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「会社の中でのジェンダー平等」に取り組む若手社長が、社会課題解決にかける想いに切り込む!~BE創業ストーリーvol.1~

皆さんこんにちは、株式会社BE採用チームです。
BEの魅力を学生の皆さんにお伝えするための連載企画、BE創業ストーリーの第一弾は、代表取締役CEOの小原大拓さんです!
小原さんは幼少期からの違和感や怒りをもとに、この会社を作ったそうです。「ジェンダー格差の解消」を掲げるこの会社を設立した小原さんに起業までの経緯やその想いを聞いてみました!ジェンダーについて関心がある方や、起業したいと思っている皆さん、必見です!!

~経歴~
小原大拓 株式会社BE 代表取締役
1997年 北海道出身
2016年 慶應義塾大学経済学部入学
2018年12月 株式会社BEを共同創業、代表取締役に就任
ねことアライグマとラーメンがすき

家庭への怒りから社会への怒りに

ー簡単な自己紹介をお願いします。

小原大拓(おはらひろたく)といいます。株式会社BEの代表取締役をしています。宜しくお願いします。大学では経済学を学んでいました。3年生の夏くらいから自身での個人事業から起業準備を行い、今の株式会社BEを設立しました。


ー小原社長は大学在学中に起業されたようですが、その理由を教えて下さい。

会社のミッションとして「ジェンダー格差の解消」を掲げていますが、男性である僕がこのビジョンを掲げていることに違和感のある方もいると思います。このビジョンを掲げた理由として最も大きいのは、ずっと心の中に引っかかっていた母の姿だと思います。父がいわゆるザ・亭主関白みたいな感じで(笑) 母はずっと家にいなきゃいけなかったし、僕のこともあって自分がしたいことができていませんでした。もちろん、それも一つの選択と言ってしまえば簡単なことですが、「結婚って、こんなに女性を檻に入れておくようなものだったのか」と違和感を感じていました。そういう、女性だからという理由で、結婚した瞬間に自分自身の未来が閉ざされる、そんな社会に対して、そして父親に対しても強い怒りを感じていました。

ーなるほど、それが原体験になったわけですね?

はい。それが原体験の一つです。大学に入ってから、そういった家庭内格差を改善したいと思い、「パパトレ」という男性向けの家事育児メディアを立ち上げました。

ー今と違う事業なんですね

ええ、当時は自分の家庭のような家庭を少しでもなくしたいという思いでやっていました。その時はまだ個人事業のような形でやっていたので、起業という選択肢が入ったのは比較的最近の話なんです。

ー何かきっかけがあったんですか?

そのきっかけは、就職活動中の女性の先輩が、ある企業の役員面接を受けたときの話を聞いたことでした。その先輩が「この会社で働きたい」と思っていた矢先、「結婚とか出産をする気はある?」と言われ、したい意思を伝えると、「キャリアか結婚か、どっちも手に入れるなんて無理だよ」と鼻で笑われ、そのままその選考は落とされてしまいました。
そのとき、僕の積み重なった違和感が爆発しました。「あ、おれの家で起こっていたクソみたいな状況は家の外でも起こってたのか、こんな社会全体を変えなきゃだめだ」と思って。そういった「女性として産まれたから」という理由で選択肢を消され、侮蔑される社会に対して改めて強い怒りを感じました。だから私は、多くの女性に同じことが起こらないように、全ての人が自分らしく、自分の働きたいような形で、働ける社会を作りたいと思い起業に至りました。


「共感」をテーマに、女性が自分らしく働ける環境づくりを目指す求人サイト「AMANEKI就活」

ーそれで、AMANEKIというサービスを考えたんですね?

はい、僕らの会社が作っている「AMANEKI」は、女性が特にペインを感じやすい、会社組織でのジェンダー格差の解消にフォーカスしています。このAMANEKIでは、育休産休の取得率や管理職比率などの女性の働きやすさ向上の取り組みをしている企業の紹介し、仕事とプライベート・ライフイベントを両立させたい女性のニーズに応えます。長期的なビジョンにも繋がりますが、サービスの理念に共感して頂きAMANEKIにユーザーがつけば、人手不足の多くの企業では、女性の働きやすさを向上させて、優秀な女性を採用しようという社会的な流れが出来上がると思っています。
また、AMANEKIの大きな特徴は、そこで働いている女性社員の方のインタビューを掲載している点です。

ーそこにはどんなニーズがあるのですか?

私は20卒で就活をしている同級生が多くいるのですが、その中には説明会代行の業者の台頭や、口を揃えたように会社のいい部分しか見せない会社説明会に不信感を抱いている人が増えています。そんな就活生は現場で働いている人の声や、第三者の提示する客観的な指標などを集めて、会社の実態を自分で判断するようになってます。そんな中で、なかなか女性OGの方に会えず、ロールモデルや前例を探して不安になったり、だれの言葉を信じればいいかわからなくなってしまう就活生の皆さんの道しるべになろうと思いこのサービスを立ち上げました。

全ての人に自己実現のチャンスがある社会に

ーサービスのターゲットは女性に限定されるのですか?

いえ、弊社の企業理念は「全ての人に自己実現のチャンスを」というものです。つまり、ジェンダー格差の解消や女性が抱える課題の解決のみにとどまっていません。
女性の課題を最初にフォーカスしていますが、これは現在はジェンダー格差を強い課題として認識しており、僕の周りで苦しむ女性の就活生の痛みを解決するサービスを作りたかったからです。
同じように、男性でも育休をとりたくても否定されたり、転勤のないエリア職の選択肢は男性に与えられにくかったり、実は男性もジェンダーというくくりによって選択肢を狭められています。そういった先天的要素によって可能性を狭められている方々の人生を照らせる存在になりたいと思っています。
ジェンダーは、その人の大切な要素で、そして変えることが難しいものです。そして起きている時間の大半を過ごすことになる職場という存在は、その人の自己実現や幸福度合いの大きなキーの一つです。それだけ人生の大きなウエイトを占める職場で、先天的なものによってその人自身が否定されることなど決してあってはなりません。
僕たちは、全ての人が描いたままのキャリアを実現することを応援します。そして、すべての人が公平に自己実現のチャンスをつかめる社会のために走ります。


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