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Why?Baseconnectでは、実際に働くメンバーの「なぜBaseconnectで働くのか?」にスポットを当てて、インタビューをしていきます。今回は、Data Manufacturing チームのインターンとして活躍する大島伊織さんにお話を伺いました。
※Data Manufacturing チームとは、Baseconnectが提供するデータを製造する部署のことです。
自分の市場価値が高められるような経験がしたい
僕は大学生になるまで人口が約4000人の小さな町で暮らしていました。その町では大学に進学する人でさえ珍しかったので、実際に大学に入学してから中学受験をしている人もいると聞いて衝撃を受けました。
あまりにも自分が育った環境と違っていて焦りを感じたんです。でも今は大学生という同じスタートラインに立っているのだから、自分なりに一生懸命に頑張ろうと決めました。
そんな僕にとって、入学式のときに在校生代表の方が「大学は人生の夏休みです。たくさん遊んで、楽しい思い出を作って下さい。」と話しているのを聞いてチャンスだと感じました。このタイミングで自分を成長させることに力を注いだら、受験などを通して早くからたくさんの力を付けてきた人たちに追いつけるかもしれないと思ったからです。
そこで、1回生では海外留学に行き、サークル内ではリーダーを務めるなど、自分を成長させるために様々なトライをしました。そうして2回生も後半に差し掛かった頃、就職した先輩から仕事の話を聞くうちに、ビジネスという結果が求められるフィールドが一番成長出来るのではないかと思い始めたんです。そうしてインターン先の企業を探し始め京都では珍しいベンチャー企業のBaseconnectの存在を知り、すぐにここで働こうと決めました。
一般的なインターンシップといえば、セールスやマーケティング、エンジニアなどが多いと思うのですが、僕が所属することになったのはデータを製造するという変わったチームです。メンバーも社員3名、アルバイトが約150名と特殊な組織でした。
主な仕事は、チームの業務マニュアルを改善することからスタートしました。業務内容についてほとんど知らなかったので、改善ポイントを発見するために、まずは大量の資料を読み込んでいきました。マニュアル通りの仕事をすることはよくあると思うのですが、マニュアルという仕組みを作る側に立つのは新鮮でとても面白かったです。
そこから徐々にディレクターとしての仕事も任され、チームメンバーのマネジメントにも関わるようになっていきました。チームメンバーは僕より年上の方が多かったですし、教えていただくことも多く、少しずつ信頼関係を築いていきました。
日々の仕事は慣れないことばかりでしたが、誰かに言われるがままに仕事をするのではなく、実践を通して学んでいくスタイルにとてもやりがいを感じました。そのやりがいに強く惹かれて、3回生から休学してインターンとしてフルコミットすることに決めたんです。
プロジェクトマネージャーとして初めて味わった挫折
一番印象に残っているのは、新規プロジェクトのマネージャーとしての経験です。社員の方から声を掛けられたとき、仕事も順調にこなせていて少し自信がついてきた頃だったので、認めてもらえたようで嬉しかったですし、挑戦したいという想いですぐに引き受けました。
やる気満々で、早速社員の方からプロジェクトの目的を共有してもらい、理想とするゴールをイメージすることは出来ました。しかし、そのゴールにたどり着くまでの道筋を立てていくうちに、どこから手を付けたら良いのか分からなくなってしまったんです。
今思えば、その時すぐに周りのメンバーに相談したり、社員の方を頼ったら良かったと思います。けれど、自分がプロジェクトマネージャーなのだから、周りの人にかっこ悪いところを見せたくないという気持ちが邪魔をしました。
それに、社員の方の役に立ちたいという想いもあって引き受けたのに、がっかりさせてしまう訳にはいかないと、色んな感情がごちゃ混ぜになっていました。
そうして、表向きは元気に自信があるように振る舞いながらも、どんどんと自分の中で苦しさを抱えていって、とうとう会社に行けなくなりました。結局、突然休んでしまったことで、一緒に働くメンバーをとても驚かせましたし、大変な迷惑を掛けてしまったんです。
体調不良も重なって、会社に行けない期間は約1ヶ月間に及びました。けれど大学を休学してまで働くと決めたインターンをこのまま投げ出すわけにはいかないと、気持ちを奮い立たせて会社に連絡をしました。戻るときはとても怖かったですが、そんな自分の心を救ってくれたのは、責めずに暖かく迎え入れてくれたメンバーの存在です。
特に印象に残っているのは、先輩から「私も昔、同じような経験をしたことがあるよ。」と声を掛けてもらったり、社員の方からは「それだけ辛いのは、本気で向き合ってくれた証拠だと思う。でも相談して欲しかったなぁ。」と言ってもらえたことです。今、バリバリ働いている社員の方も同じように苦しんだ経験があると知ってとても励まされました。
こうして学生のうちに、挫折から立ち直り、自分の弱点を知る体験が出来たのはBaseconnectで働いたからこそだと思いますし、そんな自分の弱さを受け入れてくれて、また仕事を任せてくれたメンバーにとても感謝しています。そのおかげで、2回目のプロジェクトマネージャーの仕事は無事に成功させることが出来て、会社の売上にも貢献することが出来ました。
望めば誰もが挑戦できる環境
Baseconnectはインターンも社員も関係なく、自分がやりたいと思って手を挙げれば、きちんと信頼して仕事を任せてもらえる環境があります。なので裁量権を持ち、責任のある仕事をしたい人や、成長機会を求める人にはぴったりな場所だと感じています。
僕がもう一度トライしたプロジェクトマネージャーの仕事では、主にデータ製造に関して一任されました。社員の方とは、定期的に状況を共有したり、フィードバックをもらいながら一緒に進めていましたが、主にオペレーションの作成などを自分で考えて、チームメンバーを巻き込みながら進めていくことが求められました。
今度こそ成功させるぞ、という気持ちで必死に考え、ひたすら手を動かしていく毎日はとても大変でしたが、こんな風に学生のうちに何度も挑戦出来る機会をもらえたことがすごく有り難かったです。
僕はこの場所でたくさんの挑戦と失敗をして「出来ないことを出来ないとなかなか言えずに1人で抱え込んだまま走り続けてしまう。」という自分の弱点に気が付くことが出来ました。今はそんな自分と向き合いながら、分からないことは周りの人のことを頼って、協力してもらいながら取り組むようにしています。
また、もうすぐ社会人になりますが、仕事を通じて大きく成長し続けるために、時には気持ちのゆとりも大事にしようと思うようになりました。
Baseconnectには、組織文化として大切にしている考え方がいくつかあるのですが、その中の1つに「余白を持つ。仕事にも時間にも心にもゆとりを持とう。」というのがあって僕はそれが好きなんです。今後も余白の時間も持ちつつ、精一杯仕事に打ち込んで、長期的に高いパフォーマンスが発揮出来るような人を目指したいです。