こんにちは!
株式会社Berryの採用担当です。
今回は、製造統括部でCADオペレーターとして活躍する鳥飼さんにお話を伺いました。
前職では橋の設計に携わり、現在は赤ちゃん一人ひとりの頭の形に合わせたヘルメットをつくる仕事に挑戦中です。
「唯一無二の正解がない」難しさと向き合いながら、日々スキルを磨き、前向きに取り組む鳥飼さん。
どんな思いで仕事をしているのか、Berryで感じる魅力は何か、語っていただきました!
ぜひ最後までご覧ください!
✨プロフィール✨
~鳥飼 花音~
Berry入社:2025年3月
趣味:気に入った人の配信を見ること、音楽鑑賞
橋の設計から赤ちゃん用ヘルメットへ
── Berryに入社する前は、どのようなお仕事をされていたんですか?
前職は地元の橋の設計会社で、新設だけでなく、老朽化した橋の補修や耐震設計、撤去まで幅広く扱っていました。その中でも私は主に橋の撤去に関する業務を担当していました。
── そこからBerryへ。異業種への挑戦ですね。
はい。転職活動では「せっかくなら前職で身につけたCADの知識を活かしたい」と思い、業種にこだわらずCADオペレーターで探していました。そんなときにWantedlyでBerryを見つけ、赤ちゃん用の頭蓋矯正ヘルメットという未知の分野に興味を持ちました。
さらに調べたり、カジュアル面談でお話を聞く中で、赤ちゃん1人1人の頭の形に合ったヘルメットを作るというのは前職でも私が特にやりがいを感じていた、「ひとつとして同じ形はなく、そして明確にただ一つの正解の形があるわけでもないものに対して自分なりの最善を作り上げていく」仕事にぴったり当てはまるなと感じ、この仕事をしてみたいと思い入社を決めました。
3つの工程に込める繊細な仕事
── 現在の業務について詳しく教えてください。
主に「解析」「ヘルメットデータ作成」「調整」の3種類の業務を行っています。
「解析」では、病院から届く赤ちゃんの頭のデータに基づき、頭の形の歪み度や短頭・長頭の程度を調べます。次に、「ヘルメットデータ作成」では、解析結果に基づき、個々に合わせたヘルメットを設計していきます。また、ヘルメットの装着性を高めてズレを防ぐため、定期的に「調整」も行います。
── ヘルメット設計って、とても繊細な作業なんですね。
はい。それに加えて、Berryならではの業務として3Dプリンターのメンテナンスにも関わります。造形に使うフィラメント(インクのようなもの)の交換なども日常業務のひとつで、これが意外と楽しいんです。
「ものづくり」現場の1日の流れ
── CADオペレーターとしての1日の流れも教えてください。
毎朝まず、その日の担当役割を確認します。どの業務で扱うデータも1つとして同じ形がないため、集中力が必要です。
お昼は当番制にし、上手く分かれて休憩をとるようにしています。Berryはビルの4階と7階にオフィスがあり、データセクションは7階で仕事をしていますが、お昼になると大体4階に降りて何人かでわいわい喋りながら休憩スペースで昼ごはんを食べます。
午後も引き続き業務を進め、完成したヘルメットデータを3Dプリンターに送信。その後、実際のヘルメットが造形されます。残った業務をチームでこなし、1日の業務が終了します。
CADだけど直線はほとんどなし
──赤ちゃん用ヘルメットならではの設計の特徴はありますか?
赤ちゃん用ヘルメットならではかなと思うのは、直線や左右対称がとにかく少ない点です。それこそ前職では橋を扱っていたので、基本的に線を書くときは直線ですし、カーブなどの曲線部分も計算に基づいて決められていましたので角度、径や弧の長さ、始点と終点の位置等も全て指定の数値を入力して描くことが出来ました。一方で赤ちゃん用ヘルメットの設計では、個別に調整が必要となります。断面図で見て直線的だと思った箇所は、赤ちゃんの頭全体で見るとそこだけ凹んでいるように見えたり、そういった箇所ができないように直線は駄目!という意識になるのも特徴と言えると思います。
難しさとやりがい、そして成長
── 難しいと感じる部分と、やりがいは何ですか?
ヘルメット作成において唯一無二の正解がない点です。
入社のきっかけのところにも書いたのですが、赤ちゃん用ヘルメットは赤ちゃん一人一人に合わせて作っているため、一つとして同じものはありません。なるべく左右対称に、全体として丸みを帯びた形になるように整えつつ、かつ赤ちゃんが継続して被れるようにぶかぶかにならず、今の頭の形にもある程度沿った形にしなければならないためその両者のバランスを見極めるのはやはりある程度の経験や感覚が必要で難しいなと感じます。しかし、だからこそ日々の業務全てが本番であり勉強であり、数をこなして行けば行くほどにそれが経験値として自分の力になっているというのが実感でき、大きなやりがいでもあると感じています。
小さな改善が大きな進化に変わる
── 入社してまだ4カ月とのことですが、印象的だったことや意外に感じたことはありますか?
一番印象に残っているのは、社内のフットワークの軽さです。Berryでは私たちが日々使うツールのほとんどが社内開発されているので、業務中にちょっとしたバグや改善点を報告すると、早ければ数時間後に「修正しました!」という連絡が飛んでくるんです。最初にこれを体験したときは本当に驚きました。
── それはエンジニアの方が社内にいるからこそのスピード感ですね。
そうですね。しかも、誰が言った意見かは全く関係ありません。新入社員であろうとマネージャーであろうと、業務改善につながる意見ならすぐに担当部署へ伝わり、気づけばプロジェクトとして動き出していることも多いんです。私自身も、この流れで1件プロジェクトに関わらせてもらいました。ほんのちょっとした気づきや会話から大きな改善につながるのは、Berryならではの文化だと思います。
── 日々の業務の延長線上で、自然に改善が進んでいく環境なんですね。
はい。会社全体に「現状に満足しない」「もっと良いものを作りたい」という意識が浸透しているからこそだと思います。毎日の業務を通して、それを肌で感じています。」
日々進化する職場で働く楽しさ
── では、鳥飼さんが感じるBerryの魅力はどんなところにありますか?
一言で言うと、前に進む楽しさを日々感じられることです。Berryでは、毎日社内の何かが少しずつ進化しているのを実感できます。例えば、開発班の方からツールの改善・バージョンアップの連絡が届いたり、サイトのリニューアルのお知らせがあったり、過去の事例を基に製造マニュアルが更新されていたり。さらに、各改良実験の進捗もほぼ毎日共有されるんです。
── 小さな変化が積み重なって、前に進んでいく感覚ですね。
そうです。大きな改革が毎日起きるわけではありませんが、確実に前進していることを日々感じられます。自分のスキルも、日々の業務を通して少しずつ磨かれていると実感できて、「ここからまだまだ先があるんだ、もっと良くなるんだ」と前向きな気持ちになります。
── それがモチベーションにつながっているんですね。
はい。私もこの流れに乗って頑張ろうと思えますし、周りも同じ方向を見ているので、とても心地よいです。
最後に求職者の方へメッセージ
私から見てBerryはとにかく前向きで、そして実際前に向かって進み続けています。決して浮き足立っているというわけではなく、確かな知識や経験を持った方が先頭を走りつつ、後ろからもどっしり歩いてきてくれているイメージです。
転職という人生の一歩を踏み出すにあたり、Berryはきっとそれを横や後ろではなく前に進めることが出来る場所です。このページを見て、少しでも前向きな気持ちを感じて、それを良いなと思って下さったなら、是非一緒に働きましょう!お待ちしております!
鳥飼さんの言葉からは、「ものづくり」への真摯な姿勢とBerryの前向きな社風が伝わってきました。
唯一無二の製品づくりを楽しみたい方にとって、Berryはきっとぴったりな場所です。
少しでも興味があれば、ぜひカジュアルにお話ししませんか?