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社長室の米田です。
第5回のメンバー紹介は、Eコマースプラットフォーム「BASE」の開発プロジェクトの企画・ディレクションを行っているProduct Managementグループのメンバーにインタビューしました。
【Profile】
坂東 直人(ばんどう なおと)
Product Design Division Product Management
新卒で株式会社コロプラにクライアントエンジニアとして入社し、「白猫プロジェクト」の開発に従事。その後、プランナー・ディレクターとして同タイトルや「黒猫のウィズ」の開発・運用に従事。2018年5月にBASE株式会社に入社。ショッピングアプリ「BASE」の企画・ディレクションに携わった後、現在はネットショップ作成サービス「BASE」の企画・ディレクションに従事している。
山形 尚子(やまがた しょうこ)
Product Design Division Product Management
新卒でSI企業に入社。ITコンサル、事業会社などで10年間エンジニアとして従事。エンジニアとしての代表実績は株式会社一休での「一休.com」のリニューアル。2017年に株式会社アイスタイルに入社しWebプロデューサーに転身。美容のプロフェッショナル向けサービス「@cosme PRO for Beauty Specialist」の立ち上げに参画。2018年6月にBASEに入社し、Eコマースプラットフォーム「BASE」の企画・ディレクションを担当する。
大内田 喜一(おおうちだ よしかず)
Product Design Division Product Management
2013年にLINE株式会社に入社し、法人向けの営業・事業企画・マーケティングを担当。退社後、オフショアでエンジニア、スタートアップでの事業開発を経て、2018年12月にBASE株式会社に入社。Eコマースプラットフォーム「BASE」の企画・ディレクションを担当。
現在担当している業務について教えてください!
坂東:現在はプロダクト開発に必要なログ基盤の整備にメインで携わっています。ネットショップ作成サービス「BASE」の管理画面をショップオーナーさんがどういう使い方をしているかを可視化するプロジェクトです。もちろん現在でもGoogle Analyticsやアクセスログなどから基本的なデータを見ることはできるのですが、「BASE」の成長やショップオーナーさんの成長を鑑みると少し物足りないとと思い、どういうデータを取得してどう意思決定に役立てるのかを考えてログ設計をしています。
プロジェクトとしては始めたばかりで、現在は社内でどういう課題があるのかをヒアリングしているところです。
山形:現在はネットショップ作成サービス「BASE」の既存機能のリニューアルを担当しています。今は企画フェーズなので、ユーザーにどんな体験を提供すべきか、そのためにはどんなプロダクトにするのかをデザイナー、エンジニアのメンバーと一緒に考えたり、数値的にどのくらいの影響が見込めるかを見積もったりしています。
大内田:現在は、「BASE」の拡張機能であるBASE Appsの新規Appの企画を行っています。
これまで担当したプロジェクトですと、ショップページを作成する際のデフォルトテーマのリニューアルや、BASE Appsの1つである予約販売Appのリリースに携わりました。予約販売Appは、入荷前の商品や受注生産型の商品を先行販売し、予約注文を受け付けることができるAppです。
それでは、BASEに入ったきっかけを教えてください!
坂東:前職はスマホ向けのゲームを作っている会社で、自分たちがエンターテイメントをお客さんに提供する側だったのですが、次第にそういった価値を作り出す人たちを増やしたり、作りやすい環境を作ることができればいいなと思うようになりました。
BASEを知ったきっかけは、音楽をやりながらモデルもやっている知り合いが、自分の楽曲やポートレートを「BASE」で販売しているのを見たことでした。その人は自身のルックスを活かしたセルフブランディングができていて、それで「個人でもこういうこともできるんだ」と思ったんです。
プライベートでは音楽を作ったり絵を書いたりしている人と関わる機会が多いんですが、大半の人はアーティスト活動以外で別のお仕事もしているんですね。そういった人たちがもっとハッピーになるにはどうしたら良いんだろうと考えたときに、個人の表現に対してもっとかんたんにお金という対価をもらうことができるといいなと。個人の表現とお金を交換できる場所はどこだろうと考えたときに、「BASE」がぴったりだなと思って入社しました。
山形:私は2年半ほど前にエンジニアから企画職に鞍替えをしました。企画というのは、率先して未来を描いていく仕事だと思っているのですが、自分がどんな未来なら信じられるだろうと考えた時に、「個のエンパワーメント」というキーワードがいちばんしっくりきました。社会の変化の方向として過去から考えた時に自分なりに腹落ちできたということと、インターネットとの相性の良さが理由です。転職活動をしていた当時は、個人が価値を発信してその対価としてお金を得るという事業領域に興味を持っていました。BASEのミッションは、まさに自分がやりたい領域と重なる部分が大きかったので、入社を決めました。
大内田:前職では、日本の人口の半分以上がほぼ毎日利用するようなマス向けのインターネットサービスに携わっていました。それ自体はとても有意義だったのですが、仕事をする中で影響を与えるユーザー規模感などではなくもっと一個人の人生に「深く」関わるプロダクトに携わりたい気持ちが段々と強くなっていきました。
そんな中で、僕の友人にはアパレルや料理家として個人で活躍している方々がいるのですが、そういったクリエイターの方はものづくりに向き合う時間で手一杯で、インターネットビジネスを理解する時間がないことが分かりました。
例えば「沢山あるSNSをどうやって使い分ければ良いの?」といった基本的とも思える質問もよく受けて相談に乗っていました。IT業界に長くいる僕にとっては当たり前に知っていることが、対クリエイターの方にとっては大きな価値になることが多々ありました。
そういった仕事への価値観の変化や友人などの影響から、一個人の人生に深く関わることができ、自分としてもこれまでの経験が活きそうなBASEは良いなと思い、入社しました。
入社していくつかのプロジェクトのリリースに携わりましたが、リリース前後にショップオーナーさんにヒアリングをさせてもらう中で、オーナーさんの熱量を実感することが多々あり、とてもやりがいを感じます。
BASEに入社されてからこれまでで、印象的だったことや、実は大変だったことなどはありますか?
坂東:そうですね、僕が入社した当初に驚いたのは過去のプロジェクトの資料がなかったり、どういう背景で現在その仕様になっているのかといったドキュメントがほとんどなかったことに驚きました。正直、最初のキャッチアップには少し苦労しました。なぜドキュメントがなかったのかを考えると、おそらく「BASE」というプロダクトの成長の過程で、プロダクトの成長スピードを最優先にして開発をしてきたからなのかなとは思いました。
ただ今後よりたくさんの人が関わってプロダクトを作っていくのであれば、プロダクト成長を最大化させるためにも、経験やノウハウを積み上げて次に繋げたいという思いがあり、現在はドキュメントを残すようにしています。といっても特別なことをしているわけではないですが…どういう話の流れだったとか、なぜその意思決定をしたか、ということを今後入社してくる方々が見ても分かるように議事録に残しています。
大内田:僕も入社した時は、自分があると思っていたドキュメントがないこともあってびっくりしました(笑)でも坂東さんがかなりドキュメント残してくださってて助かりましたね。
特に僕は企画者の身として存在している限り、今取り組んでいるプロジェクトメンバーやその他のメンバーにとって分かりやすいことはもちろんのこと、未来のメンバーに向けても「意思決定プロセスの可視化」は徹底したいと思っているので、Product Managementチームを筆頭にそうした組織にこれからしていれければなとは思います。
山形さんは大変だったことはあったりしましたか?
山形:入社して1年ほどたちますが、やりたい事業領域で仕事をさせていただけていること、しかもまだまだ前例の少ない領域で正解のわからないチャレンジをさせていただけていることへのハッピー感が大きいので、実は大変だったと感じたことはないかもしれません。もちろん、成長過程の組織なので、まだまだ改善すべきところはあると思います。良いプロダクトを”速く”提供するために必要な改善はやっていきたいです。
早くプロダクトを出す、ということに関して意識していることはありますか?
山形:BASEには、実現力が高く、プロダクトへの愛情も強いメンバーがたくさんいます。デザイナーもエンジニアも私たちの意見を待って動くという文化ではありませんし、それぞれのメンバーがプロダクトに対してオーナーシップをもって日々貴重な時間を使ってくれています。私たちの仕事は、そういったメンバーをつなぎ、それぞれの得意分野で思いきり力を発揮してもらうことだと思っているので、当たり前のことですが自分よりも周りのメンバーの時間を優先したり、必要になりそうなものを先回りして用意したりできるように心がけています。
では最後に、今後の取り組んでみたいことを教えてください!
坂東:個人的には海外でも利用されるプロダクトに興味があります。SNSなどが発達していて国と国の境目がなくなりつつある中で、「BASE」も海外の人と価値交換ができるようなプラットフォームになったらいいなと思っています。
山形:オーナーズの中には個人で活動されている方もたくさんいらっしゃいます。個の時代と言われ少しずつ整ってはきているものの、まだまだ会社で働く人が多い社会で、個人で活動されているからこそのご苦労があるかと思います。まずはEコマースプラットフォームとして「BASE」の役割を磨くことが直近の目標ですが、その先は、そこ以外でもタッチポイントを増やし、オーナーズの人生のパートナーとして、より広い領域でお役に立てるようにしていきたいです。
大内田:僕も坂東さんと一緒なんですけど、海外でかんたんに集客・販売できるプラットフォームに興味がありますね。「BASE」のショップさんに限らず、まずは日本で頑張ってから海外にチャレンジするという順番で展開されるショップさんが多いかと思いますが、いきなり海外の市場にチャレンジしてそれから日本で販売するという順番での展開もできると興味深いですよね。「BASE」のショップさんでそういった事例を作っていけるようなプラットフォームになれたら嬉しいですね。