私たち合同会社Benech(ベネック)は、『かかわる全ての人のやりたいことを手助けする』をミッションに掲げ、Web開発およびMicrosoft ソリューションを強みにSES事業を展開する会社です。
お客様が目指すもの、そして私たちが提供できるもの。さまざまな要素を汲み取りながら、挑戦や改善を繰り返し、誰もが”嫌だ”と思うことなく働ける会社を目指しています。
今回は代表の和田さんに、創業にあたってのビジョンや、当社のミッションに込めた想いなどを伺いました!
【プロフィール】
和田 崇:合同会社Benech 代表。IT業界での経験を経て、2021年6月にBenechを創業。現在は、主にMicrosoftソリューションを中心とした業務改善やWeb開発事業を軸に展開している。
各エンジニアのキャリアに寄り添える会社を作りたかった
――まずは和田さんのこれまでのキャリアを教えてください。
元々バンドに打ち込んでいて、音楽活動に力を入れたいという理由から、新卒時は就職せずにカフェでアルバイトをしていました。ただ、労働時間と給与とのバランスなどを考慮した結果、バンドを続けるにしても正社員で働いたほうがメリットが大きいと考え、ITエンジニアを目指すことに。まずは独学で知識を身に付け、アルバイトとしてSES企業に入社しました。
4年ほど経験を積みながらスキルを高めていくなかで、とにかく自ら調べて学んでいく姿勢が求められること。そして、細かい問題解決が多く、どんどん解いていく気持ちよさがある仕事であることが面白くて。エンジニアとしてのキャリアを極めたいと思うようになりました。
――Benechを創業したきっかけは?
SES企業を退職後に、別の小さなIT企業に勤めたのですが、転職してもほぼ業務内容が変わりませんでした。どの会社に勤めても一緒の仕事をするのであれば、自分で会社を立ち上げても同じだろう、と。また、小規模な会社であったがゆえに、社長の経営手法を間近で見ることができたんです。「自分が事業を運営するとしたらこんなふうにしたい」というビジョンが見えたことも、起業への思いを後押ししました。
そこで、私に付いてきてくれた前職の後輩と2人でBenechを創業しました。でも、実際に起業をしてみると、そんなに甘いものではなかったと実感する場面も多かったですが(笑)。ありがたいことにクライアントからは継続的にお仕事をいただいているものの、将来的な見立てが難しいなと感じることも。リスクヘッジを考えだすときりがなく、見切り発車で進めざるを得ない部分もありましたね。
――創業にあたり、どのようなビジョンを描いていましたか?
大きな会社を作るというよりは、目の前のことをコツコツやりながら、中規模程度の会社にしていくことをイメージしていました。具体的には、各エンジニアのキャリアに寄り添いながら、自分の目が届く範囲で手厚い育成ができる会社です。
なおかつ、働き方にも柔軟性を持ち、給与面でも不安なく働いてもらえるように、バランスの取れた組織にしていきたい。そして、当社のミッションにも掲げているように「かかわる全ての人のやりたいことを手助けする」ことを体現できる会社でありたいと考えていました。
お客様に寄り添った課題解決と、自分たちの余裕を守ることを意識
――「かかわる全ての人のやりたいことを手助けする」というミッションには、どのような想いが込められているのですか?
このミッションは、創業から1年経ったころに、当時のメンバーと一緒に考えながら決めました。クライアントが目指すものに対してしっかりと共通認識を持ち、クライアントに寄り添いながら、真摯に課題を解決していきたいという想いを込めています。
同時に、社内のメンバーに対しても、そのような仕事の仕方を意識してほしいというメッセージを含んでいます。たとえば、日々仕事するうえで、厳しい納期を提示されたりする状況が発生しますが、そのようなときも、まずはクライアントと自分たち双方にとってwin-winな状態になることを目指していく。クライアントに対して、「納期を少しずらすことで、あとから困らないような仕様にできますよ」といった交渉をすることで、より良いものが提供できるようになるのではないかと思います。余裕がないときこそ、自分の余裕を守ることで、相手の利益を守ることができるという考え方を大切にしています。その結果、挑戦や改善を繰り返し、誰もが”嫌だ”と思うことなく働ける会社を実現したいと考えています。
――現在の事業内容を教えてください。
およそ7〜8割が、Microsoftソリューションの案件です。なかでもPower Platformを活用した業務改善の案件が多いですね。Power Platformに着目した理由は、わりと黎明期から本テクノロジーに携わっていたため、長く取り組みつづけることで知見が高まるだろうと考えたからです。また、ライトな案件から作り込んだアプリケーション開発までさまざまな目的に対応できる技術ですので、“教える”ところから“構築する”ところまで、ビジネスの幅が広い点が魅力でした。実際、日本ではローコード開発の入り口としてMicrosoftを選びがちな傾向があるため、国内のビジネスとの親和性が高いという点でもメリットがあると感じました。
そのほかに、当社は開発進行のPMやオラクル関連の開発案件などにも対応しています。現状は前職のつながりでお声がけいただいている案件に対応しつつ、アウトソースで販路拡大の取り組みも行っている最中です。
――どのような内容のプロジェクトが多いのでしょうか?
クライアント先の情報システム部などとやりとりをしながら、Power Platformを用いた業務改善のプロジェクトに携わることが多いですね。たとえば、社内で分散しているデータを一元化したい、業務の自動化を進めたいといった課題に対し、システムを構築して改善していくイメージです。
ただし、私たちが介入して一時的に改善しても、その場しのぎの処置になりかねません。ですからお客様からは、社員に対するITスキルを装着してほしい、ある程度の知識のインプットも含めて課題を解決してほしい、といったニーズをいただくケースも多々あります。まさに当社の理念である「かかわる全ての人のやりたいことを手助けする」という言葉に表現されるとおり、“先方が後々困らないようなサポートを行う”ことが求められていると感じます。そのような意味でも、各組織や現場の実態に合わせて、最適な解を提案することを心がけています。
Microsoftソリューションの豊富な知見を活かし、専門性を高めやすい環境
――今後の展望を教えてください。
現在従事している開発請負事業以外の分野にも領域を広げつつ、Microsoftソリューション全般の知見をさらに強化し、さまざまなクライアントや課題に対応していくことが目標です。そのために、現在のノウハウや強みを最大限に活かしつつ、人材採用や人材育成にも尽力していくことが喫緊の課題です。
――「人材採用」というお話がありましたが、Benechではどのような人材を求めていますか?
当社では“ちょっといい人”と表現しているのですが、誠実でクライアントに対して真摯に向き合える方。また、当社の理念に共感していただける方を求めています。特に現在は、経験の有無は問わず、リーダー的なポジションに挑戦してみたいと考える方やリーダー的な動き方ができる方を積極的に採用したいと考えています。開発経験はある程度あったほうが良いですが、教育できる環境やスキルもありますので、特別重視はしていません。
――社内の雰囲気や働きやすさについてはいかがですか?
穏やかで、優しいメンバーが多いと思います。これまではリファラル採用が中心でしたが、リファラルで採用されたメンバー同士は初対面というケースが大半のため、新規で入ってこられる方も違和感なく馴染んでいただけるのではないかと思います。
また、Microsoftソリューションに関する資格補助制度もありますし、評価制度や昇給の仕組みも明確に設計していますので、エンジニアとしてキャリアアップを目指す方々にも不安なく働いていただける会社ですね。
――Benechで働く魅力を教えてください。
Microsoftに関する知見やノウハウが充実しているため、専門的なスキルを高めやすく、手に職を得やすい会社だと思います。また、まだまだ組織の規模も小さく、ポジションもほぼ空いている状態ですので、やりたいことがあればどんどんチャレンジできる環境も魅力です。もちろん、キャリアの不安にも伴走しますし、ご本人が望むキャリアや成長イメージを踏まえて、近しい経験を提供したり、助言したりすることも可能です。ぜひ私たちと一緒に、会社を成長させていく面白さを味わってみませんか。