Blanketでは、介護・福祉事業者向けの人事・採用支援事業の拡大のため、2つのポジションで、私たちと一緒に働いてくれる仲間を募集中です。

総勢8名と、まだまだ小さな規模の会社である私たちにとって、新たに2名の仲間を迎えることは、大きな挑戦でもあります。

今、このタイミングで採用を強化していく理由、そしてその先に目指すBlanketの形、よりよい社会の実現にチャレンジしていきたいことなど、代表の秋本に現在の想いを語ってもらいました。

自分たちの成長スピードをもっとあげなければ、超高齢社会の課題解決なんて、きっと出来ない。

——まずは、このタイミングで会社として採用を強化しようと思った経緯を教えてください。

秋本：一言で言うと、今が会社の成長のために一段階ギアをあげるべきタイミングだと思っているからです。つい先日、厚生労働省が高齢化がピークとなる2040年度に、このままのペースだと69万人の介護人材が不足するとの試算を発表しました。

参考：厚生労働省「第８期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」

現時点でも介護事業所の6割が人材不足を感じ、求人を出してもなかなか採用に結びつかない現状が起きており、介護業界の人材不足は本当に深刻なテーマです。採用や人材の定着に課題を抱える事業者が多くなれば、介護サービスを受けたくても受けられない人が増え、その家族や周囲の人も含め、様々な困りごとを抱える人が多くなっていく…。

そういった介護業界が、超高齢社会全体が抱える課題に挑み、課題解決に貢献できる企業になるためにも、より多くの事業者のサポートを行っていくためにも、組織の拡大・事業拡大を本気で行っていきたいと思っています。

——今の組織の規模感ではやれることに限界があると…？

もちろん、今までも本気でお客様の課題と向き合ってきましたよ。(笑)

法人支援事業を本格化してから約4年、「介護業界は人気がないし、採用できないのは仕方がない」と、どこか諦めムードが漂っていた中、お客様となる法人の皆さんと一緒に、出来ることを考えて共にアクションを起こしていくことで、採用活動に前向きになり、成果を出すことのできる事業者を、自分たちの手の届く範囲では増やせてきたと思います。

その一方で、「自分たちの手の届く範囲」だけではダメなんです。「まあ、そこそこやれているよね」なんて形では、全然満足できない欲張りな人間なんです。(笑)

日本中に本当に熱い想いを持ち、素晴らしい実践をしている介護・福祉事業者は、まだまだたくさんいて、その方々もなかなか採用活動まで手が回り切らなかったり、何をしてよいか分からずにいる。

私たちが、そういった想いのある事業者の皆さんのHRパートナーになり、よい人材が採用でき、定着・活躍できるような、よい組織づくりを応援することで、介護を受ける人も、その身近な人たちも、介護の現場で働く人も、「全ての人が希望を語れる社会」を実現してきたいなと思っています。

そのためにも、こんなところで満足せずに、もっともっと、自分自身や会社をアップデートしていきたいと考えています。

あたらしい仲間と共に、介護福祉業界のHR領域で、リーディングカンパニーを目指す。

——そのためにも、法人支援部門を強化するための採用ということですね。

そうですね。まず営業・マーケティング部門については、これまでありがたいことに、お客様からお問い合わせやご相談を直接頂く形が多く、そこまで積極的・戦略的な営業活動をしない中でも、ご縁を頂けている状況がありました。しかし、先ほどもお話したように事業を「手に届く範囲」で留めていてはいけないと考えています。

全国の法人の皆さんに私たちの取組を知ってもらい、実際にサービスを利用していただくためには、より戦略的に「攻めの営業・マーケティング」を行う必要があると考えています。現在、社内には営業・マーケティングの専門スキルがある人材がいないため、これまでのキャリアで営業・マーケティングなどの経験が豊富な方にジョインしてもらい、弊社の営業部門の体制構築を一緒に考えてもらいたいです。

人事・採用コンサルタントについては、現在は3名体制で行っているのですが、こちらも将来的に複数のチームがより多くのクライアントを抱えるチーム制に移行したいと考えています。今回お迎えしたい方は、将来的にそのチームの中心メンバーとして、クライアントワークを担って頂きたいと考えています。コンサルタント経験は必須ではないですが、人事部門でのご経験や、法人営業などB2Bの領域で、クライアントのニーズに合わせてサービスを提供していた経験がある方とご縁を頂ければと考えています。

——新しい仲間を迎えることで、会社・事業をこんな風に成長していきたいといった考えはありますか？

まだまだ小さい組織なので、社員一人ひとりの存在が大きい段階と言えます。なので、これまでもそうだったように、新しい仲間が加わることで、会社や事業も新しい形にアップデートさせていきたいですね。

「この人が、このタイミングで仲間に加わってくれたから、会社が成長した！」みたいな…。

具体的には、介護・福祉業界の皆さんに、「職員の採用・育成に困ったときにはBlanketに相談しよう」と、第一想起されるプレイヤーになりたいです。

私自身も学生時代に介護現場でアルバイトをしていた時に、自分自身や職員に余裕がないと、認知症の利用者の皆さんも落ち着いて過ごせず、皆がつらい思いをするという経験から、「よい介護をするには、結局は人なんだ」とずっと思っていて、人や組織に関する課題で困っている人たちの力になりたいと、事業を続けてきました。

だから、介護・福祉領域の人事・採用領域で、しっかりと結果を出して、多くの人から頼りにされる存在になっていきたいと考えています。

あたらしい挑戦に、一緒にワクワクできる人、募集。

——今回の採用で「こんな方と一緒に働きたい」という想いはありますか？

そうですね…。「柔軟に物事と向き合うことのできる人」と、「自分のキャリアに自信を持ち、新たな分野でその経験を活かしてみたいと思う人」…かな？

「柔軟に物事と向き合うことのできる人」というのは、Blanketで働く上で、とても大切なスタンスなんだと考えています。良くも悪くも成長過程で、まだまだこれからの会社です。「Blanketとはこうあるべし！」みたいな企業風土はあまりなくて、事業・サービスも同様ですが、メンバーみんなで走りながら会社自体も育てているような印象です。だから、「会社とはこうあるべきだ」みたいな、「～べき」的な考え方が強い方は、あまり馴染まないかもと思います。変化と新しさを面白がって、一緒に会社や事業、サービスをつくっていこうと思える方がよいですね。

「自分のキャリアに自信を持ち、新たな分野でその経験を活かしてみたいと思う人」というのは、今回の募集ポジションについては、そうあってほしいと思っています。営業・マーケティング部門、コンサルタントの両ポジションとも、今の私たちにない、または足りていないスキルを持つ方を仲間に加え、加速させていくための募集です。ですので、先ほどもお話した通り、「この方が仲間に加わってくれることで、事業がどのようにアップデートしていくのかな」とワクワクできるような出会いがあるとよいなと思っています。

介護・福祉業界での経験は全く問いません。別領域も含め、これまでのキャリアで培ってきた専門性を活かして、非常に難しく、でもそれ以上にやりがいがあって面白い介護・福祉業界のHRという領域で新たなチャレンジをしてみたい。そんな方に、ぜひ応募してほしいです。

「なくてはならない仕事」の未来を考える。とても難しくて、とても面白い仕事。

——別分野から飛び込んでくるにあたり、介護・福祉業界や、HR領域の魅力とは何でしょう？

「仕事においての社会への貢献実感が非常に高い」ということではないかなと、私は感じています。もちろん、世の中の仕事は全て社会に貢献しているからこそ成り立っているのですが、中でも介護・福祉の仕事はエッセンシャルワーカーとも言われるように、そのサービスを受ける人にとっては、生きていくのになくてはならない仕事です。これまで事業を続けていく中で、本当に素晴らしい実践を通して、一人ひとりの「生きる」に本気で向き合い続ける事業者の皆さん、職員の皆さんと出会いました。そんな方々の実践を人事・採用・組織づくりという側面から、応援していく私たちの仕事は、非常に意義のある仕事だと思っています。

——高齢化がますます進展する中で、その意義も高まっていくということですね。

はい。これから先、高齢化が進んでいくことで、社会のあり方も大きく変わっていくのだと思います。よりよい高齢社会の実現のために何をしていけばよいのか、どのような社会の形がよいのか、私たち含め誰もその答えを持っていないと思います。

その中で、これからの10年くらいの間で、高齢化の最前線である介護・福祉の領域で、様々なプレイヤーが出てきて、そのプレイヤーたちの前向きな実践を通して、新しいものが生まれてくることが、よりよい未来へ変わっていくきっかけになるのではないかと思っています。

前向きで、社会をよりよい方向に導く挑戦が、どんどん生まれる介護・福祉業界を、自分たち以外の様々なパートナーと連携し、みんなで一緒につくりあげていく、とても難しくて面白い仕事、なんだと思っています。

こんな仕事を「面白そう」と思ってくれて、私たちと一緒に「まだまだこんなものじゃない！」と、自分自身・会社、そして世の中をアップデートしていきたいと思ってくれる人と、今回の募集で出会えたら、とても嬉しいですね。

【現在募集中の職種】

「全ての人が希望を語れる社会」の実現を目指して、企業の成長を一緒に加速させてくれる仲間を募集中です。興味のある方は、詳細ページをご確認ください！

①法人営業・マーケティング部門の立ち上げ担当

②人事・採用コンサルタント

【PROFILE】

秋本可愛 株式会社Blanket 代表取締役

平成2年生まれ。大学生の時介護現場でのアルバイトを通し「人生のおわりは必ずしも幸せではない」現状に課題意識を抱き、2013年に株式会社Join for Kaigo(現、Blanket)を設立。「全ての人が希望を語れる社会」を目指し介護・福祉事業者に特化した採用・育成支援事業や人的課題を解決を目指す「KAIGO HR」を運営。日本最大級の介護に志を持つ若者コミュニティ「KAIGO LEADERS」発起人。2017年東京都福祉人材対策推進機構の専門部会委員就任。第11回ロハスデザイン大賞2016ヒト部門準大賞受賞。第10回若者力大賞受賞。Yahoo!ニュース公式コメンテーター。2021年よりNHK中央放送番組審議会委員に就任。