さて、今日は
BOKURAの最近の失敗の数々
というテーマで進めていきたいと思います。
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◆失敗①
スポーツ支援事業
いきなりヘビーですね。
これはスポーツ支援を始めたこと自体が失敗ということではなく、
『BOKURAとしてスポーツチームに何を求めるかを明確にしないまま始めてしまった』
…これに尽きます。
自分の常識と相手の常識が違う。
社会人1年目で学ぶことを再認識しました。
スポーツ支援をすること自体はこちらのnoteにも書いてある通り、色々な想いがあって始めました。でも、ビジネスとして成立させるには、やはりゴール設定をしないとただのGIVEになってしまうな、と。
https://note.com/shishishi0429/n/n3f3489a5652c
スポーツ事業というのは良くも悪くもまだマネタイズ手法がガラパゴス状態です。ビジネス最前線のバリバリ経営者ばかりじゃないから、どうしても目の前の売上や自社の利益ばかり追い求めてしまう経営者も多いことを目の当たりにしました。
(それ自体が悪いことではないけど、『スポンサーに入ってくれてありがと、ラッキー』…みたいなだけの経営者が多いのも事実。)
これは自戒も含む内容になりますが、ファンが喜ぶことをやるべきと頭では理解しているが、そこに労力を割かないチームが非常に多いし、ファンの声、従業員の声、スポンサー企業の声に耳を傾けているフリはするが、そこにも労力を割かない。
方向性を変えられなかったのはBOKURAの力不足。
定量的に、ファン創りを進めること自体が短期的にも中長期的にも大きなメリットがあることを実績も含めて示し切れなかった。
ここは猛省。
BOKURAはスポンサーとして支援する代わりに、チームに露出を求めるのではなく、他のスポンサー企業などをつないでもらってBOKURAのファンマーケティングソリューションを導入してもらうことが目的でした。
ここを明確に伝えた上でスポンサーにならなきゃいけなかったし、それを適宜求めなきゃいけなかった。それらをしてこなかったから、何も達成できないまま契約を終了することに決めたチームがいくつかありました。
①付き合うチームにしっかりと要望を伝える
②経営者で選ぶ
…スポンサーに入る以上、これらを徹底する。
勿論、良いこともありました。
スポーツチームの支援をすることで各地のファンの皆さんとTwitter上やInstagram上でつながりを持てたことや、今では一緒に会社を立ち上げるまでになったFukaさんや射矢さんとも出会えたこと。
これはスポーツ支援をしていなかったら一生出会うことも無かったかもしれない。
かけた工数や具体的な費用も含めると、金額にして約3億円程度の失敗。
笑えない
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◆失敗②
基準が不明確なまま採用を進めてしまった
…いやー、これは本当に大きな失敗というか、多くの経営者の先輩から、
『企業は人選び。人はしっかり見極めろ。自分でそれが出来ないなら人事を真っ先に雇え』
…と言われながらも、
「いやいや、売上っしょw」…って全然言う事聞かずに大した募集要項も書かず、なんとなく相性良さそう…って理由で採用しまくった結果、
お互いの認識のズレが多数あったり、成果指標を握り切れていないまま業務を進めていった結果、求めたい能力や成果が見えないことで勝手にイライラし、結果的に喧嘩別れになること多数。
※中には、業務不履行かつ音信不通になったりする本当に酷い人もいた
それでも、今残ってくれているメンバーは何度もぼくのことを嫌になったこともあったと思うし、そう言われたこともあったけど、その都度見捨てず残ってくれて、今では生涯かけて恩を返したいと思う。いつもありがとう。
ここは、そうだなー。採用費やワークしていない期間の給料や業務委託料など含めて金額にすると2億円くらいかな。
笑えないけど笑うしかない
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◆失敗③
データ蓄積。
もうね、一番の失敗は本当これ。
BOKURAは2022年12月現在、7年5ヶ月が経過しています。
これまでに260社以上の色んなクライアントと、色んな業務や挑戦を行ってきました。その中で、色んなデータが生まれたはずなのに、データという観点が非常に弱く、表面的な薄いデータをなでるようにしか取ってこなかった。
結果、本来は効果が定量的に出ていたはずなのに、定性的なレポートしか出せず、クライアントにご納得いただくことが出来なかったこともあったと思う。
でも、この話をメンバーにした時に、岡ちゃんから
『まだ遅くない!これからデータ集めていきましょ!』
って。
泣く
BOKURAが進めているファン創りはほんの数年データ取らなかったぐらいで揺らぐものじゃないよなーと。
今は、蓄積するべきデータや、そのための指標をかなり細かく設定して、
データを蓄積し始めています。
データを取ってこなかったのは失敗ではあるけど、これからしっかり蓄積していけばいいという新たなチャレンジのためのモチベーションをメンバーからもらいました。
これはちょっと金額に表しづらいけど、解約になってしまったクライアントの潜在売上(データを取っていたからといって全ての案件が解約にならなかったかと言ったらそんなことはないから多めに見積もって)大体2億円くらいと言ったところかな。
笑ってられる今に感謝したい
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他にもBOKURAの漆黒の闇として書き溜めておきたい内容が山ほどあるけど、今日はこの辺にしておこうかなと。
結果的に『裏切られた』と考えちゃうことも沢山あったけど、それでもまずGIVEから入ることはやめずに貫いていこうと思います。
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BOKURAは5周年パーティできなかったから、10周年パーティは絶対やりたいなー(2025年頃)
その時までにもっともっとファン創りの重要性を世の中に伝えていきたいし、より多くのクライアントやその先にいるファンを笑顔にしていきたいし、そのためのノウハウを形にし、クライアントと共に実行しまくっていきたい。
脳みそも手足もどちらも最大限提供していきたい。
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