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【インターンから役員への道のり】鬼と呼ばれた男、COO高稲は何故変わったのか。マネージャーを変えたメンバーの一言とは?

本日はBEYONDBORDERSで役員を勤めている高稲さんに「BEYONDBORDERSでの働き方」についてお話を伺います。よろしくお願い致します。

高稲:よろしくお願いします。


突然ですが、以前インターン生にインタビューした際に昔の高稲さんについてのお話を伺いました。鬼のように怖くてこんな上司がいるところで働けるのは俺だけだと思ったとおっしゃっていました。

高稲:。。。はい。鬼のように怖かったのは事実だと思います。実際、数年前までは自らのやり方が絶対的に正しいという前提に、圧倒的トップダウンのマネジメントスタイルでした。その中で効率が悪かったり、ノルマが達成できなかったりするとなぜ達成できなかったのかを詰めまくるという、今考えると死ぬほど未熟で恥ずかしい自分だったなと思います。


そうだったんですね。一方で、現在の高稲さんはメンバーの意見を100%受け入れてアドバイスをくれる最高の上司だというお話を非常によくお聞きします。なぜ、鬼の高稲から仏の高稲に変わったのですか?

高稲:心情の変化にはきっかけがありました。数年前、私とメンバーの間にリーダーがいて、リーダーがメンバーの意見を吸い上げて私に伝達をしてもらう、という組織体制でした。

本来、メンバーから意見が上がればリーダーを通じて即座に僕の耳に入るはずでしたが、あるメンバーからの意見が数週間後私の耳に入ったのです。

その際に『何故そんな大切なことを先に言わないんだ。』と彼に詰め寄ると、「私がいくらお話ししても高稲さんはそれを論破するだけではないですか・・。」と言われました。その時ハッとしたんです。この状態が慢性化すると僕が原因で組織がおかしくなるなと。その時の情景は今でも結構鮮明に覚えています。

会社として常に改善していくことが一番の成長だと言っているのにこれでは何も成長しない。組織を正しい方向に導くためにも、メンバーの意見に蓋をするのではなく、フラットに聞き入れ尊重して、物事を判断することの大切さを感じました。またこの出来事は、他者からの指摘が一番自分を成長させてくれると気付かされるきっかけにもなりました。



一番左が高稲さん。この時はまだ鬼の高稲だったのでしょうか...?


だから現在はメンバーからの意見やフィードバックを大切にされていらっしゃるのですね。

高稲:そうですね。みんな同じ方向を向いて、『良くしよう』としてくれている上での意見だと思うので、今ではメンバーが意見を発信しやすい状態・環境を作れるよう心がけています。 僕一人の価値観や考えだけを基に事業運営を行うと偏った組織になり兼ねず成長にも限界がくると思っているので、メンバー全員で事業・組織を作っていきたいという思いが強いです。 また似たような話ではありますが、メンバーの思いや意志も同時に大切にしています。


なるほど。意見を大切したい背景はさっきお話頂いたエピソードからもなんとなくわかりましたが、思い・意志を大切にってどういうことですか?

高稲:噛み砕くと、それぞれメンバーが『どうなりたいのか、何をしたいのか、どんな思いを持ってBBで働いているのか』を理解し尊重するようにしているということですかね。

『will-can-must』というある種のフレームワークがあるかと思いますが、will(~したい、なりたい)が叶えられる仕事内容が一番本人が前向きに業務に取り組めることだと思うので、その状態になると本人自身もそうですし、事業自体にもポジティブなサイクルが生まれることになると思っています。


そういうことなのですね!然しながら、インターン生はもちろん、社員の方々もそれぞれ違った思いやビジョンをお持ちだと思います。チームとしてバラバラになってしまいそうですが、どのようにして業務がうまく進むようマネジメントされているのでしょうか?

高稲:すごく良い質問で、時々苦戦をするところでもあります。 前提として、採用の段階で『その人がどんな思いやビジョンを持っていて、その思いやビジョンを当社で叶えられそうか。 = 当社として、その本人がやりがいを持って仕事ができる環境や土壌がありそうか』を大事にしているので、大きくずれることはあまりないですが、月日が経つ中で思いややりたいことが変わったりすることはあるわけで。そのような状況においては、メンバーの意思とそれを叶えられる業務が何かを一緒に探りに行ったり、場合によってはその方がやりがいを持って業務ができそうで且つ、組織としてもプラスになるようなポジションを新設をしたこともあります。


高稲さんがやりがいを感じることはなんですか?

高稲:2つあります。1つは先ほどお話ししたBEYONDOBORDERSで働いている方がイキイキと働いている姿を見た時です。もう1つはBEYONDBORDERSにたくさん人が入ってきて大きな組織になっていく姿を見る時です。


普段からやりがいを感じるために大切にして取り組んでいらっしゃることがあれば教えてください。

高稲:大切にしていることは2つあります。

1つ目には、上述のように各メンバーの意思やビジョンを尊重すること。 やはり各メンバーが前向きに仕事できていることが一番重要だと思っています。

2つ目に、バランスを大切にしています。例えば、スピードとクオリティ、短期的目線と中長期目線を持つことなどなどです。矛盾を持つような2つのことを両立させることは難しいですが、どちらか一方に偏ってもダメだと思っています。その中でも僕にとって一番の命題は、メンバーが前向きにイキイキと業務に取り組める状態と、売上利益を伸ばし事業を成長させるということの両立です。 イキイキと働けても収益が立たなければ、事業は潰れ、事業やメンバーが叶えたいビジョンや思いは達成されずに終わってしまいます。逆にただ売上だけを伸ばすことを考えると、半ば強制的な残業や休日出勤の発生などが起き、疲弊してイキイキと働ける状態を叶えられない状態になります。人も集まってこないでしょう。

この両立を高いレベルで達成させるためにも、メンバー全員でより良い組織を作っていきたいと思っています。


大切なメンバーとの記念写真


ありがとうございます。以上で「鬼の高稲から仏の高稲へ」編を終わりにします。次回は「イチゴ倉庫から世界へ」編をお送りします。創業時からBEYONDBORDERSに携わっている高稲さんに、創業時のエピソードや、どのように企業が成長してきたのかをお伺いしていこうと思います!

次回:

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