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就活生と社長を食事会の場を通じてつなぐマッチングアプリ、「社長メシ」(運営会社:株式会社ユナイテッドウィル)。
就活生は社長がセッティングした食事会に応募することで、食事しながらお互いの理解を深めることができるという新たな就活プラットフォームです。今回は新型コロナウイルス感染症対策として、Google Meetで「オンライン社長メシ」を開催。弊社CEO中瀬幸子が「IT業界のビリーアイリッシュ!?」として、現役大学生からリアルな質問に全力回答いたしましたので、ご紹介します。
オンライン社長メシ当日の流れ
1、中瀬より学生時代のエピソード交えた自己紹介
2、参加者大学生の自己紹介
3、(各々の飲み物で画面越しに)乾杯
4、質問タイム
参加してくださった学生紹介
・Sさん(男性・関西在住の大学生22卒)
・Mさん(男性・関東在住の大学生21卒)
・Hさん(女性・関西在住の大学生21卒)
オンラインでゆるーい雰囲気ではじまった社長メシ。
オフライン違って雑談の間が中々難しいですね。
そこにCEO中瀬が登場、順番に自己紹介。
中瀬より会社概要を知りたいか確認するも、皆さん答えは「No」。
CEO中瀬幸子という人物の考えをリアルに聞いてみたいという気持ちが上回る印象です。素直な反応に中瀬もワクワクが止まらない様子でした。早速質問タイムが始まりましたので、以下ほぼノーカットでお伝えします。
では、まずは簡単に私(中瀬 幸子)の自己紹介をしますね。
というよりも、私が皆さんと同じ歳くらいのとき、どんな人物だったかお話ししますね。
皆さん今日、こうやって「社長メシ」に参加したり意識凄い高いとおもうんですけど、
私は全然意識低い系学生でした。(笑)
けど、大学生のときにフィリピンへ留学し、現地の子供たちが戸籍も持たず、十分な教育も受けられず、ゴミ山のそばで衣食住している様子を目の当たりにしたことがきっかけで雇用が社会に与える影響や貢献を深く考えるようになりました。それと同時に、「自分には何ができるのだろう」と考え、自分の「長所を活かせる武器」が欲しくなったんだよね。大学卒業後入社した大手メーカーで新卒でソリューション営業3年やっていた最中に、IT業界で活躍するエンジニアに出会い、自分の長所を活かして社会に貢献したく起業し、Avintonは今年11年目を迎え、従業員数200名越える大所帯になりました。
Avintonジャパンでは、貴社では若いうちから裁量を与えられますか?
営業やHRなどバックオフィス系は第2新卒から活躍していますが、うちは新卒だからといって業務を制限することなく、その人の実力をみつつ、どの担当がいいか見極めている。若手だけど大手クライアントを担当する人もいます。
一方で、エンジニアはかなり裁量権があるほうだと思います。例えば、数年前に入社した新卒メンバーがひとりで海外へ出張したり、今年入社した新卒社員4名は既に外国人チームのプロジェクトに入っていたり。
これは思いつき配属ではなく、Avintonでは入社1年前、内定時期から技術研修が行われているから。彼らのやりたいことや将来のビジョンを聞きながら、プロジェクト配属に向けて準備していきます。
きっと大手企業は実力主義だから、Avintonみたいな希望配属は難しいけど、ベンチャーはやる気でプロジェクトをとっていける環境といえる。人数が少なければ少ないほど責任者になれる可能性は大手よりあります。1つのプロジェクトは4、5名の小規模体制でやっているケースがほとんどです。
ベンチャーで働く醍醐味はぜひ「凡人がエリートを超える「たった1つの選択 #マコなり社長 #生産性 #仕事術」」をご覧ください。
今後の事業展開や目標はありますか?
目標は自社サービスである、「エッジAIカメラ」と「ビックデータクラスター」を日本、世界に展開拡大し、売上の半分(10億円)は自社サービスで占めたいと考えています。
▼自社サービス▼
・ビッグデータクラスター
・エッジAIカメラ
なぜ成長を求めるのか?
それはお金がある会社ほど人の教育、研究開発など社員への機会提供に使えるから。
世界の億万長者である実業家たちが他者の成長に投資したり社会貢献する原理と同じです。Avintonは若手新人を教育する体力がついてきました。私は学生時代の海外ボランティア活動で訪れたフィリピンでの体験をきっかけに、雇用や人にチャンスを提供するという貢献を自分の生き方にしたいと気付いたんです。そのとき、自分が得意だった分野はセールスだったので、自分の強みを活かして他者貢献してお金を頂く、そんなことを実現したいと思って、事業を開始しました。
大切にされている価値観や人生観はありますか?
好きな価値観は「挑戦」ですね。どんどん大人になって培ってきたものは「貢献」っていう価値観。20代のとき、「文系で、そこそこ英語ができる自分に何ができるのだろう」と悩んだことがありました。それから沢山の優秀な経営者に出会い、私が見つけた価値観は「貢献」。なぜなら、貢献している人のところには、人が集まってくるんです。これって良いサークルですよね。
先般の新型コロナウィルス感染症での実業家たちの貢献といえば、孫正義社長は寄付金で日本一、ビルゲイツはワクチン開発に多額のお金を寄付しています。
なぜ、彼らがそんな風にできるのだろう、どんな過去があったのだろうと疑問に思って調べたことがあります。彼らの共有点は、「稼いでいないときから貢献していた」ということ。例えば、年収200万のときから毎月1000円をユニセフに寄付するとか、貢献することはいつからでもできるんです。
中瀬さんのTwitterを拝見しました、「未経験エンジニアでも活躍できる人の特徴は?」という質問で「誰かに貢献したいという強い気持ちがある人」とおしゃっていましたが、他に求める人物像はありますか?
「元気がある人」ですね。これは、すごい重要。なぜなら成功している人、成果を出している人ってみんな元気がある。日本人って世界でもトップ5に入るくらい元気がない国民なの。先進国の中で「勉強しない国No.1」です。だから反対である、元気があって勉強好きな人って、それだけで目立てる。
あと、子供ってすごい元気だけど、だんだん大人は元気がなくなってくるんですよね。けど、起業家や伸びている会社のエグゼクティブは超元気。あと、元気がある人はきちんと自分をコントロール、他者目線で行動ができる余裕があると思う。ビジネスマナーの挨拶も身なりも全て相手のためにあるもの。社会人がスーツを着て身なりを整えるのも相手のためですよね。元気に過ごしまわりを明るくできるのも、他者を配慮した最高の貢献だと考えています。
あと、何かを自分で考えることのできる癖が大切。インターネットにある情報をそのまま信じてはダメ。メディア媒体には裏の目的がある。ネットだけでなく、書籍を読んだり、人に会ったり、お金を払って情報を得ることが大事です。皆さんのように社長メシに参加するだけで素晴らしいです。私が就活中のとき、実は意識低い系だったので。会社説明会では前列には座れなかったタイプです(笑)
お子さんが2人いらっしゃると伺ったのですが、仕事と家庭の両立はしやすい環境ですか?
両立しやすい環境です、うちは成果主義だから。子供ができると、必然的に1日の1/3の時間は子供のための時間になります。だから、子供ができるまでに自分のキャリアを見定めたり、自分の市場価値を考えることがとても重要だと思います。市場価値が高い人間ほど、自由だから。
将来途上国でも事業を行う予定はありますか。
これまでにインドやインドネシアなどのお客様にも自社サービスを提供してきました。AIやIT分野はオフィスがなくてもソリューション、雇用を提供できます。ビッグデータ基盤はインドやインドネシアの企業様に活用されています。テクノロジーなどの発展により、書籍「ファクトフルネス」にもあるように10年前に比べて貧困者が半分に減っている。
将来、日本人がグローバルで働くことができるのか、危機感を覚えます。
Avintonが携わる5Gモバイルキャリアのプロジェクトでもテクノロジー部隊はほとんど外国人です。インド人、パキスタン人、技術的に選ばれるものは外国人エンジニア。日本人という条件がなければ優秀な外国人がどんどん選ばれていく世界です。それくらい、世界の技術スキルは圧倒的に発展しています。
日本の学生が強くなるには?日本人が勝つためにはどうしたらいいですか?
今の日本って学校を卒業したら就職するっていう1通りの考えだから、学生のうちからいろいろ経験していくことが大事だと思う。私自身、外国人と仕事をしていて既に勝てないと感じています。
オペレーションの品質、マニュアルの仕事、サービス、ケアは日本人が優れている。けど、戦略や世界数十ヵ国の外国人から尊敬されるような高いプレゼン能力をもつ外国人に、日本人は勝てない。
ビジネスを作れる学生を増やすことも大事だが、優れた外国人と共存していることのほうが大事。外国人のリーダーたちは、知れば知るほどクレイジーです。海外旅行で出会う外国人とは全く違うから。そういったクレイジーな外国人たちと一緒に渡り歩ける人物になることが大事だと思います。
今回の社長メシ、タイトルや女性社長ということで凄く目立っていましたが、普段目立つために行っていることは?
IT業界という目覚ましい成長中の産業に入ることは自分自身の成長になります。今回のコロナの影響を考えると、やはりITやAIは強いと感じてます。特にIT業界は女性少ないから、目立てつことができます。
簡単に目立てるかどうかって意外と大事なことで、何故ならチャンスが巡りやすくなるから。広い世界、人と同じことやっても目立つことが出来ないですが、自分自身で「+アルファ」となることは何か、ぜひ洗い出ししてみて欲しいです。
就活では目立たないと書類選考が通らない。独自性は社会に出てからもっと大事。効率的に質のいいチャンスを回してもらうために、どうしたらいいか考えてみて。社会的に地位の高い人は沢山のビジネスパーソンに囲まれている、そんな彼らに自分を思い出してもらえるように印象づける。結果、記憶や勘に残る人にビジネスは回ってきます。
ドラマ映画本。好きな映画は?
「最高の人生の見つけ方」と、「プラダを着た悪魔」。嫌いなのはホラー、サスペンスかな。笑
映画ってお国柄をよく表していますよね。フランス映画は人の情緒を表現していて、アメリカ映画はヒーロー。国ごとの表現の違いを知るのも面白いです。英語を継続学習する方法も、最初はディズニー作品だったけど、だんだんと洋画にシフト。英語は耳を鳴らすことが大事ですね。
印象深い国はどこですか?
遊び行くならインドネシア。外国に行きたい欲求はあまり今はない。テレカンで十分な会議ができるので。外国よりも国内の田舎にいく、景色が綺麗、アルプス、何十時間フライトしなくても良いものが日本には沢山あります。お地蔵さんにお供えものがあるのも、日本の古き良き習慣を感じることができます。コンクリートジャングルに囲まれて過ごしているから、子供と自然に触れ合える場所っていいなと感じます。
将来は田舎暮らししたいとか希望はありますか?
私は都会が好きなので(笑)Avintonオフィスのある横浜は海があって、都会的な建物、綺麗なホテル、百貨店があるなど今の暮らしが幸せです。けど、子供のことを考えると田舎暮らしもいいかなって思います。けど私は挑戦が好きだから、田舎では自分が満たされないかもですね。
学生時代に熱中したことは何ですか?
沖縄舞踊です。高校の時に好きになって熱中しました。沖縄の方言やゆったりと過ごす雰囲気が得に好きです。一方で戦争という強烈な歴史もある。そのコントラストの強い文化に惚れ込みました。5年程沖縄民謡クラブ入ってました。元々踊ることやダンスが好きで。
ガクチカってあるけど、一番は社会に出てから大きく変わりました。選択肢を広げるのは自分自身。あと、大学時代は自分の専攻に関係のない授業に出てました。あのスティーブジョブスもカリグラフィー習っていたように、自分の専門外でも視野を広げることはいいことです。今在籍している大学のリソースを上手く活用して、選択肢を広げてみてほしいです。
ノンストップ120分話し通した「オンライン社長メシ」、時間はあっという間に過ぎていきました。
「withコロナ時代の就活」、PCやスマホの画面ごしの限られた時間と環境の中で、企業選びをすることは簡単なことではありません。社長とじっくり、とことん話すことができる「社長メシ」、このストーリー記事を通して学生の皆さんの就活、自己分析などに少しでも役に立てば嬉しいです。
Avintonジャパンでは、22卒の採用を既に開始しています。
代表の中瀬が大学時代の海外インターン経験が人生のターニングポイントとなったように、大学生活最後の1年間は研究、ゼミ、学生時代にしかできないことに全力で取り組んでいただきたいと考えております。
このストーリーを読み、中瀬の考えに共感したり、Avintonに興味を持ってくれた方、私たちの仲間になりませんか?あなたのエントリーをお待ちしております。
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