計学を体系的に学びなおして居るし、
機械学習の分野とかも研究し始めています。」
藤村「とはいえ、いつまでに、どうなるか? そこ定めないと、いつかはいつまでも来ないよね?」
清水「そうですよね。そこもそろそろ決めないと、ですよね。今、藤村さんに言われて、ドキッと
しています。いつ頃と言われて、近々じゃ、答えになっていませんものね。」
藤村「今は、スノボじゃない、経営の意思決定にも関わりたい野望があるんだものね。」
清水「はい! 来週の頭には、お答えします。もう少し、取り組むことも具体化してお伝えします!」
藤村「期待は裏切らないでくださいね! 本日はありがとうございました!」